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【第678回】無駄なことはいっぱいあっても無意味なことは一つもない
仕事柄「ビジネスにおいて無理・無駄を無くしていこう」という提案はするものの、人生においては無駄なことはあっても無意味なことは一つもありません。全てが学びになり、未来の自分にとっての糧になります。一見して遠回りした経験が、後に「あの時この経験をしてきてよかった」と思えたり、苦しく、辛く、悲しい経験が未来の自分や大切な誰かの助けになる経験になったりと、人生には無意味なものごとが一つもありません。どうやらそのように出来ているのです。ただ、意味のあるものにするのかどうかはあくまで本人次第。あなたはこの一年を振り返って何か2024年に繋ぐことができる学びはありましたか?きっとあったはずです。来年の目標を立てるのもいいのですが、一度振り返ってみることも大切じゃない?
【第677回】ハートで動く人にはお金は効かない
多くの経営者とスタッフの間で時々起こる「チューニングが合っていない状態」。経営者は「スタッフにたくさんお給料を払ってあげたい=もっといっぱい払うともっと頑張ってくれる」と思いがちですが、実は社長や会社に忠誠心があり、仕事が出来る社員になればなるほどあまりお金に興味が無いというケースが見受けられます。正確には「ある程度の収入までいくと、実はそれ以上を望んでいない」と言った方が正確かもしれません。ただ、経営者はどんどん社員の給料を増やせば増やすほど自己満足に陥りがちなのですが、特にハートで動いてくれるスタッフになればなるほど、社長との一対一の時間を欲していたり、成果が出ていないスタッフと明確な差を付けてもらうことを望んでいたりと、こうした若干のチューニングの誤差が発生してしまいます。現に私も会社員時代、退職を申し出た際に経営陣からの「取締役にならないか」という申し出に「いやいやいや、逆に萎えますわ」という気持ちに正直なりました。評価されて取締役に任命されるのではなく、辞めると言ったから取締役に任命するってどうよ?辞めると言ったら「給料を上げるから」というのであれば最初から上げてくれよと、どんどん悪循環です。最終的にはキレイに卒業という形にさせてもらいましたが、ハートで働く人は「お金」ではなく、経営陣からしたら「そんなことで良かったの?」ということに価値を見出してくれるものです。年末も差し迫ってきました。もし優秀なスタッフがいて、これからも働いて欲しいと思っているのであれば、そのスタッフが大切にしている家族に贈り物や手紙を送ったり、改めて場を設けて働いてくれていること、成果を出してくれていること、一緒に頑張ってくれていることに感謝する場を設けることのほうが、給料を上げるよりも効果的になることもあるんじゃない?
【第676回】仕事が出来る人は仕事が出来る人が好き
優しい人は意地悪な人を嫌います。不真面目な人は真面目にやる人を嫌います。上品な方は言葉遣いや立ち振る舞いが美しくない人を嫌います。このように基本世の中は「類は友を呼ぶ」なので、あなたが「こんな人と一緒にいたい」と思うのであればあなた自身がそのような人にならなければいけません。ならなくても「なろうとする姿勢」は持たなければいけません。仕事が出来る人と一緒に、ストレスなく仕事がしたいと思うのであれば、あなた自身が仕事が出来る人にならなければいけません。もしそうなれないのであれば、お金をたくさん支払って仕事が出来る人に一緒にいてもらわないといけません。でも基本お金は支払いたくないですよね?だからこそあなたが仕事が出来る人であろうと努力するのです。そうすれば、おのずとあなたの周りは仕事が出来る人しか寄り付かなくなります。礼節をわきまえているか?自分から率先して気持ちの良い挨拶、気持ちの良い雰囲気を作れているか?メールの返信を怠っていないか?謝罪する際はメールやLINEではなく、直接お会いしてもしくは最優先で電話で直接謝罪出来ているか?仕事が出来る人は何もミラクルプランを練る人ではなく、基本がしっかり出来ている人です。そう考えると結構イージーじゃない?
【第675回】続けて見ないとわからないことがある
先日ギターが上手なクライアント様とのミーティングの際に今まで独学でやってきたギターのレベルアップを図りたいとマイギターを持参し、あーだこーだ教えていただたのですが、結論としてはギターが上手になりたければ「とにかく弾け」とのことでした。どれだけ教本を呼んでも、YouTubeを見ても弾かなければ上手くならない。続けなければ上手くなれない。ただ、弾き続けると最初難しかったことが難なくこなせるようになる。これって仕事も一緒ですよね。嫌なことがあってすぐ辞めていると何も学べない、何も身に付けられない。ただ、ときにはグッと我慢して続けてみると後になって「あの時は嫌で嫌でしょうがなかった上司が言っていた意味がやっと分かった」「あんなに最初はいろんな人にご迷惑をおかけしていたのに、今では会社の誰よりも上手に出来るようになっている」など「続けたからこそ分かること、続けたからこそ見えるもの」があります。そうなると益々仕事が楽しくなってきます。だからもっと成果が出てくる、そうすると益々楽しくなる。今の時代基本「逃げてもいいよ」という考えが主流になっているように感じますが、逃げていいよと言った人がずっとその言った相手を責任を持って守っていけるのであればいいですが、世の中なかなかそうはいかないもの。時には「逃げてんじゃねぇよ」と言ってあげることも愛情じゃない?
【第674回】クライアント様に背中を押していただく
弊社は創業以来、中小企業に特化して顧問契約を結んでいます。低額の定額制にて、通常のコンサルタントの顧問料¥30万/月がなかなか工面できない企業を中心に「ハートが綺麗な人で、経営に困っていらっしゃる人で、紹介制」という条件で顧問契約を結んでいるのですが、基本顧問契約は年商10億以下の企業が多いです。その理由としては、大きい企業とすることに私自身面白みを感じないからです。会社組織が大きくなればなるほど経営者との距離も遠くなり何かを始めるにも携わる人が多い=時間がかかる+ちゃきちゃきできないという理由と、「経営に困っていない」という理由でお問合せをいただいても基本お断りしていました。ただ、2023年はみなさんがTVコマーシャルで見るような有名な企業から3社も顧問契約のご要望をいただきました。ただ、最初はお断りしようとしていたのですがそのことをクライアント様に何気なく言ったところ「行けよ!!」とのこと。理由をお伺いしたところ、「お前が有名になればなるほど、お前と付き合っている株式会社BENchmarkクライアントたちの格が上がる」とのことでした。「うちに出入りしている顧問は、あの〇〇の顧問している人なんですよ」と言えるだろ!とのこと。それを言われたとき、自分の成功は自分だけのものじゃないんだな、現に私もクライアント様達がどんどん成功され有名になられているからこそ自分自身の価値を上げてもらえているので、逆もあるのだなとお恥ずかしながらこのときはじめて気づきました。ロック魂で、自社ホームページのスタッフ紹介でも記載していますが、「基本大手とはお付き合いしないのが粋」と思っていたし明言していたので、念のため各クライアント様に「こんなとこと今後お付き合いしていくかもしれないんですけど…」と相談がてらご報告したところ、みなさん口を揃えて「すごいじゃん!」「やったじゃん!」「またパワーアップ出来るじゃん!!」と嬉しいお言葉を添えていただき、改めて自分は本当に素敵な人たちと時間を共有させていただいているんだなと思いました。ということで東京や大阪などに行く頻度も増えておりますが、その度に気付くこと、学ぶことが多く、自身のパワーアップに繋がっています。ただ、この成長は全て私を応援してくださる、信じてくださる、愛してくださる人たちのお役立ちに尽くすためのもの。自分が成長し、それが大切な人の役に立てるのであれば、問答無用で成長するしかないんじゃない?