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【第679回】クリスマスで想うこと
私には中学1年生と小学5年生の息子がいます。毎年12月になるとこどもたちにそれとなく探りを入れてプレゼントを用意し、プレゼントを隠し、夜中にアラームを鳴らして子供たちを起こさないようにプレゼントを枕元に置き、翌朝子供たちが喜んでいるかソワソワしながら朝起きて「サンタさん来てくれて良かったなぁ!」と三文芝居をするというのが有難いことにここ何年か続いていますが、毎年思うことは「両親のこと」です。お父さんは仕事で忙しいのによくやってくれていたな、お母さんは自分のために何か買う訳でもないのに子供たちが喜ぶようにツリーを飾って、ケーキや美味しいご飯を作ってくれて良い思い出を残してくれたな。自分は親として果たしてどれだけのことを子供たちにしてあげられているんだろう。私は相当せっかちなのですぐ怒ってしまったり、後から考えると「別にそこまで言わなくても良かったのにな」と細かいことを言ってしまったりと、その度に妻がフォローしてくれているので本当に助かっているのですが、そう考えると両親のほうがよっぽど「良い親をしてくれていたな」と思います。僕のために諦めた夢もあったんじゃないだろうか、僕のために我慢してくれたこともあったんじゃないだろうか、僕のために強がりを言っていたときもあったんじゃないだろうか、親になって年を重ねれば重ねるほど両親に対しての感謝と尊敬が増しています。クリスマスは私にとって子供たちのことと、両親のことを考えさせてくれる日です。今年は長男が中学生になったということもあり枕元にプレゼントはやめて直接手渡ししようかなと思っています。ソワソワしながら枕元にプレゼントを置かなくなると思うと嬉しいような寂しいような。ただ、こうして「親」というものをやらせていただけているのも感謝しかありません。ただこれも両親からの愛情のお陰でお手本があるからこそ。お父さん、お母さん、あなたたちの息子で良かったです。私が息子で良かったと思ってもらえるように精進して参ります。
【第678回】無駄なことはいっぱいあっても無意味なことは一つもない
仕事柄「ビジネスにおいて無理・無駄を無くしていこう」という提案はするものの、人生においては無駄なことはあっても無意味なことは一つもありません。全てが学びになり、未来の自分にとっての糧になります。一見して遠回りした経験が、後に「あの時この経験をしてきてよかった」と思えたり、苦しく、辛く、悲しい経験が未来の自分や大切な誰かの助けになる経験になったりと、人生には無意味なものごとが一つもありません。どうやらそのように出来ているのです。ただ、意味のあるものにするのかどうかはあくまで本人次第。あなたはこの一年を振り返って何か2024年に繋ぐことができる学びはありましたか?きっとあったはずです。来年の目標を立てるのもいいのですが、一度振り返ってみることも大切じゃない?
【第677回】ハートで動く人にはお金は効かない
多くの経営者とスタッフの間で時々起こる「チューニングが合っていない状態」。経営者は「スタッフにたくさんお給料を払ってあげたい=もっといっぱい払うともっと頑張ってくれる」と思いがちですが、実は社長や会社に忠誠心があり、仕事が出来る社員になればなるほどあまりお金に興味が無いというケースが見受けられます。正確には「ある程度の収入までいくと、実はそれ以上を望んでいない」と言った方が正確かもしれません。ただ、経営者はどんどん社員の給料を増やせば増やすほど自己満足に陥りがちなのですが、特にハートで動いてくれるスタッフになればなるほど、社長との一対一の時間を欲していたり、成果が出ていないスタッフと明確な差を付けてもらうことを望んでいたりと、こうした若干のチューニングの誤差が発生してしまいます。現に私も会社員時代、退職を申し出た際に経営陣からの「取締役にならないか」という申し出に「いやいやいや、逆に萎えますわ」という気持ちに正直なりました。評価されて取締役に任命されるのではなく、辞めると言ったから取締役に任命するってどうよ?辞めると言ったら「給料を上げるから」というのであれば最初から上げてくれよと、どんどん悪循環です。最終的にはキレイに卒業という形にさせてもらいましたが、ハートで働く人は「お金」ではなく、経営陣からしたら「そんなことで良かったの?」ということに価値を見出してくれるものです。年末も差し迫ってきました。もし優秀なスタッフがいて、これからも働いて欲しいと思っているのであれば、そのスタッフが大切にしている家族に贈り物や手紙を送ったり、改めて場を設けて働いてくれていること、成果を出してくれていること、一緒に頑張ってくれていることに感謝する場を設けることのほうが、給料を上げるよりも効果的になることもあるんじゃない?
【第676回】仕事が出来る人は仕事が出来る人が好き
優しい人は意地悪な人を嫌います。不真面目な人は真面目にやる人を嫌います。上品な方は言葉遣いや立ち振る舞いが美しくない人を嫌います。このように基本世の中は「類は友を呼ぶ」なので、あなたが「こんな人と一緒にいたい」と思うのであればあなた自身がそのような人にならなければいけません。ならなくても「なろうとする姿勢」は持たなければいけません。仕事が出来る人と一緒に、ストレスなく仕事がしたいと思うのであれば、あなた自身が仕事が出来る人にならなければいけません。もしそうなれないのであれば、お金をたくさん支払って仕事が出来る人に一緒にいてもらわないといけません。でも基本お金は支払いたくないですよね?だからこそあなたが仕事が出来る人であろうと努力するのです。そうすれば、おのずとあなたの周りは仕事が出来る人しか寄り付かなくなります。礼節をわきまえているか?自分から率先して気持ちの良い挨拶、気持ちの良い雰囲気を作れているか?メールの返信を怠っていないか?謝罪する際はメールやLINEではなく、直接お会いしてもしくは最優先で電話で直接謝罪出来ているか?仕事が出来る人は何もミラクルプランを練る人ではなく、基本がしっかり出来ている人です。そう考えると結構イージーじゃない?
【第675回】続けて見ないとわからないことがある
先日ギターが上手なクライアント様とのミーティングの際に今まで独学でやってきたギターのレベルアップを図りたいとマイギターを持参し、あーだこーだ教えていただたのですが、結論としてはギターが上手になりたければ「とにかく弾け」とのことでした。どれだけ教本を呼んでも、YouTubeを見ても弾かなければ上手くならない。続けなければ上手くなれない。ただ、弾き続けると最初難しかったことが難なくこなせるようになる。これって仕事も一緒ですよね。嫌なことがあってすぐ辞めていると何も学べない、何も身に付けられない。ただ、ときにはグッと我慢して続けてみると後になって「あの時は嫌で嫌でしょうがなかった上司が言っていた意味がやっと分かった」「あんなに最初はいろんな人にご迷惑をおかけしていたのに、今では会社の誰よりも上手に出来るようになっている」など「続けたからこそ分かること、続けたからこそ見えるもの」があります。そうなると益々仕事が楽しくなってきます。だからもっと成果が出てくる、そうすると益々楽しくなる。今の時代基本「逃げてもいいよ」という考えが主流になっているように感じますが、逃げていいよと言った人がずっとその言った相手を責任を持って守っていけるのであればいいですが、世の中なかなかそうはいかないもの。時には「逃げてんじゃねぇよ」と言ってあげることも愛情じゃない?