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【第688回】本当に大変な時に
帝国データバンクによると2023年11月の倒産件数は807件で20ヵ月連続で同年同月を上回っているとのこと。幸い弊社クライアント様で倒産した会社はないのですが、先日とあるクライアント様から珍しく土曜日に連絡があり、(基本私は土日各クライアント様の営業フォローのため相当忙しいのを弊社クライアント様はご存知なので)何事かと思って電話に出たところ、自分の友人の経営者が倒産しそうだけれど、何とか相談に乗ってあげてくれないか?とのことでした。現状なんやかんやで新規顧問の場合は3年先までお待ちいただいている状態なので、正直にその旨をお伝えさせていただいたのですが、ただそれを知った上での相談であることをこちらも理解しているので一度後日お話しを伺うことにしたのですが、話を聞くと銀行、税理士、保険屋、取引業者の全てから「もう倒産しかない」と言われているとのことでした。正直相当厳しいんでしょうが、私のお伝えさせていただいたことは「きっと大丈夫」ということです。決算書を見たわけではありません、本人から話を聞いた訳ではありません。ではなぜ大丈夫と言い切れるのか?それは、私に連絡をくれたクライアント様の存在です。家族以外で損得なしで「助けたい」と心底思ってくれている人が一人でもいる時点でなんとかなるのです。本人が本気で諦めずに頑張ればなんとかなるのです。現状弊社のクライアントのみなさんは絶好調でイケイケですが、8割ほどのクライアント様が最初お会いさせていただいたときは「もう死ぬしかない」くらい追い込まれていた方ばかりです。その人たちが「今超絶幸せ!」と胸を張って言ってくれているんです。それも1社や2社どころではなく30社、40社、会社員時代から数えるとなんやかんや100社以上V字回復のお手伝いをさせていただいてきた私からすると、絶対上手くいく!と思っているのです。会う前に決算書を送ってもらえばいい?と言われましたがNOです。決算書はあくまで過去の数字。未来のことは誰にも分からないし、未来をどうしていくかは自分たち次第なのです。この世に「絶対」なんてことは絶対ないんだぜ?
【第687回】真面目にやる人がアホらしくなる会社は潰れる
2:6:2の法則というものがあります。優秀な二割、普通な二割、会社に害しか出さない人が二割。面白いことにどの企業にも2割の超絶優秀な人がいて、2割の害でしかない人がいます。経営者が気を付けないといけないことは「優秀な二割を大切にすること」です。「出来の悪い子ほどかわいい」ではないですが、多くの経営者は出来の悪い2割に時間も心も割けがちになります。優秀は人は多少放っておいても大丈夫だろうと、まずはダメダメな二割に注力してしまうのですが、これがNG。なぜかというと、そうしてしまうと優秀な二割が「こんなに頑張ってるのに結局あいつばっか…」と愛想を尽かして辞めてしまうのです。もしあなたが経営者や管理署であれば、成果を出しているスタッフに時間をかけていますか?日報を書いているスタッフ、書いていないスタッフに待遇面でしっかり差を付けていますか?真面目なスタッフをしっかり評価し、不真面目なスタッフには喝を入れていますか?真面目にやる人が「もっともっと頑張ろう!」と思って働いてくれる環境を作るのが経営者の仕事じゃない?
【第686回】働かざる者口出すべからず
毎年年始研修で顧問以外の会社に新春セミナーの講師をさせていただくのですが、普段顧問をしている先と違う企業と関わって思うことは「働かない社員に限って口だけは一丁前」ということです。セミナー講師をご依頼いただく企業の経営者は「自社のスタッフにはここが足りない」という想いでわざわざ外部から講師を招くわけで、その時点でスタッフは「自分たちはここが足りていないんだ」と悟らないといけないのですが、やはり経営者のそうした思慮を把握できないスタッフだからこそセミナーの質疑応答コーナーでは不平・不満が出てきます。出来るスタッフは「うんうん」とうなずく、出来ないスタッフは不満を言う。私はセミナー講師の際、あえてかなり棘を出して講師をさせていただきます。だって経営者がスタッフに与えたいのは「刺激」だからです。クライアントの求めた以上の物事を提供するのがプロ。だからこそいつもより激しめにキツイ言葉をかけていきます。働かざる者食うべからずではないですが、働かざる者は口を出してはいけないのです。もし意見を出したいのであれば、しっかり世の為人の為に尽くし、会社に貢献してからじゃない?
【第685回】きちんとした挨拶ができて業績が悪い会社を見たことが無い
会社を倒産させるのは景気でもなんでもなくそこで働く人です。これは心底思います。景気が悪くても業績が右肩上がりの会社はたくさんあります。現に倒産していく会社は「銀行が貸してくれなかった」「景気が悪くなった」などと、全て人のせいにしています。そんなのだから倒産するのです。成功する理由、失敗する理由は五万とありますが、共通していることは「きちんとした挨拶ができている会社は業績が良い」ということです。基本が出来ている会社は強いのです。経営者は決算書の読み方や異業種交流会に行く時間があるのであれば、マナー講習の先生でも呼んで徹底的に自社の基本を鍛えていったほうが成果が出ます。むしろ挨拶をないがしろにしている会社は確実に存続できなくなります。お客様にはニコニコ愛想の良い挨拶が出来るけれど、下請け業者や飛込みでくる営業マンには愛想が悪い、こういった会社も要注意です。あなたは「ちゃんとした挨拶」が出来ていますか?もし「ぐむむ…」と思うのであれば、早急に治さないと、大の大人が挨拶出来ないって相当重症じゃない?
【第684回】明日から仕事はじめです
みなさん仕事始めはいつからでしょうか?サラリーマン時代は12月29日~1月3日もしくは4日までお休みでそこから働いていたのですが、起業してからは「せっかく企業して普段は休みなく働いているので、年末年始はがっつり休んでやろう!」と、いつも12月25日~8日くらいまで約2週間ほど休んでいたのですが、なんせ今年は他の企業でも1月9日~仕事始めというようにガッツリ休まれる会社が多いことから、これだけクライアント様と顧問契約をしていて「毎月最低でも1回は必ずミーティング」という条件をこちらから出しているからこそ、1月全然日が足りないという状況に陥って年始からワタワタしております。また、アホ過ぎる自分を呪いたいのですが、1月は毎年クライアント様以外からも新春研修講師の依頼を多々いただいており、この依頼が各社半年以上前からいただいていて、私自身2024年の1月がこんなことになるとは予想できていなくてこの結果です。ただ、これも今の私に必要だから起こっていることなんでしょうね。近い将来か遠い将来かは分かりませんが、きっと「なるほど、この時のためのあの時だったんだ!」とジャキーンと点と点が線になるときがくると思うとワクワクしますね。正直サボろうと思えばサボれるし、逃げようと思えば5~6年くらいは逃げていられるのかもしれませんが、未来の自分が振り返ったとき「よく頑張ったね過去の自分、ナイス!!」と言ってあげられるよう2024年のテーマは「ガムシャラ」です。ただ、年齢的なことを考えると20代のころのようにただガムシャラに頑張るのではなく、今まで培った知識とテクニックを駆使して「考えながら、吸収しながら、成長しながらのガムシャラ」を意識していこうと思っております。みなさん今年のテーマは何にするか決まりましたか?