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【第738回】親の影響
例えば母親(父親でも一緒)が小さいときから父親の悪口や愚痴を我が子に言っていたら子供はどう受け取るか?小さい頃は親は神と同等の力を持っているので、真正面から受け取り、心底信じ、刷り込まれた一方的な悪口や愚痴は父親に対する恨みや嫌悪に繋がり良好な関係を築きあげることは皆無で尊敬や愛情とはほど遠い感情を持ち歪んだ見方を与えてしまう一種の洗脳であり虐待になります。これと同じで、新入社員や後輩に「うちの会社はここがダメで…」や「上司の○○は分かってない」なんてことを言っていると、その呪いの言葉を受けた新入社員や後輩も見事に影響を受けて会社や上司のことを必要以上に嫌いにならなければいけません。これはあってはならないことです。人に歪んだメガネをかけさせてはいけないのです。愚痴や悪口を言った方はスッキリするかもしれませんが、言われた方、特に立場が弱い方になればなるほど「受け取るしかない」のです。自分より立場の弱い人をあなたの心のゴミ箱にしてはいけないのです。ではどうするか?先輩は会社のいいところ、上司のいいところをとことん見つけて後輩に伝え、希望と期待を持たせるのです。それが大人の役割なのです。でもどうしても見つけられない場合はどうするか?そうなった際は潔くその場を去るのです。後に残る人に悪いものを残さず、すぐさまその場を去る。一時でもあなたが選んだ会社なのであれば、少しでもあなたがお世話になった上司であれば恩を仇で返すような恥知らずなことをしてはいけないのです。気付かないといけないことはあなた自体の価値を下げているということです。新入社員が入社したり、後輩や部下が出来た際に先輩や上司がやらなければいけないこと。それは会社を好きになってもらうこと、仕事を好きになってもらうことです。あなたを好きになってもらうことではないのです。そこんとこを抑えておかないと、ただの嫌な奴、サムい大人になって見限られちゃうんじゃない?
【第737回】良い失敗ができました
起業してから5年。有難いことに企業してから毎年3月、4月は新入社員研修、年度はじめ研修の講師のご依頼をたくさんいただいております。毎年毎年リピーターのお客様、口コミやご紹介からご依頼いただく新規のお客様からのご依頼で、それこそ目が回る忙しさなのですが、先日とあるクライアント様での講師依頼の際に、超絶大失敗を犯してしまいました。結論から申し上げますと約1時間ほどの時間枠を与えられていたにも関わらずなんとスタートからわずか30分で終わってしまうというあってはならない凡ミスをかましました。今から書くことは全て言い訳です。やらかした理由は大きく3点。まずセミナー時間1時間という時間設定に完全に油断していました。いつもなら2時間話っぱなしというセミナーがほとんどで「1時間で足りるかなぁ?」くらいの余裕をぶっこいていて事前のロープレを怠っていました。次に会場の事前確認を怠ったことにより、セミナー開始直前まで資料がスクリーンに映し出されず気持ちの整理がつかないままセミナーを開始するという事前確認ミスによる焦りが生じました。最後がセミナー参加者の人数。通常であれば1人~多くても50人くらいの受講者に対してのセミナー講師の仕事が多いのですが、今回は約200人超えの人数を前にステージに立った瞬間完全にビビりました。その結果、必要以上に早口になり、途中自分でも何を言っているか分からなくなり、より一層焦るという悪循環に陥りました。と、あーだこーだ書いていますが、「準備不足」です。「お前自身がセミナー受けて来いよ状態」です。ブラジルまで穴を掘って土下座したいレベルです。慣れ・舐め・ダレという、普段わたしが嫌うことを私自身がやってしまって2週間ほど自己嫌悪です。また、セミナーの際に撮影いただいた自身の写真を見たら猫背が凄い、そして焦っているからか写真のほとんどが白目。もうここまで来たら怒りを通りこして「かわいそう」とすら思えてきます。ただ、一番かわいそうなのは貴重な時間をこんなアホに費やしてしまった受講者の方、そして何より信じて託してくださったクライアント様です。セミナー終了後超絶謝り倒しましたが「いやいや良かったよ~」という、むしろ怒ってもらったほうが1000倍楽なほど気を遣わせてしまい穴があったら入りたいどころか、もういっそ埋めてください状態でした。ただ、まだ今月内もセミナー講師のご依頼はあと5件あります。だからこそ、最近は毎日寝る時間を削りながら資料の最終調整、ロープレにロープレを重ね準備をしています。どのセミナーも大切ですが、新入社員研修はその子の一生を左右するかもしれないので責任重大です。何よりこれは自分自身に対するリベンジです。でなければこの失敗と出会えた意味がありません。失敗をパワーアップの材料にしてやろうとギラギラしております。そこまでした上で滑った日には、むしろそれは「もうセミナー辞めときや」という天からの声じゃない?
【第735回】好立地が意味を成さない
例えば店舗を出店する場合、ひと昔前であれば「立地」は商売において非常に重要なポイントでした。大通り沿いなのか?競合他社は近隣にどれだけあるのか?などなど。そうなると当然「良い立地」を選ぶとその分土地の賃料も高くなり経営を継続していくことが非常に厳しい環境で商売をしていかないといけなかったのが、ここ最近のSNSやスマホの普及で「好立地」が必要なくなってきたのです。むしろ「隠れ家的お店」を目指すのであれば、少々不便な場所の方がプレミア感が出てくるのです。何がお伝えしたいかと言うと、「今まで弱者とされていた企業が勝ちやすい」という超絶下克上時代に入っているということです。ビッグボーナス、スーパーチャンスなのです。ただ、このチャンスを掴むかどうかは自分次第。これからの時代、益々「個の力」が試される時代です。努力をしている人には最高の時代です。逆にあぐらをかいていた企業や、サボり癖が付いている人には地獄のような時代になります。自分が頑張った分目に見える成果になって返ってくるって、これほど楽しいゲームはないんじゃない?
【第732回】楽しくないと良い案はでない
わたしが常に気を付けていることは「楽しくやろう」ということです。これは前職のお世話になった会社の社長の名言ですが、「楽しく仕事をしていると、楽しいことが起こりますよ」という言葉を信じて取り組んできて、実際にたくさんの「楽しいこと」に出会えてきた実績からくるものでもあります。「楽しくやるから楽しい案が出る。楽しい案だからこそ、成果に繋がりやすい。」というのを、自分自身何度も経験しています。だからこそ、クライアント様の社内会議に出た際、暗い雰囲気や煮詰まった雰囲気になった場合はわざとギャグをぶっこんだり、一見会議とは全く関係ない会話にすり替えて空気を「楽しい空気」に持っていくときがあります。そうすると不思議なことに、先程まで眉間に皺を寄せて黙りこくっていた大人たちの皺が目尻に移動し、空気が変わるのです。楽しい空気に変わるのです。「も~、煮詰まった~、今日の会議終わりた~い!」という会議の最後の最後にふざけてみたら良い案がです。会議あるあるです。それもこれも「楽しい気分で取り組んだからこそ」なのです。最近楽しい気持ちで仕事に携われていますか?
【第729回】辞めるのなら何かを成し遂げてから
4月は新入社員の入社時期。今年もクライアント様を通じてたくさんの「新社会人」の方たちと携わらせていただきます。自社で新入社員を入れないにも関わらず、こうして毎年クライアント様を通じて新入社員と携わらせていただけることはとても幸せなことです。サラリーマン時代は、特に自分の直属の部下になると「一人前にしなきゃ」と私自身肩に力が入っていて必要以上に厳しくしてしまったりしたのですが、やはりクライアント様の新入社員ということもあり、私も程よい距離で携わらせていただけていることもあってか非常に良い距離感で指導させていただいております。ただ、新入社員研修から携わらせていただいていると、当然悩み事もしばしば相談されます。その中でも「辞めたい」という相談に関してお応えさせていただくことは「どうせ辞めるのであれば小さな目標でもいいから、何かを成し遂げてから辞めたら?」ということをお伝えしております。なぜかというと、辞めるときはだいたい「成果が出ていないから」という理由がほとんどです。「人間関係」が理由でも、その根本は成果が出ていないからこそ人間関係がぎくしゃくするのだと思います。成果が出ていない状態で辞めると、後ろめたい気持ちが出てきます。そうなると、辞めた会社の前を通れなくなるのです。だからこそ、「ワシはここまでやったんじゃい!」と言える何かを残すことによって、後ろめたさがなくなり次に繋がる自信となります。「クレーム処理をあと10件対応しよう!」「新規開拓をあと5社頑張ろう!」なんでもいいのです。自分でゴールを設定し、出来ればちょっと背伸びしたゴールを設定し、それを達成して辞める。そうすることによってあなた自身も成長できるし、会社の成果にも繋がるし、みんながハッピーじゃない?