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【第735回】好立地が意味を成さない
例えば店舗を出店する場合、ひと昔前であれば「立地」は商売において非常に重要なポイントでした。大通り沿いなのか?競合他社は近隣にどれだけあるのか?などなど。そうなると当然「良い立地」を選ぶとその分土地の賃料も高くなり経営を継続していくことが非常に厳しい環境で商売をしていかないといけなかったのが、ここ最近のSNSやスマホの普及で「好立地」が必要なくなってきたのです。むしろ「隠れ家的お店」を目指すのであれば、少々不便な場所の方がプレミア感が出てくるのです。何がお伝えしたいかと言うと、「今まで弱者とされていた企業が勝ちやすい」という超絶下克上時代に入っているということです。ビッグボーナス、スーパーチャンスなのです。ただ、このチャンスを掴むかどうかは自分次第。これからの時代、益々「個の力」が試される時代です。努力をしている人には最高の時代です。逆にあぐらをかいていた企業や、サボり癖が付いている人には地獄のような時代になります。自分が頑張った分目に見える成果になって返ってくるって、これほど楽しいゲームはないんじゃない?
【第732回】楽しくないと良い案はでない
わたしが常に気を付けていることは「楽しくやろう」ということです。これは前職のお世話になった会社の社長の名言ですが、「楽しく仕事をしていると、楽しいことが起こりますよ」という言葉を信じて取り組んできて、実際にたくさんの「楽しいこと」に出会えてきた実績からくるものでもあります。「楽しくやるから楽しい案が出る。楽しい案だからこそ、成果に繋がりやすい。」というのを、自分自身何度も経験しています。だからこそ、クライアント様の社内会議に出た際、暗い雰囲気や煮詰まった雰囲気になった場合はわざとギャグをぶっこんだり、一見会議とは全く関係ない会話にすり替えて空気を「楽しい空気」に持っていくときがあります。そうすると不思議なことに、先程まで眉間に皺を寄せて黙りこくっていた大人たちの皺が目尻に移動し、空気が変わるのです。楽しい空気に変わるのです。「も~、煮詰まった~、今日の会議終わりた~い!」という会議の最後の最後にふざけてみたら良い案がです。会議あるあるです。それもこれも「楽しい気分で取り組んだからこそ」なのです。最近楽しい気持ちで仕事に携われていますか?
【第729回】辞めるのなら何かを成し遂げてから
4月は新入社員の入社時期。今年もクライアント様を通じてたくさんの「新社会人」の方たちと携わらせていただきます。自社で新入社員を入れないにも関わらず、こうして毎年クライアント様を通じて新入社員と携わらせていただけることはとても幸せなことです。サラリーマン時代は、特に自分の直属の部下になると「一人前にしなきゃ」と私自身肩に力が入っていて必要以上に厳しくしてしまったりしたのですが、やはりクライアント様の新入社員ということもあり、私も程よい距離で携わらせていただけていることもあってか非常に良い距離感で指導させていただいております。ただ、新入社員研修から携わらせていただいていると、当然悩み事もしばしば相談されます。その中でも「辞めたい」という相談に関してお応えさせていただくことは「どうせ辞めるのであれば小さな目標でもいいから、何かを成し遂げてから辞めたら?」ということをお伝えしております。なぜかというと、辞めるときはだいたい「成果が出ていないから」という理由がほとんどです。「人間関係」が理由でも、その根本は成果が出ていないからこそ人間関係がぎくしゃくするのだと思います。成果が出ていない状態で辞めると、後ろめたい気持ちが出てきます。そうなると、辞めた会社の前を通れなくなるのです。だからこそ、「ワシはここまでやったんじゃい!」と言える何かを残すことによって、後ろめたさがなくなり次に繋がる自信となります。「クレーム処理をあと10件対応しよう!」「新規開拓をあと5社頑張ろう!」なんでもいいのです。自分でゴールを設定し、出来ればちょっと背伸びしたゴールを設定し、それを達成して辞める。そうすることによってあなた自身も成長できるし、会社の成果にも繋がるし、みんながハッピーじゃない?
【第727回】こんなコンサルタント会社は契約しちゃダメシリーズ「一番大切なこと」
長らく続いた「こんなコンサルタント会社は契約しちゃダメシリーズ」ですが、私の主観が入りまくっている選別方法ですので、あくまで「参考の一つ」くらいにとらえていただければと思うのですが、ここだけは譲れない一番大切なことは「あなたの夢を叶えようとしてくれているのか?」ということです。自分の持っていきたい方向に誘導するのではなく、しっかりヒアリングし、あなたとあなたの会社を理解しあなたの望む方向を一緒に向いて伴走してくれるのかというところが大切です。「わたしの言うことを聞きなさい」「へい!わかりました!!」だと、いったいぜんたい誰の会社なのかわからなくなってしまいます。責任もなければリスクも背負わず好きなことを言う、最悪です。そんな人に会社の舵を任せてはいけませんし、何より会社の方向性を自分で決められるのが経営者の最高の贅沢なのでそれを他者に任せるのは非常に非常に非常にもったいないのです。誰かに言われるがまま良く分からないうちに手にした成功より、自分で考えて考えて考え抜いて導き出した答えの方がよっぽど価値があるんじゃない?
【第726回】こんなコンサルタント会社は契約しちゃダメシリーズ「自分が主役」
これは独断と偏見ですが、自分の顔をガンガンだしてブランディングしているコンサルタント会社になればなるほど、経営に困っていることが多いような気がします。一般顧客を相手にする仕事であればホームページやSNSに自分の顔をガンガン出して発信していくのはいいかもしれませんが、コンサルタントはあくまで「黒子」です。主役より目立ってはいけないのです。「いかに主役を輝かせることが出来るか」を「いかに主役に隠れてやるか」が優秀なコンサルタントだと思います。自分の顔を出すことは承認欲求の表れでもあります。自信がないからこそ大きく見せる、実績が無いからこそ立派に見せる。最近弊社にコンサルタントの仕方をレクチャーして欲しいというコンサルタントの共通点です。その度に厳しいですが「コンサル業辞めた方が良い」というお話をさせていただいております。「自分が成果を出していない癖に人様に上からしったかぶった知識を教えてお金を巻き上げるとはどういったご了見でぇい!」なのです。もしどうしてもコンサル業を生業にしていきたいのであれば、どこかしろに転職でもして「圧倒的な成果」を出した上でコンサルタントを目指したほうが良いのです。それはお客様のためでもあり、何より自分のためでもあります。嘘を付きながらお金をいただいていても、心の底から幸せを感じることはできません。もしそれでも幸せと言えるのであれば、それは根っからの詐欺師なのです。仕事というのは「いかに周りの人を自身の持つ知識と技術で幸せに出来るか」です。コンサルタントとはそういった志しを持った人がやるべき仕事なのだと思います。だからこそ、「自分のブランディングに一生懸命なコンサル」はちょっと選ぶの控えたほうがいいんじゃない?