BENchmarkブログ

2025-10-24 18:18:00

【第1015回】ゴールは人それぞれ

先日クライアント様からとあるサービスをご紹介いただき、そのサービスを扱う営業担当者もご紹介いただきリモートでお話しさせていただくことになりました。わたしとしては信頼するクライアント様からのオススメ+紹介だったので多少費用が高くても手間がかかっても受けてみようと思っていたのですが、開口一番その営業担当者は「射場さんは何のために生きていますか?」と問われたので「??」となり、「え!?宗教的な意味で?人生論?禅問答?」と訳がわからなくなり「生まれてきたから生きてるだけですぅ」と答えると「経営者としてのゴールは何ですか?」と問われたので「あ~、そっち系ですね、ゴールは廃業です!」と答えると「廃業!?そんな考えでどうするんですか!?大切な社員を守ろうという気はないんですか!?」と少しムッとされながら言われたので「弊社は基本社員がいないし、雇用しても期間限定と決めて雇用するので社員を守るも何もないんですよ~。」と告げると「では会社規模はどれだけ大きくしたいんですか!?年商はどこまで増やしたいんですか!?」と続けざまに問われたので「夢は廃業だからそれこそ規模を大きくすると廃業できないじゃないですか、年商も今で十分すぎるほどあるのでむしろ減らしていく方向で考えています。」とお互い「合わんなぁ」という状態が10分ほど続きました。ただ、このヒアリングを受けておそらく多くの経営者が「年商を増やさないと、会社を大きくしないと、目標を持たないと」という「であるべきの呪い」にかけられているんだろうなぁということと、やはり自分は「変わり者」なんだなぁと思いました。ただ、「良かった、変わり者で」とも思えました。変わっているからこそ差別化が出来る、変わっているからこそ人に必要とされる、変わっているということはそれだけで最高の強みなのです。翌日ご紹介いただいたクライアント様に「せっかくご紹介いただいたにも関わらずすみません~」とお詫びしたところ「いやいや、それは相手のヒアリングがポンコツでしょ?射場さんのことわかっていないし、わかろうとしてないね」と仰っていただき「抱かれてもいい」と不覚にも思わされました。ゴールは人によって様々。だからこそ自分の望むゴールに相手を誘導するのではなく、相手の望むゴールを叶えるために自分がどうやって携われるのかを考えたほうがお互いHappyじゃない?

 

2025-10-20 18:18:00

【第1013回】「至急お願いします」が続く人

今お付き合いしている人で「至急お願いします!」とお願いしてくる人はほぼ?というか頭に浮かぶ人はいないのですが、クライアント様先で「大至急連絡ください!」や「至急ご対応ください」という要望を取引先やお客様からいただいている姿を見た場合お伝えしていることは「もしこちらが約束した納期を忘れたり、待たせてしまっているのであれば大至急対応しないといけないけど、いつもいつも「大至急」と急かしてくる人はその人が仕事の進め方が下手なだけだから「毎度巻き込むんじゃねぇ」と伝えてもいいんじゃない?」ということをお伝えさせていただいております。考えてみてください。仕事は「準備8割」です。なぜ準備をしっかりしておくかというと「慌てないため」「丁寧な仕事をするため」です。いつも慌てている人は完全に準備不足もしくは仕事の進め方が圧倒的に下手なのです。にも関わらず人を巻き込んでいるのであればそれはもう「テロ」です。わたしも顧問先の社長ではいないのですが、スタッフの方でメールで済む内容であったり、仕事と全然関係ないどうでも良い話しのために電話してくる人に関しては何度目かの連絡の際に「迷惑です~」とお伝えしております。時間は有限、時は金なり、自分はもちろん、人の時間はお金よりも貴重です。お金は稼げば何とかなりますが時間は戻ってこないのです。もし現状「至急お願いします」と相手にお願いする頻度が高いようであればちょっとご自身の働き方を疑ったほうが良いかもしれません。でないと、出来る人からどんどん相手にされなくなるんじゃない?

2025-10-18 18:18:00

【第1012回】連絡が遅いのは致命的

電話やらメールやらLINEやら、たくさんの連絡手段があって大変ですね。これからもたくさんの連絡ツールが増えれば増えるほど忙しさは増し心はすり減っていくのかもしれませんが、昔から「ビジネスマンたるもの返信はスピーディに」と指導をされた方も多々いらっしゃるかと思います。ビジネスにおいて「連絡が遅い」ということはそれだけで致命的になります。連絡が遅いと相手から「信用できない」「舐められてる」「話が進められない」とネガティブな印象しか与えません。「5分以内に返信してくれ!」とか言う人がいたら「ヤバい奴」認定をし相手にすることはないのですが、それでも24時間以内の返信は徹底された方が良いかと思います。あくまでビジネスにおいてですよ。プライベートはそこまでちゃきちゃきしなくても良いと思うのですが、ビジネスにおいては最低でも「24時間ルール」を課しておいた方が物事がスムーズに進むんじゃない?

2025-09-26 18:18:00

【第1001回】土産話をいっぱい持っていく

わたしの前職は輸入商社でした。通常輸入商社は数多くの商品を扱い手を変え品を変えお客様にアプローチしていくのですが、わたしがいた会社は商品が3つしかないというかなり尖った経営をしていました。また「新商品」がなかなか出ないブランドを扱っていたので「商品説明」だけをしているとあっという間にネタがなくなります。だからよく後輩や部下から「お客様と話すネタがない」という相談を受けました。実際にわたしも入社当初は同じ悩みを抱えていました。先輩に相談すると「ネタなんてそこらじゅうにある。普段からアンテナを立てろ」と言われ、とにかく「お客様のお役に立つ情報を収集する癖」が身に付きました。法人営業は同じお客様に何度もお話をしに行く必要があります。「前もその話聞いたんだけど」とお客様に思われないよう、常に新しい話を取り入れていました。その積み重ねが今になります。弊社では毎月最低1回必ずミーティングするという条件で顧問契約を結ばせていただいております。これは実際自分の首を絞める行為なのですが、でもやります。そして毎月必ず最新のフレッシュな情報をクライアント様にお届けしています。創業時から弊社とお付き合いしていただいているクライアント様はもうすぐ6年のお付き合いになります。6年間、毎月常に新しい情報、新しい発想、新しい取り組みを提案している企業ってなかなかいないと思います。過去に先輩が教えてくださった「常にアンテナを立てろ」という言葉が今の株式会社BENchmarkをつくってくださっています。久しぶりに先輩にお礼も兼ねて呑みに行きたいなぁ。

2025-09-24 18:18:00

【第1000回】とにもかくにも「守破離」

芸道や武道の修行の過程で日本古来の概念で成長の3つの段階を表す言葉として「守破離」という言葉があります。「守」は師の教えや基本を忠実に守り、「破」はそれらを応用・発展させ、最終的には「離」で師の型から離れて独自の新しものを確立していくという流れなのですが、成果が出ない人は徹底して「守」ができません。「こうやるんだよ」と伝えてもいきなりオリジナル性を出そうとしてきます。そもそも成果が出ないから人に頼っているのにも関わらず、それでもまだ「我」を貫いてしまう。これは一言で言うと「素直さ」がないのです。前職時代、一番最初に上司からはとにかく「素直さが大切」ということを教えていただきました。「素直さ」がないとどうなるか?まずは物事が身につかない、そして素直さがなければ「物事を教えてもらえなくなる」ということです。「守」ができていない人で大成する人をわたしは見たことがありません。松下幸之助さんも、稲盛和夫さんも、芸術の世界ではゴッホもピカソも「守」で基本を身に着けたからこそ最終的な「離」に辿り着いています。今成果が出ていないのであれば再度「守破離」の「守」ができているのか確認してみてもいいのでは?

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