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【第761回】友達の友達は友達にならない
株式会社BENchmarkでは、顧客を完全なる独自の偏見とワガママで選ぶので基本わたしが「好き」と思う人としか顧問契約は結びません。ただ、最近難しいのが「ある程度大きな組織」との付き合い方です。当然経営者に魅力がないとお付き合いはお断りさせていただくのですが、経営者は魅力的でもそこで働く社員は別です。良い経営者の下に良い社員がいるとは限らないのです。むしろ、良い経営者にも関わらず弊社のような「第三者に頼らざるをえない環境」に陥っている会社では社員に問題がある場合が往々にしてあります。先日もとあるクライアント様の依頼を受けミーティングに参加したのですが、まぁ社員の質が悪い。挨拶が出来ない、言葉遣いがなっていない、そもそも社会人としてのマナーやコミュニケーション能力を全く身に付けていない状態です。しかも一人ではなく何人もいるわけです。こりゃあ社長は困るだろうなぁとすぐ理解しました。かわいそうなのが、この社長が採用した人材ではなく、先代、先々代の社長が採用した人材とのこと。頭を悩ます現社長に「射場さんの場合どうします?」とお尋ねされたのですが、即答で「解雇した方が早い」とお伝えさせていただきました。苗木の状態であれば歪みや傾きを矯正するのは比較的簡単ですが、大木を矯正するのは並大抵のことではありません。人間も一緒で、ある程度の年を重ねての矯正は困難ですし、それこそ本人が望んでいない状態での改善はほぼ不可能です。だからこそ、その人を変えようとするのではなく、いっそ人ごと変えちゃったほうが圧倒的に早いしストレスもないのです。おそらくこのご相談いただいた社長は私に「人の変え方」のレクチャーを望んでいらしたのかもしれませんが、まさかのドライな言葉に最初こそ驚いていましたが、途中から何かを感じられたのか「少し気持ちが楽になりました」とのことでした。会社や経営者は社員を守らないといけない、ただそれは「一生懸命頑張る真面目な社員」という前提です。親からもらった大切な体は大事にしないといけない、ただがん細胞は除去しますよね?それと一緒です。経営者が第三者を頼るということは「社内のこのメンバーでは解決できない」ということなので、今いる社員はちょっと危機感を持ったほうがいいんじゃない?
【第760回】新規開拓こそ気楽に
弊社は創業してから一貫してクライアント様やセミナー講師の際に受講者にお伝えしていることは「お客様は¥1でもお金をお預かりしている人、新規はお客様候補ではあるけれどお客様ではない」ということです。お金を預かっていない人はお客様ではないので、時間と気を遣うのであれば既存のお客様に集中することが必要です。ただ、どれだけ既存を大切にしていても1年で20%~30%は顧客は離脱していくと言われています。なので新規開拓は必要なのですが、だからこそ新規開拓は気楽に楽しんで対応していけばいいのかなと思います。嫌な人には売らなければいいし、気に食わない人であれば高く売ればいいし、そもそも相性が悪いのであればしっかり嫌われればいいのです。気楽に楽しく、あくまでカードを持っているのは自分であることを理解して強気に臨んでいけばいいんじゃない?
【第759回】ちゃんとパクってくれればいい
最近クライアント様から「この人知ってる?」と言われて見てみると、わたしの知っている人でむしろ昔に営業のあり方やお客様への提案方法を教えた人でした。よくよく聞くと、言っていることや文言がわたしと一緒とのことで、その人からすれば「射場をパクってる」と思われたのだと思います。よくよく見てみると「あ、確かにこいつパクったな」と思ったのですがその時思ったことは「パクるならちゃんとパクりきってほしい」ということです。当時から後輩や部下にはわたしのやり方を教育する中で「パクるなら徹底的に」「お客様の期待感を上げるために「私が考えました!」と言いなさいよ」と伝えていたので、今でも実直にパクっていたのでしょう。ただ、今回のことを通じて思ったのは「パクるのであれば行儀よくパクる」ということはその人には伝わっていなかったんだなぁと反省しております。ただ、自分のノウハウをパクられるということはそれだけ自分がやっていることに魅力を感じられたということ。であればしっかり徹底的にパクって世の為人様のためにお役に立ってほしいなと思っています。じゃないと、メッキが簡単に剥がれちゃうんじゃない?
【第758回】取材を受けている暇もない
最近ありがたいことに色んなメディアから取材依頼のお声がけをいただくのですが、全てお断りさせていただいております。理由はシンプルで「忙しいから」です。昔は取材されている人、露出が多い人を「忙しい人」と思っていたのですが、世の中の仕組みがある程度理解出来てきた今になっては業種にもよりますが特にコンサル系では顕著ですが、「取材を受ける人=ある程度ヒマな人」ということが分かってきたました。特にわたしのように社員を入れたからといって横展開できるビジネスではないことを事業にしていると、より取材を受ける時間がありません。当然最初は「取材」と聞くと「目立てる」「拍が付く」「有名になる」と思ったのですが、よくよく考えると今でこそ3年先まで顧問依頼を待っていただいている状態なのにこれ以上「待ち」の方を増やしてしまうと益々身動きが取れなくなる、仕事もお金も今でも十二分にいただいている、わたしの場合お客様のことを考えると「有名になっちゃダメ」だと思っているので時間を作って取材を受けるメリットがないのです。その時間があるのであればクライアント様に1分1秒でも時間を使いたいのです。もしわたしがこの先取材を受けることことがあるのであれば、それは仕事がなくなってきて必死に自社を大きく見せるための寒い戦略か、その会社か記者の方がよっぽど魅力的だったということじゃない?
【第746回】値引してもらえる人、値引してもらえない人
日々クライアント様と打合せしていると、絶好調のクライアント様になればなるほど取引業者から通常の仕入れよりお得に仕入れている、時には「値引」をしてもらえているのですが、逆に業績がいまいちなところになればなるほど、取引先に「良い条件」どころか「悪い条件」で対応されています。これは売上規模等に関係なくです。なぜこのようなことが発生するんでしょう?そこには面白いカラクリが潜んでいます。わかります?