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【第768回】東京でのセミナー
6月25日に東京でセミナー講師をさせていただきます。実はこのセミナー、主催者様と約半年前から企画を練ってのセミナーになるので非常に楽しみにしているのですが、通常のコンサルがするセミナーはいろいろノウハウを伝えた上で「ここから先は契約してから」というのがよくある手法なのですが、正直起業してからこのサムい系セミナーは絶対しないでおこうと決めて今日に至るので、今回も持てる情報、知識は限られた時間で全て出し切るつもりです。そこで顧問先を開拓する気持ちなんて一㎜もありません。だって今の時点で待っていただいているのですから。だからこそ忖度なく、損得を考えずに純粋にセミナー受講者のためにお話しさせていただけるのだと思います。約2時間+懇親会2時間の計4時間の中でどれだけお伝えできるのか。起業の際に掲げた夢である「東京でセミナー講師をする」という目標がこのような形で叶うとは。改めて主催者様と参加者のみなさんに感謝です。良いセミナーになるよう気合を入れて準備をしておりますので楽しみにしていてくださいね。
【第766回】辞めさせないから組織が淀む
多くの会社やそこで働く社員が「ファンタジーの会社像」を求めるが故に苦しんでいます。その中の一つとして「離職率を減らすために辞めさせない努力」を一生懸命頑張っている会社が非常に多いのですが、個人的には必要以上に引き留める必要はないし、覚悟を決めて「辞めたい」と言っている人を無理に引き留めるのは自己満足で逆に相手の人生を考えていないのかな?と思います。そしてむしろ能力が低い社員、低いままで居座る社員に関しては「辞めてもらわないといけない」と思っています。経営的に不安定な中小企業になればなるほど「生産性のない社員を雇用することは倒産リスクに直結する」ということを、経営者も社員も理解しておく必要があります。不思議なもので海外の企業が大量にリストラしても「生産性を考えられる企業が強い」とか知ったかぶって言うくせに、いざ自分が切られる側になると「会社としてどうなんだ!?」と言うのが日本人の面白いところ。リストラされるのは会社、経営者の責任でもありますがそういった状況にしてしまった社員にも責任があるのです。「会社を良くするのは自分」という意識がないと、今後AI化が進んで人がより一層必要なくなってくる時代で居場所を失っていくんじゃない?
【第763回】時間の使い方がうまい人がうまくいく
最近顧問先や、お問合わせいただいた方、お付き合いさせていただいている方たちからよく聞かれるのは「時間の使い方」です。「射場さん寝てます?」「射場さん休んでます?」「毎月これだけのクライアント数をどうやってこなしているんです?」とお尋ねされるのですが、毎日夜9時~10時ころには寝ていますし、5月は月の3分の1は休み(自宅で事務仕事などもするので完全な休みではないかもしれませんが)だったり、わりかし毎朝家族で朝ごはんは食べているし、その中で50社以上の顧問先や新規のお問合わせの対応をしていて毎月なんだかんだ60社ほど打合せをしているのですが、人から見たら「大忙し」なのでしょうね。逆にわたしはそんな相手に対して「毎日何してんの?」と思うのです。わたしの場合一日3社顧問先とのミーティングをすると20日間で60件いくわけです。非常にシンプルです。逆に忙しい、忙しいという人になればなるほどお客様との商談件数や訪問件数は20~30件ほど。「なんでそんなに儲けているんですか?」と聞かれることに対しての答えは簡単で「人の3倍働いているから」です。それは人が8時間働いているところ24時間働くのではなく、3倍速で動いているだけなのです。ただ、3倍速といっても「時間を無駄にしない3倍速」です。アポイントの組み方、移動時間の活用などなど、無理・無駄を極力削減して効率よく時間を使っているだけなのです。ポケ~っと休まないし、お昼ご飯も基本食べない、食べたとしてもダラダラ休まない、時間を潰すだけの無駄話をせず戦略ミーティングに集中する。メリハリだけです。忙しい忙しいと言いながら働いても働いても成果が出ていないのであれば、タバコを吸う時間、コンビニに行く時間、ダラダラランチを食べる時間、無駄話をしている時間を意識して仕事にだけ集中してみてください。きっと成果がガラっと変わってくるはずですよ。
【第761回】友達の友達は友達にならない
株式会社BENchmarkでは、顧客を完全なる独自の偏見とワガママで選ぶので基本わたしが「好き」と思う人としか顧問契約は結びません。ただ、最近難しいのが「ある程度大きな組織」との付き合い方です。当然経営者に魅力がないとお付き合いはお断りさせていただくのですが、経営者は魅力的でもそこで働く社員は別です。良い経営者の下に良い社員がいるとは限らないのです。むしろ、良い経営者にも関わらず弊社のような「第三者に頼らざるをえない環境」に陥っている会社では社員に問題がある場合が往々にしてあります。先日もとあるクライアント様の依頼を受けミーティングに参加したのですが、まぁ社員の質が悪い。挨拶が出来ない、言葉遣いがなっていない、そもそも社会人としてのマナーやコミュニケーション能力を全く身に付けていない状態です。しかも一人ではなく何人もいるわけです。こりゃあ社長は困るだろうなぁとすぐ理解しました。かわいそうなのが、この社長が採用した人材ではなく、先代、先々代の社長が採用した人材とのこと。頭を悩ます現社長に「射場さんの場合どうします?」とお尋ねされたのですが、即答で「解雇した方が早い」とお伝えさせていただきました。苗木の状態であれば歪みや傾きを矯正するのは比較的簡単ですが、大木を矯正するのは並大抵のことではありません。人間も一緒で、ある程度の年を重ねての矯正は困難ですし、それこそ本人が望んでいない状態での改善はほぼ不可能です。だからこそ、その人を変えようとするのではなく、いっそ人ごと変えちゃったほうが圧倒的に早いしストレスもないのです。おそらくこのご相談いただいた社長は私に「人の変え方」のレクチャーを望んでいらしたのかもしれませんが、まさかのドライな言葉に最初こそ驚いていましたが、途中から何かを感じられたのか「少し気持ちが楽になりました」とのことでした。会社や経営者は社員を守らないといけない、ただそれは「一生懸命頑張る真面目な社員」という前提です。親からもらった大切な体は大事にしないといけない、ただがん細胞は除去しますよね?それと一緒です。経営者が第三者を頼るということは「社内のこのメンバーでは解決できない」ということなので、今いる社員はちょっと危機感を持ったほうがいいんじゃない?
【第760回】新規開拓こそ気楽に
弊社は創業してから一貫してクライアント様やセミナー講師の際に受講者にお伝えしていることは「お客様は¥1でもお金をお預かりしている人、新規はお客様候補ではあるけれどお客様ではない」ということです。お金を預かっていない人はお客様ではないので、時間と気を遣うのであれば既存のお客様に集中することが必要です。ただ、どれだけ既存を大切にしていても1年で20%~30%は顧客は離脱していくと言われています。なので新規開拓は必要なのですが、だからこそ新規開拓は気楽に楽しんで対応していけばいいのかなと思います。嫌な人には売らなければいいし、気に食わない人であれば高く売ればいいし、そもそも相性が悪いのであればしっかり嫌われればいいのです。気楽に楽しく、あくまでカードを持っているのは自分であることを理解して強気に臨んでいけばいいんじゃない?