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【第456回】結局のところ態度で示すしかない
どれだけ「頑張ります!」「必ずやります!」と言っても、結局のところは「結果」が全てになってくるのがビジネスです。ただ、その「結果」というのは何も「成果」だけではありません。精神論になってしまうかもしれませんが、覚悟を決めて「必ずやる」となったとき、人は「態度」が変わります。気合の入り方が違うというのか、とにかく「本気」が伝わってきます。挨拶一つにしても、掃除一つにしても、受け答えの態度にしても「小さなところから」変わっていきます。
私にもそのタイミングはありました。結婚し、子供が授かって転職、転職後1週間して子供が生まれてきてくれたこともあり、益々「やるしかない状況」になったとき、当時の先輩や上司に「気持ちよく教えてもらう為」に誰よりも早く出勤し、掃除をし、上司や先輩が気持ちよく働ける環境を作って勤務に臨む、家に帰るとその日に教えてもらったことのメモを再度確認・清書し完全に自分の中に落とし込む。不明な点や不安な点をピックアップし次の日の一番に上司や先輩に確認し吸収していく。そうなるとどうなるか、「信頼していただき可愛がっていただきチャンスを与えてくれる」のです。
お客様に対してもそうです。ずっと営業をしていたからこそ、自分で言うのも恐縮ですが私は人より「口が達者」です。むしろ「達者過ぎるくらい」です。だからこそ、態度で示さないと「軽い人」「口だけの人」と人より思われてしまいます。そんな自分を客観視しているからこそ、「必ずやる」「言われる前にやる」「本気で相手のことを想ってやる」を意識しています。そうなるとどうなるか、有難いことにクライアント様、携わってくださる人が「信じて、託して、応援してくれる」のです。だからこそより頑張れる。
どれだけ上手に繕っても、結局のところは「結果」が全てになります。ただ、良い結果を出す為には結局のところ「普段の良い態度の積み重ね」じゃない?
【第446回】納期を遅らせるくらいなら
営業マンたるもの日々お客様から「宿題」を頂くものです。見積もり作成、プレゼン資料作成、サンプル準備などなどたくさんの宿題を頂く事でしょう。むしろ宿題をもらえない営業マンは致命的です。だって「期待されていない」のですから。ただ、宿題には「納期」が付いて回ります。ここで大切なことは「何があっても納期に間に合わせる」ことです。「納期に間に合いませんでした」は営業マンどころか社会人としても約束を破ることになるので信用を無くします。無理難題な納期スケジュールは論外ですが、きちんとお互い確認し合った上で決めた納期は「約束」になるのです。ただ、どうしても納期に送れてしまいそうな場合は「完成度10%でも提出する」です。100%完成して提出するのが一番正しいのですが、「納期に間に合わないから提出しない」は一番やってはいけないことです。最初から思った通りにスケジューリングが出来なくてもいいので、とにかく「ベストを尽くす」。誠実に謝罪しつつも出来ているところまでを提出する。これこそが信頼される第一歩じゃない?
【第444回】ビジネスは自分が潤う為にやるのではない
これは私自身が前職の社長、上司や先輩がたから口を酸っぱくして教えていただいたことですが、ビジネスは「自分が潤う為にやるのではない」ということです。ビジネスとは「他者や社会に貢献し豊かにするためにやること」なのです。人間不思議なもので、人に喜ばれたいにも関わらずお金がからむとどうしても自身の利益を優先してしまいがちです。中にはエゴイズムの塊のような人もいます。ただ、そういった人は一時財を成すかもしれませんが、その期間は短いもの。逆に社会に貢献し続け、人様のお役に尽くす会社や人は継続的に永続的に事業を続けるどころか、より「貢献出来る機会」に恵まれどんどん勢いがついてくるもの。これはもしかしたら神様からも「応援」されているのかもしれません。人からしたら「キレイごと」に聞こえるかもしれませんが、ここ13年ほど私はその「キレイごと」で生かしてもらえています。起業してから有難いことに自分から新規開拓をしたことは一回もありません。全て人様のお役に尽くすことにそれを見てくださった人によって私自身が応援してもらいどんどん携わる人の数も増えています。せっかくここまでこれたので、今回の人生は「キレイごとだけで生きて行こう」と覚悟を決めて、その人生を受け入れています。もし今現在なかなか成果が出ていないのであれば、一度騙されたと思って相手の成功に貢献することだけやってみてもいいんじゃない?
【第443回】売れている会社から学ぶ
先日社内研修の講師のご要望を頂き遠方へ出張してきました。頑張れば日帰りでも帰れるかな、と思っていたところまさかの先方から「ホテルも段取りしておきますので」と有難いお心遣いを頂き心身共に余裕を持ってお仕事をさせていただくことが出来ました。
本来であれば相手方が私の「お客様」になるにも関わらず、ホテルの手配、せっかく遠方へ来たのだからと夜も美味しい食事も段取りしていただき講師料に加え交通費、ホテル代まで先方が負担してくださるという至れり尽くせりの対応に心から感謝しているのですが、何より私が感謝しているのはスタッフのみなさんが本気で「良くなろう」とし「本気で話を聞いて下さった」ところです。これはこの研修を企画してくださった方が事前に何故この研修が必要なのか、この研修を通じてどこに向かっていくのかを明確にスタッフのみなさんにお伝えいただけたことと、何より社長が他者を大切にすること、学びの大切さをスタッフのみなさんに伝えていただけたお陰です。
ちなみにこの会社は、同業他社が他県から視察に来られるほどベンチマークされている企業です。そんな凄い会社で講師をさせていただけたのは、本当に有難いことです。何より社長の心意気、スタッフのみなさんの仕事に対する姿勢が、私自身とても勉強になりました。やはり成果が出ている会社から学ぶことは多いんじゃない?
【第437回】本音は言葉の端々に宿る
人は不思議なものでなかなか「嘘」がつけないものなのかもしれません。何故なら言葉の端々に「本音」が宿るからです。
表面的には「お客様の為に~」と言っていても、ふとしたときに「客」と言っちゃったり、「お金をもらったからには責任を持って~」と言っていても「そこまでやる必要あるの?」と言っちゃったり、「お金は一円でも有難い~」と言っていても「こんなんじゃ足りない~」と言っちゃったり、言葉の端々にその人の本音が宿るもの。それは本当にふとした瞬間にだけ出てくるものなのですが、その瞬間がその人の人間性の全てを物語っているのです。逆もしかりで、普段物静かな人でも発している言葉が終始一貫している人は信用出来るもの。
普段から相手の発する言葉の端々に注意深く耳を傾けていると「今後付き合って良い相手かそうでないか」は見えてくるんじゃない?