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【第561回】「まだまだです」が一人前
私は18歳~22歳までファミレスでバイトをしていました。その時に出会った「茂さん」。当時で50代で一説によると大手自動車メーカーの偉いさんという得体の知れないおっちゃんだったのですが、とても可愛がってくださり、私が20歳で成人したときにはネクタイをプレゼントしてくれたり、進路が決まってバイトを辞める際には自ら率先してお別れ会の幹事をしてくださったり、とてもお世話になった方なのですが、その茂さんがバイトに入って間もない私に「おぅ!仕事覚えたか!?」と声をかけてくださり、私は「いや、自分まだまだです」と返すと、「もぅお前は一人前だ!!」と仰ってくださいました。私が「??」という顔をしていると、「大体仕事が出来ない奴に限って「完璧です!」や「もう大丈夫です!」というけれど、本当に仕事ができる奴は「まだまだです」と言うもんだ。だからお前は一人前だ!」と仰ってくださいました。当時は「何を言っているんだこのおっちゃんは」と思っていたのですが、今でこそ分かります。弊社クライアント様でも成果が出ているクライアント様になればなるほど「射場氏の言うことがまだまだ全然できてない」と仰るに対し、なかなか成果の出ていないクライアント様に限って「やることは全部やってるんだけどなぁ」と仰います。生意気ながら私からしたら成果の出ているクライアント様になればなるほどこちらの提案以上のことをやってくださっているし、成果の出ていないクライアント様になればなるほど全然やれていない。中々深いですよね。茂さん。22歳から全くお会いせずにもう16年が経ちました。ただ、あの時茂さんに言っていただいた言葉が今でも私の胸には残っていますよ。たくさんのクライアント様に支えられて、今では「行列待ちの会社」となった私でも、私は「まだまだまだまだ」と思っています。あの時茂さんに教えていただいた言葉は今でも私の知識になっています。当時エゲツナイ量の飲酒をしていらしたのでまだ生きていらっしゃるかは分かりませんが、死んだらお酒を持ってお礼にお伺いしますね。「まだまだ」だからもっと「学べる」、「まだまだ」だから「もっと成長したいと思える」。株式会社BENchmark代表取締役の射場は「まだまだ×1000」です。伸びしろしかねぇじゃねぇか!最強じゃない?