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【第478回】集客系の飛込みは基本信用しちゃダメ
最近どの業種もどの業界も「集客」に苦戦している傾向が以前にも増して見受けられます。だからこそ、ホームページ作成会社、SNSの運営会社、YouTube用の動画作成会社、コンサルタントがここぞとばかりに足元をみて営業に来ているケースが多々見受けらます。普段であれば相手にしないものの、集客がなく追い込まれた状態だとまともな判断が出来ずに、藁にもすがる思いで多額の資金をぶっ込んだものの、一切成果に繋がらないというケースも多々見受けられます。弊社クライアント様の中でも、比較的付き合いが浅い方に多いのですが「こんな営業が来たんですけど、どう思います?」とご相談を受ける機会も日に日に増えてきています。そんな相談を受けての私のアンサーは「基本集客を売りにしている会社が「営業」してきている時点でアウト」ということをお話しさせていただいております。「うちでやると集客できますよ!」「どんどん御社のターゲットとしているお客さんが来るようになりますよ!!」と、さもそれっぽいことを言って営業をかけてきますが、集客を提案している私から言わせると「いや、そもそもお前たちが集客出来てないじゃん」の一言で一蹴します。だってそうでしょう?わざわざテレアポや飛込みしている時点で、その会社は集客できていないじゃないですか?本当に集客を提案できる会社であれば、そもそも「営業する必要がない」のです。だって集客の方法を知っているのですから。これは本当に有難いことなのですが、弊社は2020年1月の創業以来一度も自社から飛込みや新規開拓のためのテレアポを行ったことはありません。それどころか、集客に対する広告宣伝費も¥0です。何故ならマーケティングの基本を忠実にこなしているからです。一件一件のクライアント様を大切に丁寧に対応したいという思いから、現状お問合せも紹介の方は別として、新規の方はお断りさせていただくか、待っていただいている状態です。それでも毎月、こんな知名度もない会社にも関わらず毎月新規で最低3社ほど顧問依頼のご要望をいただきます。これが集客を提案している会社の「本来の姿」です。苦しいときほど、弱みに付け込んで甘い話を持ち掛けてくる「悪いやつ」はいつの時代にもいます。そんな時こそ冷静に、いろんな人に相談して、決断を急がず会社の今後の方向性を決めていった方がいいんじゃない?
【第477回】100年続く会社
2021年6月時点で、全国の企業数は367万4000社、民間事業所数は507万8000カ所、計約875万2000社がこの国に存在しているとのことです。そのうち、国内で「100年続く会社」になると約3万社ほどとのことです。数字が大きすぎてしっくりこないかもしれませんが、全体の約0.03%という数字です。今まで倒産・廃業した企業を加えると、その生存率はもっと少なくなるかもしれません。弊社クライアント様の中でも100年以上続く企業も5社ほどいらっしゃいます。ただ、100年続いたから「幸せそうか」と言えば、答えは当然ながらその会社それぞれです。ここでお伝えしたかったことは、確かに長く続くことは素晴らしいことだし、誇らしいことだし、頑張って歯を食いしばってやってこられた結果ですが、我々の本分は「幸せになること」です。「続けること」はゴールではないし、むしろこれだけの生存率の低さを考えると、「続けていられることが奇跡」かもしれません。だから、続かなくても「そんなもんか」でもいいのかもしれません。ちょっと最近「本当に困っていらっしゃる会社さん」のお問い合わせが多く、可能な限りお話しを聞いている中でみなさん「非常に苦しそう」な姿を見て、「そんない追い込まれないでくださいね」と言う機会が増えてきて、ふとこの記事を書いています。株式会社BENchmarkは私の代で始まり私の代で終わらせます。子供や事業を継承したいという人が出てきても、継承させません。順調にいっても創業30年未満で終わらせるつもりです。だからこそ、気軽にのびのびできているのかもしれません。気軽にのびのび取り組むから良いアイデアが湧く、終わりが見えているから一瞬一瞬を全力で取り組むことが出来るのかもしれません。記録にこだわるのも大切ですが、その記録が自分の魂をあまりにも苦しめるようであれば、「最初からやり直し」もいいいんじゃない?また一緒に0からつくろうぜ?
【第474回】ノックをしてから
突然ですがみなさん面接やら誰かの部屋に入るの際は「ノック」をしてから入りますよね?
「コン、コン、コン、よろしいですか?」と言ってからガチャっと入ることがマナーとされていますよね?
にも関わらず会話の際には、相手の様子も見ずに「いきなり話しかける人」が多々いらっしゃいます。本人は悪気がないのですが、いきなり話された相手からしたら「いやいや、今別のことやってるんですけど」となります。
これは会話だけではなく、最近ではLINEなどもそうです。一方的に短い文をまとまりもなくポロンポロンと何度も送ってくるのも実は相手に対してとてもマナーが悪いことなのです。
私自身も、クライアント様とのやり取りをメールでやっている際にいきなり話かけられたりすると「集中を一度ストップさせる必要」があります。そうなると、また集中するのに必要以上にエネルギーを要することになるので、結構負担になるのです。
なので、私自身もサラリーマン時代上司が横にいる際にも「今少しお時間よろしかったでしょうか?」とお伺いを立てた上で相談に乗っていただいていました。
自分のことを聞いてほしいのであれば、まずは相手の状況を考えて、相手に配慮してから話かけるのが大人のマナー。
ちゃんと「今少しお時間よろしいでしょうか?」っていうノックしてます?
【第470回】「これやれない?」はビジネスチャンス
弊社の事業内容の基盤は「エスコートランナー事業」という、いわゆるコンサル業です。クライアント様と顧問契約を結び、毎月一定額の顧問料をお預かりしているのですが、それに付随して名刺・チラシ・パンフレットのデザイン作成+印刷手配、SNSやHP、ブログ作成の運営代行、パンフレットやHPに使用する写真撮影、撮影に伴う飾り付け用雑貨のレンタル、営業のやり方や経営のやり方はもちろん、新入社員に「基本のき」を教える研修講師、そして必要な時に必要な人を紹介するマッチングサービス等など、起業してから丸々3年で自分でも驚くほど多くのサービスを手掛けるようになりました。ただ、これは起業当初からメニューとして準備していたのではなく、クライアント様から「これやれない?」「これやれる人知らない?」とご要望頂いたことがきっかけで始めたサービスになります。
例えばパンフレット作成は、パンフレットのクオリティにもよりますがクライアント様の求めるパンフレットがデザイン料+印刷料で相場が¥20万~¥50万くらい必要なことを知り、「そりゃ高いっしょー!そんなにお金かけるのであれば違うところにかけたいっしょー!」というところから始まり、「じゃあ上手く行っている会社のパンフレットを基に作りましょうか!」という流れでやってみたら案外出来て、ただ基本顧問料をお預かりしているので、それ以外でそこまで利益を出さなくてもいいので「かかった分の費用でOKです」となったら相場の10分の1くらいで出来たのでそのまま提案していたら次から次へと「うちもやって」「うちもお願い」と言う声が増えて、現在顧問料以外でもまぁまぁな額をお預かり出来るようになってきました。
これこそ「需要と供給」。自分が与えたい商品を販売するのもいいのですが、商売の基本は「お客様が欲しいものを提供する」ことです。
お客様の「困った」を解決していくことこそが、ビジネスの基本じゃない?
【第469回】スピードと…
成果が出ている人や会社に共通することは多々あるのですが、その一つとして「スピード」があります。とにかくスピーディーに、チャッチャッチャと物事をこなしていく。だから「早く成功出来る」し、「早く失敗が出来る」ので改善策に手を打ちやすく、やはり「早く成功出来る」ようになるのです。
ただ、なんでもかんでもスピード感をもってやればいいかと言えばそうではありません。1日は24時間、どれだけ五体満足でも腕は二本、限度があります。そんな中でスピード感に加えて鍵となるのは「優先順位」です。
成果を出す人、成果を出す会社はとにかくこの「優先順位」がしっかりしている。今やるべきこと、中長期でやるべきこと、そもそもやる必要はないことの精査がしっかり出来ています。逆に成果がなかなか出ない人は「優先順位」がしっかり確立出来ていないことが多いです。
「それ今やる必要あんの?」「そもそもなんでそれを今やっているの?」など、とにかく「時間の使い方が下手」なのです。じゃあどうやってうまく出来るようにするのか?
その方法としては、まずやるべきことを紙に書き出す「to doリスト」を作成する。それを「仕事のできる人」に見てもらって着手する順位を付けてもらう。これだけで劇的に変わります。
自分以外の人からアドヴァイスをもらうことによって「こんなやり方があるんだ」「こうやって進めるんだ」と気付きに繋がることは多々あります。ただ、大切なことは「相談しやすい人」ではなくて「仕事のできる人」に見てもらう事。上手な人には上手な理由があります。
「スピード+優先順位」。これが物事を円滑に進めていく大切なレシピじゃない?