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【第380回】法人化
2020年1月に個人事業主として開業したベンチマークですが、なんやかんやで2022年6月に法人化することになりました。
会社名の読み方は変わらないのですが、表記は「株式会社BENchmark」になります。
大文字と小文字の理由は、なんとなくのノリです。
本来であれば「ずっと個人事業主」「全国フリーランス部門1位」を生涯をかけて目指していたのですが、顧問税理士さんや普段お世話になっている人ともお話しし、私のやりたいことをやっていく為には「法人化」したほうが良いという話になり粘りに粘って6月に法人化することになりました。
法人化のお話しをその都度各クライアント様にお話しすると、みなさん「おめでとう」と仰って下さるのですが、当の本人の私は「個人のままが良いんだけどなぁ」と、なんとも複雑な気持ちになりますが、よちよち歩きだった事業がちゃんと形を成していく姿を見ると、今まで助けて下さった方、導いて下さった方の顔が思い浮かび感謝しかありません。
会社の規模を大きくしていくか縮小させていくかを決めるのは社長ではなく「社会」です。
社会に必要とされれば自ずと大きくなっていきますし、お役に立てていなければ衰退していくもの。
今まで助けて下さった方、信じて託して下さった方に少しでも多く貢献できるように私自身より尽力して参ります。
【第374回】一喜一憂しない
新社会人の皆さんはもうちょっとで入社一ヶ月経過しようとしていますが、仕事の調子はいかがでしょうか?社内研修が終わりに近づき、連休明けからそろそろ現場にて実践という方も少なくないと思います。特に営業の方は「自分は成果が出せるのだろうか?」と不安になっていらっしゃる方もいらっしゃるかとは思います。
私が大学を卒業して一番最初に入社したのは全国展開している不動産の会社でした。私の業務内容は、土地を持った人にアパートを建てて土地活用を提案する仕事でした。1件受注が取れたら約¥1億程のお金が動き、各営業マンには年間「最低4件」というノルマが課せられていました。目ぼしい土地を探して、土地の所有者を突き止め、土地活用の提案を行う。その手法としては飛び込みと電話によるアポイントからなのですが、そもそもアポイントが取れない。アポイントが取れてプレゼンを行うもののそんなに簡単にご契約までには至らない。折衝機会が限りなく少ないので、1件1件を「命がけ」で接客しなんとしても契約に結びつけようと必死でした。だからこそ、契約に至らない時は非常に落ち込むのです。かなり一喜一憂し一件一件のお客様に対して依存・固執していました。
ただ、その後転職した輸入商社では海外から仕入れた建築材料を売り歩く仕事でした。一番安い単価のもので当時¥640/税別でした。一番高額な商品でも¥4万程です。それらを販売して一月約¥1,000万~¥1,500万程売上を作っていくのです。小単価のもので大きな売上を作っていく。こうなると「数」にも注力していくのです。多くのお客様に多くの商品を販売して売上を作っていく。この経験が私の営業マン人生を変える要因になりました。
なぜなら「一件一件のお客様に固執しているヒマがない」からです。ダメだったら次、ご購入頂いても売り上げを作rるために次、といった感じです。そんな中で販売の仕方、営業のやり方をマスターし、いわば「無双状態」で営業をしていくと、益々どんどんご購入して頂ける状態が「当たり前」になってくるので、「買って頂けたこと」に喜ぶのではなく、それ以上にお客様が自社の商品を活用して成功して下さったときに喜びを感じるようになりました。
買ってもらえた、買ってもらえなかった、どちらもただの「結果」です。いちいち過去の結果に喜んだり、悲しんだりする時間があれば、「次どうすればいいか、もっと良くするにはどうすればいいか」を考え実践していくことが、更に良い結果をもたらす最良の方法だと思っています。
どんな結果が出ても心も頭も冷静に、その場面を楽しんで体験していく。これこそが仕事の醍醐味じゃない?
失敗してもそれがきっと未来の成功の種になるので、ワクワクしながらたくさん挑戦してくださいね!
【第372回】景気って何よ?
「景気が良い」「景気が悪い」など言いますが、「景気」ってそもそもなんなんでしょう?
景気(けいき)とは、売買や取引などの経済活動全般の動向のこと。
日本語における「景気」という言葉は、中世に和歌の批評における余情意識を表現する用語として用いられており、景色・雰囲気などの意味合いを込めて使われてきた。(『方丈記』など)転じて評判や人気などの意味にも用いられる場合があった。
経済用語としての「景気」にも実体経済の動向のみならず、これに伴った世間一般の社会的心理をも含めて捉えるケースも多く、英語などの他言語には正確に合致する単語はないと考えられている。
※wikipedia参照
何のこっちゃです。
ただ、漢字や日本語はとても素晴らしく、その文字である程度の意味のことが理解出来ます。
景気の「景」という漢字は「京の都に日が差す」という成り立ちをしています。そして気持ち、気分の「気」です。
景気というのは「京の都に日が差すような気持ち」なのです。
経済を動かしているのは人々の「気分」なのです。
だからこそ、どんな時でも希望と期待を持った明るい気持ちでいることが、良い成果が出る条件なのだと思っているのは私だけではないんじゃない?
【第370回】社員を食わしてやるより
ある一定数のスタッフがいる会社の経営者の方とお話しをしていると、たまに「社員をくわしてやらないといけないから…」という言葉をおっしゃる方がいらっしゃいます。社員がいなくても「お付き合いしている会社を食わしてやらないと…」という言葉を出される方もいらっしゃいます。ただ、個人的な考えですが「社員や協力業者を食わしてやる」よりも、「食っていけるスキルを身に付けてもらう」ほうがよっぽどそのスタッフさんや協力業者にとってはいいんじゃないかな?と思うのは私だけでしょうか?むしろ、ずっと社長が社員を「食わしてやる状況」が続いてしまうと、万が一社長がいなくなった場合、残された社員は「食えない状況」になってしまいます。それこそ悲劇。過度な「過保護」は毒でしかありません。たまに私に対しても「食わしてください」「紹介してください」と言ってくる方がいらっしゃいますが、私のアンサーは「食えるようになるような知識や技術は与えますよ」とお伝えさせて頂いております。だって誰かに食わしてもらうよりも自分で食えるようになるまで成長した方が絶対楽しいじゃないですか?これこそが相手を想っての愛情じゃない?
【第369回】取引業者から好かれていますか?
日に日に少子高齢化の流れを肌で感じる今日この頃。
ベンチマーククライアント様の約8割は「建築業」に携わる人たちです。いわゆる「工務店」といった新築やリフォームを手掛ける会社、またはそれに付随する会社が弊社クライアント様の8割になるのです。建築業界も「人不足」は問題になっていて、その中でも「若手不足」は更に深刻な問題です。家を建てて欲しいという人は集客出来ても、家を建てる際に必要な職人が不足している。若くて良い職人は人気があり、引く手あまたなのでなかなか捕まらない、もしくは非常に高額というように、一昔前までは「元請けが仕事を振ってやっている」という状況ではなく、「元請けの仕事を下請けがやってあげている」という状況になっており、それは今後益々顕著になってきます。供給側(職人)が仕事がパンパンになるとどうなるか?答えは「仕事を選ぶようになる」のです。それはもちろん料金もですが、特に今の若い職人になればなるほど「人」で選ぶ傾向が非常に高いです。だからこそ元請け、下請けという考えを捨て「チーム」として付き合っていくことが必要になりますし、何より職人含む取引業者から好かれないといけません。幸いベンチマーククライアント様での職人不足はほとんど聞きません。なぜならみなさん「人を大切に出来る人」だからです。逆に「俺は客だぞ」くらいの人は今後仕事が取れても、それをこなしてくれる取引業者がまったく捕まらないことによる経営悪化が予想されます。「喜んで仕事をお願いして喜んで請けてもらう」そのためには、人間力も必要なんじゃない?