BENchmarkブログ
【第928回】その経営に配慮はあるのか?
少し前、多くのメディアで新卒入社の「初任給」の話題が上がっていました。初任給¥30万を超える企業も出ている中、そんな報道を見て「頭がいいアホ経営者が増えているんだなぁ」という想いが強くなります。人を集めるために高い初任給や待遇の良い福利厚生を用意する。でもね、その高い初任給や手厚い福利厚生が出来るのは誰のお陰なのか?間違いなく先輩社員のお陰なのです。にも関わらずひどい会社であれば新卒の方が既存社員よりも給料が高いとのこと。人を馬鹿にし過ぎています。わたしが既存社員であれば秒で辞めます。だって「屈辱」だから。当然新入社員はいきなり仕事で成果を出すことができません。だからこそ先輩社員からの「指導」が必要です。自分より仕事ができないのに、自分より給料が高い人に人は気持ちよく愛情を持って指導できるのでしょうか?日本はまだまだ「年上を敬え」という文化が根強い国。日本を代表するような大手企業が「ちょっと考えたら分かる人としてやってはいけないこと」を平然と、むしろドヤ顔でやっている姿を見てとても寂しい気持ちになります。働いている人が自信と誇りを持って働ける企業なのか?会社を守っていきたい!と働いている人が思える会社なのか?その経営に愛情はあるのか?人を「駒」としか見ていなくてマネーゲームを楽しんでいるような経営者のもとで仕事をするなんてクソくらえです。世の汗水流して頑張ってきてくれたすべての中高年のみなさん。大人の力を見せつけてやりませんか?