BENchmarkブログ
【第233回】頭を下げたくないだぁ!?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
先日とあるクライアント様の営業スタッフに鬼怒りしました。
なぜならこんなことをのたうち回ったからです。
「僕、人に頭を下げたくないんですよね!」
時代が昭和なら完全に釘バットもしくは世界一硬いと言われる
あずきバーでどついていたところです。
頭を下げたくないだぁ!?
お前が余裕ぶっこいている裏でどれだけの人が頭を下げているのか!?
お前がカッコつけてる陰でどれだけの人が頭を下げてくれているのか!?
何より頭を下げられない奴より人の為に頭を下げられる人の方が
何億倍もカッコイイことを気付けていないとは…
こんなアホを会社に営業として入れてしまうとは…
また私自身も彼に営業研修の講師として携わらせて頂いたにも関わらずこんなアホ発言をさせてしまうとは…
これも全て今までこの子に携わってきた大人の責任。
という事で、今後私は誰よりも人様に対して深々と頭を下げていくと心に誓うのでした。
若人に対して、これが大人が出来る粋な生き方の見せ方じゃない?
【第232回】無駄な時間も時には大切
ベンチマーク代表射場(いば)です。
大学卒業後の新卒時代。
仕事で行き詰っていた私に当時の先輩はいきなり
「イバッチ!今日俺と同行するぞ!!」と言って下さり車の横に乗って
先輩の営業を見るんだ!と息巻いていると向かった先はゴルフの打ちっ放し。
その次の日も「イバッチ!今日も俺と同行するぞ!」と言って連れていかれたのは
スーパー銭湯。本来仕事中は仕事をしないといけないし、会社に嘘の報告をするなんて
言語道断。
次の日も先輩は「今日も同行だ!」と言ってくれたのですが「さすがに今日は真面目に仕事をさせて欲しい」
とお願いし、2日分の遅れを取り戻すかのごとくガンガンに飛び込みやテレアポに勤しんだのですが、
今思えばあれは先輩なりの私に「ガス抜き」をさせるための愛情だったんでしょうね。
今の新入社員の子は当時に比べて本当にかわいそうです。
そう考えること自体が私自身おっさん化した証拠かもしれませんが、
私の新卒当時はLINEもなく、既読におびえることも無く、
物事のスピードがもっともっと遅かったのかなと思います。
「飲みにケーション」であったり、仕事中に時には上司とも
海を見に行ったりしたのは、今でも良い思い出です。
輸入商社時代でも、私が一番嬉しかった時間は「上司や先輩との呑みの時間」でした。
上司や先輩が本当に大好きで、上司や先輩の過去の苦労話を聞けば聞くほど
今の会社や、その会社で働けている自分がいられるのは上司や先輩のお陰と思わせて
頂きモチベーションに繋げていました。
一見無駄な時間も、時には大切なんじゃない?
【第231回】過酷な環境で働いたからって給料が上がるわけじゃないんだぜ?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
そろそろ会社によっては「ボーナス」が出る時期ではないでしょうか?
早いところでしたらもう出ているかもしれませんね。
ただ、経済の動向を見ていても今年の夏はコロナウィルスの影響で
ボーナスが下がる、ボーナスが出ないといった会社も少なくないと思います。
そんな中、社員の口から出る言葉としては
「こんなに過酷な環境で働いたのに!この仕打ちは許せん!!」と言った言葉です。
心情的に分からなくもないのですが、「ボーナスが出る」「給料が上がる」というのは
「会社に利益が出る」からなのです。
過酷な環境で働く=会社に利益が出るではないのです。
だからこそ考えるべきは過酷な環境→いかに快適な環境に持っていくか。
利益の出ていない状況→いかに利益を出す状況にしていくかなのです。
社会の仕組み、経済の仕組みも分からず不平不満を言っていると、
出来る人から見ると「駄々っ子」として受け止められちゃうんじゃない?
【第230回】トンネルの先には
ベンチマーク代表射場(いば)です。
あなたの心のポケットに入れておいて欲しい言葉があります。
なかなか成果が出ない時、心が弱って折れそうになってしまった時、
この言葉を思い出して下さい。
出口の無いトンネルはないんだぜ?
それにトンネルは長ければ長いほど実は近道になってるんだぜ?
真っ暗なトンネルを歩いている時は心も体もシンドイです。
ただ、その時間が長ければ長いほど成功した時の喜びも非常に大きいものになります。
一人でトンネルを歩くのは辛すぎるって?
私で良かったら一緒に歩こうじゃん?
それがエスコートランナー(伴走者)ってやつじゃない?
【第229回】あなたがしたいのは経営ですか?教育ですか?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
社員を何人も雇用しているクライアント様に必ず共通する問題が「人」です。
なかなか成果が出ない、なかなか成長してくれないならまだしも、
社員がちゃんと挨拶をしない、嘘をつく、お金をちょろまかす等々、
人が増えれば増えるほど抱える問題も様々です。
そんなクライアント様にお尋ねすることがあります。
「社長がやりたいことは経営ですか?教育ですか?」
そうお尋ねするとみなさんハッとした顔になられます。
会社は学校ではないのです。
ちゃんと挨拶をする、嘘をつかない等々、そもそも会社で学ぶことではないのです。
学校ですら学ぶためにお金を払いますよね?
何故社会人にもなった社員に教育して、お金まで払うのでしょう?
究極のドMなのでしょうか?
戦前戦後の日本はまだまだ「人を育てる余裕」があったのかもしれません。
ただ、時代は令和。ましてやコロナウィルスの影響で社会の仕組みそのものが
ガラッと変わった状況で、過去の美談も大切ですが、もっと大切なことは「今」を見ること。
時代に残ってきたのは体が大きいものでも力が強いものでもなく、
「進化出来たもの」じゃない?