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【第765回】ネガティブを言ったあとはポジティブで締める
先日とあるクライアント様とミーティングしていた際、実はそのクライアント様は3年程前は全く仕事がなく、「シンドイ」「辛い」と常々おっしゃっていました。そこからわずか2年程でどんどん良い波に乗られ、本当に素晴らしいのが今年はもうお仕事がパンパンで「今すぐのお客さんは勘弁~!」という状態です。ただ、今まで忙しくなかったこともあり慣れないこの忙しい状況に少々疲れていらっしゃいました。やはりそこで出る言葉は「シンドイ」「辛い」です。その際に生意気ながらお伝えさせていただいたことは、「3年前と今とではシンドイ状況が全く違う」ということ、そして「3年前の辛さと今の辛さどっちが辛い?」とお尋ねしたところ、「仕事のない辛さは地獄だった」とおっしゃっていただきました。そうなんです。仕事がないのは地獄なのです。お金が入ってこない不安、未来に期待が持てない不安、自分自身を全否定されているような苦しみ、とにかく仕事が無いことに比べれば、忙しいという苦しみは幸せなことなのです。ただ、苦しいときに無理して「余裕!」と言う必要もありません。自分の心に嘘を付いても益々苦しくなるばかりです。だからこそお伝えさせていただいたことは「シンドイ~」「キツイ~」「辛い~」と言った後のこと。言った後は必ず「充実してるなぁ~」と言ってみてくださいとお伝えさせていただきました。「キツイ~、充実してるなぁ!」「苦しい~、充実してるなぁ!」たった一言付け加えるだけでマインドがガラっと変わります。それほど言葉の力は大きいのです。もしあなたが今大変な状況に置かれていたら、それはあなたという人生をよりドラマチックにするための今が名シーンなのでしょう。だからこそ、苦しい状況にいらっしゃるのであれば「充実してるなぁ」「面白くなってきたぜ」「ワクワクするなぁ」と映画の主人公になった気持ちでポツリとつぶやいてみてください。きっと違う世界が見えてくるんじゃない?
【第762回】怒りのほとんどは甘え
例えば大災害や事件、事故に巻き込まれた場合や悪意ある風評は別として、大抵の日常の怒りは「甘え」なんだと最近悟りました。例えば最近ですと、いつも私が車を購入していたディーラーの担当者が移動になり新たな担当が付いてくれたのですが、その人が何度かわたしのことを「まとばさん」と呼ぶのです。その際に「いばです」とお伝えしその度に「あぁ失礼しました!」となるのですが、そんなことが3回ほど続いて仏の顔も三度までではないですが、さすがに三回目は「お前脳みそ詰まってへんのんかぃ!?」と言いかけましたが、その際「なんでこんなにわたしは怒っているんだろう?」と思った際に「あ~、これは甘えだ」と気付きました。「自分の名前を憶えて欲しい」「自分を大切に扱ってほしい」「自分を特別扱いしてほしい」という他者に対する甘えがあるからこそ怒りに繋がる。そう気づくと、世のクレームは大抵「甘え」であることに気付けました。「VIP扱いして欲しい」「頑張りを認めて欲しい」「承認してほしい」「褒めてほしい」「労ってほしい」「愛してほしい」もう全て甘えです。名前を憶えてもらえるほどに関係を築く努力をしたのか?大切に扱ってもらえるよう相手を大切にしたのか?特別扱いしてもらえるほど相手に何かを与えたのか?などなど不平不満を言う前に「自分はどうなんだろう?」と気付けて良い学びを与えていただきました。わたしも今年で40歳。40年生きてきたにも関わらずまだまだ未熟なことばかり、まだまだ知らないことばかり、まだまだ理解できていないことばかりですが、一つ一つ身に付けて他の誰でもなく自分自身が見て魅力的な人間になれるよう精進していきたいと思う毎日です。あなたは最近「新たに気付かせてもらえたこと」はありますか?
【第753回】推しの成功
みなさん「推し」はいますか?アイドルやらなんやら「応援する存在」がいるのは応援する側もされる側も嬉しいものですよね。私にも「推し」はいまして、綺麗ごとではなくお付き合いしているクライアント様や商売に関係なくお付き合いいただきいつも協力してくださる方たちが私の「推し」です。そんな中、先日私が前職からお世話になっている方が昇進されました。それも「執行役員」にです。偉いさんです。この知らせを聞いた時思わず「ひゃっほう!!」と声に出してしまいました。今まで嬉しかったことは多々ありますが、心が躍るほど嬉しかったことは兄が結婚して第一子を授かったとき、姉が結婚するとなったとき、弟が教員に正採用されたとき、そして自身に子供が授かったときや、苦労に苦労を重ねたクライアント様が成果を出し、人様に喜ばれている存在になられたときなどでしたが、今回はそれに勝るとも劣らないほどの喜びでした。自分が携わっている人、ましてやお世話になっている人が会社から評価されてあるべき立ち位置に就くことがことがここまで嬉しいとは。大きい会社で取締役という大きい役職に就いてしまうと今までのように気軽に連絡を取り合えなくなるかもしれませんが、懲りずにお付き合いいただければと思いますし、懲りずにお付き合いいただける人材に私自身が成長できればと思っております。みなさんにはこんな愛おしい「推し」がいますか?
【第752回】苦労するから身に付く
G.W後半はカレンダー通りに休んで、こどもたちと家でTVゲームを一緒にしていたのですが、普段ゲームをしないので最近のゲームが全く分からずお恥ずかしながらスイッチのON/OFFすらも分からない状態で子どもたちの「お父さんやってあげるよ」という言葉に甘えたまま任せていたら益々分からなくて、肝心のゲームも子どもたちが「お父さん次はこうするんだよ」「次はこのボタン押して…」と言われるがままにやっていたら案の定全く理解できないまま時間だけが経過し極論「何も面白くない状態」に陥ってしまいました。しかも序盤から最強の条件でゲームを進めていたので敵に打ち勝つのも目を閉じていても可能な無双状態。にも関わらず「なぜこんなにも面白くないんだろう?」と考えて自分なりに分かったのは「苦労していないから」なのです。一つ一つ理解せずに進んでいるから、より理解できない、理解できていないから達成感もクソもないので面白さを感じないのです。これは仕事でも一緒で、苦労して考えて、知恵を出して、努力をして達成するからこそ感動や楽しさ、語る思い出が出来るのと一緒ではないでしょうか?それから子どもたちには「お父さんは苦労したいのだよ」と、なんともMっ気な言葉を伝えたら子どもたちも言葉の意味を理解してくれて、そこから一切口を出さずおっさんがあーだこーだと悪戦苦闘する姿を見守ってくれて些細なことですが、そんな子どもたちの姿に密かに感動していたのは言うまでもありません。ちょいちょい口を出してしまう自分よりよっぽど大人です。改めて自分以外の人は全て教科書だなと思う気付きを与えてもらえたG.Wでした。
【第751回】夢がなくても死なない
「夢」と聞くと「何か壮大なこと」をイメージしがちですが、そうではありません。今のあなたの何気ない毎日が他の誰かの夢であったり逆もしかり。例えば「欲しいゲームを買う」「自分の収入で生活を送る」「自分の足では歩く」など夢に大小なんてなくどれも立派な夢なのですが、夢というのは不思議なもので叶えてしまえば「叶えたいと願っていた過去の自分」を忘れてしまいがちになるもの。今こうして生きているだけで私もあなたも自分で願った夢の一つや二つ、もしくは誰かしらの夢を既に叶えているものです。「夢はあれば素敵」、ただ夢がないからといっても死なないので、肩の力を抜いて今まで自分が叶えた夢を振り返って余韻に浸る時間も必要じゃない?