BENchmarkブログ

2024-12-16 18:18:00

【第858回】情報は作られるもの

先日長男が三者懇談のため早く帰ってきたこともあり、お昼を外食しようということになり四日市駅周辺をテクテク歩いていると、カメラマンとマイクを持って取材をしているテレビクルーが声をかけてきました。「夕方のニュースで活用するのですが、今年ももう終わりになりますが三重県に対して言いたいことはありますか?」と聞かれたので「三重県最高です!」と答えると「でも税金や物価も上がって大変じゃないですか?お子さんの給食費も無償化されたほうがいいとは思いませんか?」と聞かれ横にいた妻が「でもお弁当作るよりも給食費の方が安いので助かります!」と伝えると「高校無償化にしてほしくないですか!?」などなど、やたらと「不満を持っている人」「もっと県や国に対して文句を言ってほしい」という感じで取材されあまりに面倒になってきたので「まぁそうですねぇ…」と伝えたところ案の定テレビではそこだけ切り取られて取材を受けている人みんなが国や県に不満を持っていて怒りを抱えているように動画を編集されていました。改めて、メディアが流す情報は「真実」ではなく「めでメディアが流したい情報」を流しているんだなぁと勉強になりました。YouTubeでもそうですよね。みんな根拠のないことを好き勝手言っていますが「公開している」というだけで不思議なことに人は安心して信じてしまうもの。やはり正しい情報を受け取るためには日ごろから色々な角度から物事を見る力を養う必要があります。正しい情報を選べるようたくさんの体験や知識、そして何より常に一歩引いた視点も必要じゃない?