BENchmarkブログ
【第731回】とにもかくにもゴールを明確に
旅行に行く際、まずは「目的」を明確にするかと思います。「あそこであんな体験が出来るんだ」「あの町で名物のあれを食べよう!」「あそこの国で絶景を見に行こう」と、まずは目的を決めます。そしてその目的に合わせた「目的地」を明確にしていきます。そこからは目的地に行くまでの「手段」を考えます。車で行くのか?船で行くのか?場合によっては飛行機でいくのか?旅行だとこうやって「逆算」して物事を進めていくのですが、仕事になるとそれが出来ない人が多いこと多いこと。「年収¥1,000万稼ぎます!」「会社の規模を社員1000人規模の会社にします!」と、一見するとこれも立派な「目標」ではあるものの、人生の目的ではありません。「年収¥1000万稼いで何をするのか?」「社員を増やして何をして、その結果どんな人生にしていくのか?」というところまでを突っ込んで聞いていくと、みんな「ぐむむ」となり、一生懸命に立てた目標が「なんとなくの目標」だったことが分かるのです。誰しも計画を立てている最中は楽しいもの。ただ、人生はお金を稼ぐためでも会社を大きくするためでも、歴史に名を刻むためにあるのでもありません。幸せになるためにあるのだと思います。そのためにはたくさんの経験を通じて自分の幸せを明確にして、体力も衰えてくる老後に備え知識身に付け、「今回の人生は最高に幸せだったなぁ」と言えるかどうかが鍵になってくるのではないかと思います。あなたのその目標は、「手段」のところで止まっていませんか?「目的地」のところで満足していませんか?「目的」は明確になっていますか?
【第721回】火のない所でも煙は立つ
先日弊社クライアント様がいわゆる口コミサイトに悪い口コミを書かれて相談を受けました。お話しをお伺いしたところ、全く身に覚えがないとのこと。個人的には「売れてきたからこそあるある」なのでよしよしと思ったのですが、当の本人はそうはいきません。どこの誰かも分からない人に中傷されるストレス、恐怖は相当なものです。人に「悪意を持たれている」というだけでも凹むものです。ただ、そのクライアント様は本当に優しい人なので「自分にも落ち度があったのかも…」と言い出したのでお伝えさせていただいたことは「火のない所でも煙は立つ」ということです。だって煙を意図的に出している奴がいるんですから。物事は不思議なもので、全く身に覚えがないことでも2人以上の人が「あいつがやった」と言えば、それが真実のように伝わってしまいます。でも後ろ指刺されることをやったかどうか一番分かっているのは自分自身。少なくとも私はそのクライアント様がお客様に対して失礼なことをする人だとは思えないし、極端な話仮にそのクライアント様が人を殺したりした日には「相手が悪い」とさえ思うほど人間的にも出来た人なのです。分かる人には分かるのです。ただ、悪意ある虚偽の口コミになにもしないとそれが真実になってしまうので、悪い口コミに対する対処方法は提案させていただいたのですが、本当に不幸なのは偽った悪い口コミを一生懸命広めている相手です。限られた時間、限られた命、人様の足を引っ張ることに心血を注ぐ人生ほど虚しいものはありません。親が見たらどう思うか?家族や大切にしている人が見たらどう思うか?むしろ一生懸命アホみたいに人の不幸を作ろうとしている自分自身を見てどう思うのか?アホだから想像できないのでしょうが相当損をしていますよね。人として生まれたからには、ちゃんとした人になりたくない?
【第718回】自分もいつ死ぬか分からないけど
偉大な漫画家の鳥山明さんがお亡くなりになりました。ドラゴンボール、ドラクエ、ドクタースランプは私を含め多くの人を楽しませ、影響を与えられたと思います。また、声優のTARAKOさんもお亡くなりになりました。日曜日の夕方ちびまる子ちゃんを見ながら食事をしたりして、月曜日に向けて英気を養っておりました。昨年は偉大な音楽家の一人である坂本龍一さんもお亡くなりになり、年末には中学、高校、大学の青春ど真ん中で未だに運転中聴いているTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのボーカリスト、チバユウスケさんもお亡くなりになり、いつの間にか「存在していることが当たり前」の人たちがそうではないことを知ると、いつ死ぬか分からないのは自分だけではないのだなと学びます。自分を含め全員「いつ死ぬか分からない」のです。そう考えると「いつか会いたいな」という人が「いつか」の日まで生きているかは分かりません。いつか会いたいのであれば出来る限り今世で生きているうちに会いたいものですね。好きなアーティストのライブ、昔からの友人、両親、親族、お世話になった人たち、会えるうちに会える時間をつくることがとても大切なんだなと思う今日この頃です。
【第714回】お金と時間の行儀の悪い人は苦労する
時間は取り返しのつかないもの、お金は取り返せるものの、それを手に入れるために命を削っているのである意味「命が宿ったもの」だからこそ、時間と命の宿ったお金は大切にしていかなくてはいけません。自分の時間とお金はもちろん、人様の時間とお金も当然のことながら大切にしていかないといけません。人の時間とお金を大切にしないとどうなるか?シンプルに自分の周りから人が去っていきます。それも「良い人」「優秀な人」から去っていきます。人が去るだけであればいいのですが、「悪い人」が寄ってくるようになり、マイナスにより拍車がかかってしまいます。周りに悪い人ばかりになってしまうと、益々良い人が遠ざかってしまうので吸い取られるだけ吸い取られて…と、再起不能な状態まで落ちていく場合もあります。こういった現象は元々だらしない人はもちろんですが、意外に多いのは「昔はそうでもなかったのにだらしなくなってしまった人」に起こりがちです。経営がうまくいく、手元にお金が残る、年を重ねていく、自分より年下の人や立場が下(下請け業者等)の人ばかりに囲まれて過ごすと、少なからず傲慢になってしまったり、勘違いしてしまったり、こうして裸の王様は作られていきます。長く安定して穏やかで健やかな人生を過ごすためには、常に周りに感謝する心を忘れず、謙虚に、丁寧に一人一人の人や物事に携わっていかないといけません。私自身もまだまだですが、「あの人は年を取ればとるほど謙虚で丁寧で穏やかだよねぇ」と言われる人になりたいと思っています。じゃないと言い方がキツイかもしれませんが「あいつ早く死なねぇかなぁ」と言われる人になってしまうと、より苦しい状態で長生きしてしまうじゃない?
【第710回】波に流されない
生きていると良い時も悪い時もあって、よくそれを「波」に例えますが、まさしく人生においても波があるのだろうなと思います。私も日々クライアント様とマーケティング戦略など考え色んなことに挑戦しているものの、頭のどこかで「所詮人間、なるようにしかならない」と、どこか達観しているところもあるのですが、気を付けていることは「波に流されないこと」です。良い波の時でもこれがずっと続くと思わず調子に乗らない、悪い波の時でも必要以上に悲観的にならず、良い波の前兆と思って次の手を考える。大切なことは「いかに流されないか」だと思います。私自身良い時も謙虚で、悪い時もポジティブ、そういった人に憧れているのかもしれません。この世のほとんどのことは自分自身でコントロールしづらいもの。だからこそ、自分のあり方だけでも、少しはコントロール出来るようになれば、ちょっと楽に生きられるんじゃない?