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【第674回】クライアント様に背中を押していただく
弊社は創業以来、中小企業に特化して顧問契約を結んでいます。低額の定額制にて、通常のコンサルタントの顧問料¥30万/月がなかなか工面できない企業を中心に「ハートが綺麗な人で、経営に困っていらっしゃる人で、紹介制」という条件で顧問契約を結んでいるのですが、基本顧問契約は年商10億以下の企業が多いです。その理由としては、大きい企業とすることに私自身面白みを感じないからです。会社組織が大きくなればなるほど経営者との距離も遠くなり何かを始めるにも携わる人が多い=時間がかかる+ちゃきちゃきできないという理由と、「経営に困っていない」という理由でお問合せをいただいても基本お断りしていました。ただ、2023年はみなさんがTVコマーシャルで見るような有名な企業から3社も顧問契約のご要望をいただきました。ただ、最初はお断りしようとしていたのですがそのことをクライアント様に何気なく言ったところ「行けよ!!」とのこと。理由をお伺いしたところ、「お前が有名になればなるほど、お前と付き合っている株式会社BENchmarkクライアントたちの格が上がる」とのことでした。「うちに出入りしている顧問は、あの〇〇の顧問している人なんですよ」と言えるだろ!とのこと。それを言われたとき、自分の成功は自分だけのものじゃないんだな、現に私もクライアント様達がどんどん成功され有名になられているからこそ自分自身の価値を上げてもらえているので、逆もあるのだなとお恥ずかしながらこのときはじめて気づきました。ロック魂で、自社ホームページのスタッフ紹介でも記載していますが、「基本大手とはお付き合いしないのが粋」と思っていたし明言していたので、念のため各クライアント様に「こんなとこと今後お付き合いしていくかもしれないんですけど…」と相談がてらご報告したところ、みなさん口を揃えて「すごいじゃん!」「やったじゃん!」「またパワーアップ出来るじゃん!!」と嬉しいお言葉を添えていただき、改めて自分は本当に素敵な人たちと時間を共有させていただいているんだなと思いました。ということで東京や大阪などに行く頻度も増えておりますが、その度に気付くこと、学ぶことが多く、自身のパワーアップに繋がっています。ただ、この成長は全て私を応援してくださる、信じてくださる、愛してくださる人たちのお役立ちに尽くすためのもの。自分が成長し、それが大切な人の役に立てるのであれば、問答無用で成長するしかないんじゃない?
【第666回】ちゃんと自分のセンスを疑う
数多くの企業と携わっていると、たくさんの「真理」が見えてきます。その中でも、成果が出ている人の共通点はとにかく「素直」です。例えばお勧めの本を聞いてきて、私が「この本面白かったですよ、今度貸しましょうか?」と言うと「もうAmazonでポチリました」や、「こういった取り組みが御社には必要だと思うんですよね」と言った日には「OK、いつまでにやります」のようにとにかく素直+スピーディーです。逆に成果が出ていない企業になればなるほど「そのやり方はうちのやり方ではない」「その取り組みはうちには合わない」などと、何もやらないうちから先入観で着手することもありません。こちらからすると「成果が出ていない自分のセンスを信じていること」が信じられないのです。素直じゃないんですよね。その理由はプライドなのか、過去の成功体験なのか、とにもかくにも「今」をしっかり見れていません。自己分析が出来ない人がまともな成果を出せるわけがないのです。今思うように成果が出ていないのであれば、自分のセンスを素直に疑うことから始める必要があるんじゃない?
【第662回】嫌われるビジネスマン
先日とあるクライアント様とお話ししていた際ですが、「最近とある営業マンにとても嫌な思いをさせられた」とのことでした。詳細をお伺いしたところ、3~4ヶ月ぶりにアポを取って訪問してきたらしいのですが、その際「売上が大変だから買って欲しい」と提案されたとのこと。常日頃交流があり、持ちつ持たれつの関係で「実は今月ちょっとピンチなので、来月納入分を今月納入させていただけませんか?」ということであれば100歩譲って相談に乗れるかもしれませんが、久しぶりに来ていきなり「助けてくれ」はとても失礼ですよね。ただ、そんなことをやってしまうポンコツ営業マンだからこそ自分がどれだけ失礼なことをやっているのか分かっていないので、益々お客様から嫌われどんどん売上も下がっていくという悪循環に陥ってしまいます。要は自分が困ったときだけ助けを求めてくる人は超絶ウザいということです。私も前職建築材料の輸入販売をしている会社に勤めていた兼ね合いから住宅会社はもちろん、材料を扱う販売代理店や職人とも付き合いがあったのですが、久しぶりに電話がかかってきた職人から「最近仕事がないから紹介してくれ」と言われたときは「大変だね、ガンバ」で電話を切らせていただきました。これこそ「困ったときだけ連絡してきてんじゃねぇよ」です。こういうことをしてしまう人だからこそ、ファンが出来るどころか嫌われて仕事に困るのです。普段から周りの人を大切にしている人であれば、そもそも周りが助けてくれるので「困る状況に陥ること」がそもそもないのです。会社から「これをやれ」と言われてやっているかどうかは関係なく、今現在あなたがやっていることは人から嫌われることではありませんか?
【第658回】持てば持つほど苦しくなる時代
物価の上昇に実質的な増税に歯止めが止まらず、市場は益々厳しい状態になっています。働き方改革として来年から実施される「2024年問題」でも、送料の値上げとして実際に先日佐川急便が送料を7%upするということが報道されました。ヤマト運輸も約3万人の契約社員をリストラするという報道があり、今後益々物流業界の人手不足+送料up+発送から到着までの納期を要することになり、益々値上げの波を止めることができなくなってしまいます。値上げして給料が上がれば問題ないのですが、現状政府がやっていることはブレーキを踏みながらアクセルを踏むという訳のわからないことをやっているので益々状況は厳しくなってきます。文句を言っていても経営が良くなることはないので、経営者は対策を練らなければいけません。「どうやってお金を増やすか」の対策はシンプルに二つ。「どうやって入ってくるお金を増やすか」と「どうやって出ていくお金を減らすか」です。「どうやって入ってくるお金を増やすか」においては、今後益々少子高齢化で様々なサービスが「営業機会が減る状態」が誰の目から見ても明らかなので、現状こちらにシフトしていくのであれば海外を視野に商売をしていかなくてはいけません。ただ、「どうやって出ていくお金を減らすか」は今すぐにでもたくさん出来ることがあります。ただ、その中でも一番大変なことは「一度増やしたものを減らすこと」です。人、物において、一度増やしたもの、大きくしたものを減らすのは相当の体力を要します。そう考えると、現状考えもなく人材を募集すること、社屋を必要以上に新しくすること、会社を意図的に大きくしようとすることは、ちょっと頭の良い人だったらどういうことか分かるかと思います。「勢いが良い会社」と「勢いが良さそうに見せている会社」は全然違うもの。そこらへんを見極める力を今後もっと磨いていく必要があるんじゃない?
【第656回】本当に必要な忙しさか?
様々な経営者とお付き合いさせていただいている中で、皆様とても忙しそうにされています。ただ、同じように忙しくしていても成果はその人によって全く違ってきます。その違いはなんでしょう?かく言う私も超絶忙しいです。一日3~4社のクライアント様とミーティングし、ミーティングしている時間以外も電話やメールの対応、ミーティングの準備等に時間を費やしているので基本は「仕事に直結することだけやっている」というような毎日です。軽く見積もっても人の3倍は働いています。だからこそ所得も通常のサラリーマンの平均年収の3倍以上を維持できていると思っているのですが、忙しいけれど成果に繋がらない人は「仕事に直結しないことに時間を費やしている、それも膨大に」ということが多々あります。「東京にセミナーを聞きに行く」「異業種交流会の役員をやっているから…」「趣味でやっているバンドの練習で…」などなど、本人は一生懸命やっているのですが、周りの人から見たら「それって仕事じゃなくない?」ということに時間を膨大に使っていることが多いのです。サラリーマンでもそうです。特に成果が上がらない営業マンになればなるほど「社内会議の資料作成に時間を使ってしまいました」「営業ツール作成に時間を使っていました」など、本来「お客様に折衝する時間を最大限にしないといけない人」がそれ以外に時間を費やしてしまっている。これでは成果が上がるわけありませんよね?大きな成果を求めるときは「かけた時間=成果」となるほど世の中は単純ではないかもしれませんが、10時間お客様との打合せに時間を使った人と、30分お客様との打合せに時間を使った人とでは会う人の数も、積み上げられる関係性も全く違ってきます。1日24時間は誰しも平等。今のあなたの時間配分、仕事のために使っていますか?それとも仕事っぽいことに使っていますか?