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【第482回】基本が出来るのがプロ
みなさん「プロ」と聞くとどんな人を想像されますか?トークが上手な人?その道に精通している人?特別なスキルを持っている人?私が思うプロというのは「基本が出来ている人」です。挨拶はもちろん、整理整頓も当たり前にしていて、時間管理も完璧。世に言う「当たり前のこと」を当たり前に「いつも出来ている人」を見るとプロだなぁと思います。家でも同じで、どれだけデザインが良くて、最新の設備を取り入れていても基礎やその下の地盤が悪かったら、人はそれを「欠陥住宅」と呼びます。プロだからこそ、基本に忠実に、愚直に、永続的に取り組むからこそ、磨かれるスキルってもんがあるんじゃない?
【第481回】困ってない人までは助けない
最近出会った人に、有難いことに顧問契約の依頼を頂きました。ただ、お断りさせていただきました。理由としては「困っていない」から。株式会社BENchmarkは経営・営業・集客と幅広いサービスを提供していますが、すべてのサービスを低額の定額制とさせていただいております。価格も、クライアント様に負担にならないように設定しています。また、従来のコンサルタント会社、営業代行の会社と違い、基本は成果が出ても成果報酬を頂かないようにしています。これも、弊社にお支払いいただく資金があるのであれば、まずは自社の強化に繋げてより長く安心・安定して事業を継続していただきたいからです。ただ、そうした設定もコンサル慣れした経営者からしたら「こんな格安でこんなにやってくれるの?」と見られるケースが多々あります。このサービスと価格設定をした私ですら、自社以外でこれだけのサービスをこの価格でやってくれる会社があるのであればすぐにでもお願いしていると思います。ただし、今現在の私が優先して顧問契約を結ばさせていただいている方は「大好きな人」か「本当に困っていて弊社を必要としてくれている人」なのです。だからこそ、「困っていない人」には「御社には私は必要ありません」とお断りさせていただいています。私も人間です。今回の人生で五体満足の体を授かったものの、手は二本の足は二本です。だからこそ、「ちょっと話を聞いてみたい」「どんな人か興味がある」くらいで「困っていない状態」では弊社にお問合せいただくのをお控えいただければ幸いです。ただ、少しでも興味を持ってアプローチしてくださる方を無下にするわけにもいかないので、もう少しコロナウィスルが落ち着いてきたら、ちょっと話を聞いてみたい人向けにどこかのタイミングでセミナーでもさせていただきますので、その時をお待ちください。待てば待つほど、楽しみになってくるんじゃない?
【第480回】営業を楽しめてますか?
最近クライアント様先で定例ミーティングしている最中に飛込みの営業マンが来て、打合せ中にも関わらず一方的に営業してきました。自分も営業で生きてきた人間なので、「まぁしょうがないよね」という思いで聞いていたのですが、あまりのひどい姿に思わず途中でストップをかけさせていただきました。その理由は何か、営業トークがひどいから?相手を全く思っていない自分都合な営業だから?あからさまに準備不足だから?どれも当てはまるのですが、私がストップをかけた理由は「苦しそうだったから」です。最初からずっと苦しそうなんです。だからこそ、お節介にも「入社されて何年目なんです?自社の商品のことはちゃんと分かってる?実績はちゃんと出せてるの?」と聞くと、「………。」といった様子。最後に「営業を楽しめてますか?」と聞くと「楽しめてません。」とのこと。それじゃあ成果には繋がりません。苦しんで相手に訴えかけても、相手には苦しさしか伝わりません。逆に楽しく営業をしていると楽しさが伝わり、より商品が魅力的に見えてくるもの。本来営業は本当に楽しいものなんです。お客様の問題解決が出来る、自社の商品やサービスを通じて社会に貢献出来る、お客様だけではなく、自分自身も豊かになることが出来る。そしてなにより買ってもらうときの見せ方や訴え方によって相手の反応も違うゲーム感覚も体感できる。こんな「楽しい仕事」他にはないといってもいいくらいです。本当に営業は楽しい仕事なんです。でも、これを知っている営業マンは全国でもかなり少ないのです。人材紹介大手のエン・ジャパンの調査によると、不足している職種の1位は営業職、その比率は全体の35%にも上るとのことです。ここまで嫌われるのも「営業=苦しいもの」とイメージが定着しているからに他なりません。今現状営業が辛い、営業きつい、営業辞めたいと思っている方、そもそもこのブログは「営業に苦しむ迷える子羊救済のため」に立ち上げたブログです。私でよければzoomかGooglemeetでの対応でよければ、本気で「営業のやり方」ではなく、「営業の楽しみ方」を教えますよ。お代?でぇぇぇい!そんなもの出世払いで十分です。お礼は「苦しんでいる営業」があなたの周りにいたら、私から授かった営業の楽しみ方を教えてあげてくだせぇ、これが「粋な生き方」ってやつじゃない?
【第479回】最近の若者は出世を望まない、そりゃそうやろがい
いろんな企業で顧問契約以外にも全社会議のアドヴァイザーをさせていただいたり、単発で経営・マネージメントのご相談を頂く中で、ちょくちょく経営者から出てくる相談で「最近の若者は出世を望まない」という問題。中には「出世するなら辞めます」という子もいるのだとか。「なんででしょうね?」と相談を受けるのですが、私のアンサーは「そりゃそうやろがい!」です。なぜかというと、シンプルに言えば「上司がダセィから」です。正確に言うと、「会社が管理職を輝かせてあげられていない」からと言い換えてもいいのかもしれません。ひと昔前であれば、出世して主任から係長、係長から課長、部長とステップを踏めば踏むほど給料が上がって、権限も与えられて、どんどん自身が働きやすくなって、その姿に部下が「よぅし、次は俺が!!」と思ったのかもしれませんが、今どこの企業も役職が上がっても給料は上がらない、部長になっても平社員との給料者は¥5万~¥10万程、でも責任を負わされて休みの日も何かあれば出社しないといけない。なおかつ権限もなく会社の奴隷になっていて顔つきも暗い…。こんなの憧れから一番遠い存在ですよね。それであれば「役職なしでそこそこの給料+責任のないポジション」を若者は望みますよね。これが日本の企業の多くで起きている「リアル」だと思います。ただですね、社会が暗いから、先行きが不安だからこそカッコつけて下の子に希望を持たせてやるのが「粋な大人」ってやつじゃないですか!?もし自社のスタッフが管理職になりたがらないというのであれば、それだけ貴社の中間管理職が輝けていないということ、そこをどうやって輝かせられるかが経営者の腕の見せ所なんじゃない?
【第478回】集客系の飛込みは基本信用しちゃダメ
最近どの業種もどの業界も「集客」に苦戦している傾向が以前にも増して見受けられます。だからこそ、ホームページ作成会社、SNSの運営会社、YouTube用の動画作成会社、コンサルタントがここぞとばかりに足元をみて営業に来ているケースが多々見受けらます。普段であれば相手にしないものの、集客がなく追い込まれた状態だとまともな判断が出来ずに、藁にもすがる思いで多額の資金をぶっ込んだものの、一切成果に繋がらないというケースも多々見受けられます。弊社クライアント様の中でも、比較的付き合いが浅い方に多いのですが「こんな営業が来たんですけど、どう思います?」とご相談を受ける機会も日に日に増えてきています。そんな相談を受けての私のアンサーは「基本集客を売りにしている会社が「営業」してきている時点でアウト」ということをお話しさせていただいております。「うちでやると集客できますよ!」「どんどん御社のターゲットとしているお客さんが来るようになりますよ!!」と、さもそれっぽいことを言って営業をかけてきますが、集客を提案している私から言わせると「いや、そもそもお前たちが集客出来てないじゃん」の一言で一蹴します。だってそうでしょう?わざわざテレアポや飛込みしている時点で、その会社は集客できていないじゃないですか?本当に集客を提案できる会社であれば、そもそも「営業する必要がない」のです。だって集客の方法を知っているのですから。これは本当に有難いことなのですが、弊社は2020年1月の創業以来一度も自社から飛込みや新規開拓のためのテレアポを行ったことはありません。それどころか、集客に対する広告宣伝費も¥0です。何故ならマーケティングの基本を忠実にこなしているからです。一件一件のクライアント様を大切に丁寧に対応したいという思いから、現状お問合せも紹介の方は別として、新規の方はお断りさせていただくか、待っていただいている状態です。それでも毎月、こんな知名度もない会社にも関わらず毎月新規で最低3社ほど顧問依頼のご要望をいただきます。これが集客を提案している会社の「本来の姿」です。苦しいときほど、弱みに付け込んで甘い話を持ち掛けてくる「悪いやつ」はいつの時代にもいます。そんな時こそ冷静に、いろんな人に相談して、決断を急がず会社の今後の方向性を決めていった方がいいんじゃない?