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【第492回】枯れた観葉植物
人から見られる場所に観葉植物を置く会社は多々あります。これも一つのおもてなしの一つだと思います。ただ、たまにいらっしゃる「ヤバい会社」は、この観葉植物を枯らしてしまいます。正確には「枯らしたままの観葉植物を平気で置いている」会社があります。植物の生き物なので、水のやりすぎや日当たり、温度・湿度によって枯れたりするのは日常茶飯事ですが、気を付けないといけないことは「枯れた状態でお客様の目に付く場所に置いたままにしておく行為」です。「人からの見られ方」を全く意識していない。これでは「賢いお客様」はファンになってくれません。私の中では「ブログ」や「SNS」も観葉植物の一種だと思っています。ずっと更新されていないブログ、更新もされなければ統一性もないSNS、これも「恥を晒している状態」です。だったらいっそのこと隠したほうがよっぽどいいのです。あなたの会社は、ちゃんと「元気な観葉植物」をお客様の目の届くところに置けていますか?
【第491回】センスとは
よく「あいつはセンスがある」「センスがない」と耳にすることはありますが、そもそも「センス」とはなんなのか?それは「一つの物事に打ち込んできた努力の塊」だと思います。どれだけ潜在能力を秘めていても、努力無くして才能が開花することはあり得ません。プロアスリートでもなんでもそうですが、一つの物事にしっかり向き合って試行錯誤して改善を繰り返し物事に取り組んできたが故に成長し成果が得られます。お話しが上手な人は「いっぱいお話しをしてきた人」、文章を書くのが上手な人は「たくさんの文章に触れて、それ以上にたくさんの文章を書いてきた人」、お金儲けがうまい人は「お金のことを勉強して傾向と対策をしっかりやってきた人」、誰からも好かれる素敵な人は「たくさんの辛い経験を自分の糧として、だからこそ同じように困っている人や苦しんでいる人を幸せにするために頑張ってきた人」なのです。だからこそ、「センスがない」とボヤいている時間があるのであれば「能力が身に付くまでもっと頑張る」だけなのです。それでも能力が身に付かない場合は、うまくやっている人を見て、そのやり方を盗んで、真似て、学んでいくやり方を変えていくのです。そうなると、きっとあなたもその業界の中の「センスのある人」になれるんじゃない?人間の能力なんてそんなに変わらないぜ?
【第490回】高専の講師
11月から豊田高専様の講師をさせていただきました。テーマは「マーケティング」。ただ、生徒のみなさんにわかりやすくお伝えするためにビジネス的なマーケティングではなく、実生活にマーケティングを落とし込んで、今回のテーマは「就活とマーケティング」について講義をさせていただきました。ただ、11月の講義の際、生徒のみなさんから質問をいただき、冒頭は質問をお答えする時間に充てさせていただきました。質問の内容は「人脈のつくり方」「学生時代にやっておいてほうがいいこと」「学生時代やっておけばよかったと思うこと」などなど、中にはなかなか鋭い質問もいただき終始関心しっぱなしでした。生徒さん方が一生懸命勇気を出して質問してくださったことに、私も全力で考えお答えさせていただいたのですが、私自身がこの質問を通じて今までやってきたことの「見直し」の機会になりました。「教えながら教わる」という非常に貴重な機会を与えて頂きました。まさか、スーパーエリートの高専生に講義をさせていただくとは、人生とはわからないものですね。
この機会を与えてくださったのは、弊社クライアント様のお陰、そしてクライアント様からの紹介だからとはいえ、こんなどこの馬の骨かも分からない者を神聖なる教壇にて講義をさせて頂く機会を与えていただいた担当の先生のお陰、なによりこんなどこの誰かもわからないおっさんの話を目をキラキラしながら聞いてくれて、講義が終わった後も個別にて質問・相談に来てくれた生徒さんのお陰で、私自身1ステップ成長させていただけました。心から感謝しております。
ただ、何よりの収穫は今回窓口として担当していただいた先生がめちゃくちゃかっこよかったことです。「生徒の幸せな未来」のために、本気で頑張っていらっしゃる姿は「カッコいい大人」でした。またしても良い目標が出来ました。
この国にはまだまだたくさんカッコいい大人がいてくれていますね。私もそんな大人の仲間入りが出来るよう精進して参ります。
【第489回】自己顕示欲が強すぎると…
自分は特別でありたい、自分が主役でありたい、誰しも大なり小なりある感情だと思います。ただ、自己顕示欲が強すぎるとあらゆる場面で支障をきたす恐れがあります。人に認められたいから「派手に振る舞う」「無理をした消費を繰り返す」、ただ一度自分で作ってしまったキャラ設定に引っ込みがつかなくなり最後には破滅する。特に商売において成果を出すために一番必要なことは「世のため、人様のためにお役に立つ」ことです。お役に立つから成果が出る、成果が出るから続けられる。そうしていると、自分から主張しなくてもしっかり周りが評価してくれて口コミで嫌でも目立ってきます。何も「目立つな」と言っている訳ではありません。「目立つことを焦るな」ということです。私に関してもHPやらSNSで「顔出し」はまずしません。でも有難いことに安定的に紹介を頂いていて、ずっとリピートしてもらえています。目立つ=儲けることと思われがちですが、実はそうでもないんじゃない?
【第488回】ワクワクは伝わるもの
不思議なもので、「想い」は言葉や態度で示さなくても伝わる場合が多々あります。例えば「宣伝」にしてもそうです。「宣伝をしなければいけないから宣伝する」という想いで告知したものの反響はあまりよくないのですが、「今回すげぃ商品が出来た!こりゃあ世に広めるしかねぇな!!」とワクワクしながら告知するものでは反響は大きく変わります。ワクワク感だけではなく、「焦り」や「怠惰」なども伝わってしまいます。基本今現在弊社が顧問契約を結ばせていただく方は「ハートがキレイで経営的に困っている人」を対象とさせていただいているのですが、経営が困っていると、どうしても「焦り」が生じてやることなすこと、すべての言動に「焦り」がにじみ出ているケースが非常に多いです。そこには「ワクワク感」や「ドキドキ感」、「面白さ」が皆無なのです。だからこそ、どれだけ告知をしても反響がない、で更に焦るという負のスパイラルに突入していきます。また、厄介なのがこのスパイラルに入ってしまうと、「集客」をビジネスにしている(ほとんど詐欺に近いですが)人にカモられます。そこで集客や宣伝を「自社のことを対して知ってもいない人まかせ」にしてしまうと、当然そこには「想い」はこもっていないので、お金は出ていくは成果は出ないわでダブルパンチです。だからこそ、告知は人任せにしてはいけないのです。必ず自社で考え、希望と期待を胸に「ワクワクしながら発信する」、そうして初めて「あなたが来てほしいお客様候補」が来てくれるようになるんじゃない?