BENchmarkブログ
【第582回】人からの厚意に慣れない
弊社クライアント様で1年先、3年先、5年先と売上が確定していて、「お客様から待ってもらえている人」になればなるほど「人からの厚意に慣れない」ということに徹底されています。成果がでればでるほど「人様のお陰」、成功すればするほど「有難い」を連呼していて、人に対しての敬意も増しているように感じます。メールのレスポンスや、特にこちらがやった行為に対してのお礼は非常に迅速かつ丁寧にご対応いただきます。やはりこちらも人間ですので、そういった方には益々「VIP待遇」で携わらせていただくのが人の性。そうなると益々成長・成功に拍車がかかり他の追随を許さないほど成長されていきます。逆になかなか成果が出ない人、ちょっと上昇気流に乗っても継続できない人は、人の厚意にすぐ慣れてしまいます。私のクライアント様だと、すぐ私が「最近舐めてますね」「最近ダレてますね」「最近慣れてますね」と苦言をお伝えするので軌道修正されるのですが、だいたいの人が人様からの厚意にすぐ慣れてしまい感謝する心を忘れてぞんざいな扱いをしてしまう。それも人の性です。ただ、そうなるとあなたを大切にしてくれる人、あなたに好意を寄せてくれる人がどんどん離れていってしまい、結果成功とはほど遠い結果になってしまいます。自分以外で自分の幸せを考えてくれる人は親や家族も含め尊い存在です。そんな人からの厚意には最大限に敬意と感謝を示しても罰は当たらないんじゃない?
【第581回】かまってちゃんにかまわない
この世界にはたくさんの「かまってちゃん」がいます。ただ、私含め誰しもが「かまってちゃんの資質」があります。例えば仕事においても「退職したい」と本当に思っている人と、引き留めて欲しいから、自分が必要とされているか知りたいから「退職したい」と言うかまってちゃんがいます。私もサラリーマン時代東海エリアの統括をしていたこともあり、たくさんの「退職」に携わってきました。夢があったり、本当に仕事が合わなくて苦しんでいる人の退職もあれば、かまってほしいから退職をチラつかせる社員もいました。その際は一度はかまうのですが、2度目になると「OK分かったよ、辞めな、いつ辞める?」と辞める方向でどんどん話を進めていきました。当然相手からは「引き留めてくれなかった!」と訳の分からない陰口を叩かれたのですが、そんな人は特に組織の中では「癌」になってしまうのでとっとと辞めてもらった方が双方のためなのです。目を向けるべきは頑張っている社員、そして会社やサービスを必要としてくださっているお客様なのです。仕事は楽しいものですが「おふざけをする場」ではないのです。とにかく大の大人が貴重な時間をかけて携わるから報酬が得られるのです。だからこそ、もしあなたの部下や後輩でかまってちゃんがいるのであれば、本人のためにも早急にその癖を直してあげないと、後々その人が苦労することになるんじゃない?
【第580回】上手くいかないときがストーリーを作る
お付き合いさせていただいているクライアント様に関わらず、成功されている方はみなさん共通して「上手くいかなかった日々」を持っています。「苦労した日々」と言ってもいいかもしれませんが、みなさん当時辛かったであろう過去を「楽しそう」にお話しされます。私も自己紹介の際には新卒で入った不動産会社のときのことをお話しさせていただいております。「毎日100件飛込み+300~500件テレアポやってたんですよ~」「夜8時に支店長の車に乗せられて営業エリアで降ろされて「アポが取れるまで帰らさん!」とパラシュート営業という謎の夜間訪問やってたんですよ~」「飛び込みで出会ってはじめての人にも関わらず「お前の会社何回来るんだ!」と怒られて塩投げられたんですよ~」。みなさんこの話をさせていただくと「ドン引き」なのですが、私があまりにも楽しそうに話すものですから、逆に「これをやってきた人なんだ」と、特に営業をしている方からの評価が「称賛」や「敬意」に変わります。また、輸入商社に転職して最初なかなか成果に繋がらなくて、ただその時でも当時の社長や上司、先輩方に支えていただき、育てていただき今があることをお伝えすると「この人にもこんな過去があったんだ」と「親近感」と「信用」に繋がります。その時いつも思うことは「あの時苦労していて良かった」「あの時の上手くいかない毎日があってよかった」と心から思います。過去の自分を取り巻く環境と、真面目に腐らずコツコツと頑張ってきた自分がとても誇らしくあります。成功者がよく自慢げに下積み時代を話すということはよくあること。仮にもしあなたが今上手くいかない日々に悶々としているのであれば、それは将来のあなたが自慢げに下積み時代を話せるようになるための準備なんじゃない?
【第579回】可哀そうな人要注意
先日とあるクライアント様と話していた中で「可哀そうな人は要注意」という話になりました。どういうこと?と思っていて聞いていると「自分で自分のことを可哀そうと言っている人は相手から搾取する人が多い」とのことでした。「可哀そうな自分を出すことによって、愛情深い人にかまってもらえる、優しくしてもえるのを本能的に知っているから自分自身で可哀そうな人を演じる、するとまんまとそれに哀れみや慈愛の心で手を差し伸べてくれる人が出てくる。そうなると、その人を利用し自身の利益に繋げていく。」とのことでした。これは非常に「なるほど」と思いました。思い返せば私も今まで「自称可哀そうな人」に結構やられました。「こんなに自分は頑張っているのに会社の社長だけ私腹を肥やして自分は貧しい生活をしている」という人は、そもそも大した成果を上げていなくて横領を繰り返し「二枚舌、三枚舌」を絵に描いたような人でした。「伴侶に不倫されて離婚することになった、こどもは自分が引き取るから稼がないと」と言う人は、お客さんを紹介した結果まさかのそのお客さんと不倫するというなんともアホらしいことを平然とやってのけました。「有能な社員に顧客ごと持っていかれた」という経営者は、そもそもその経営者自身が人として終わっていて自身の利益のために嘘ばかり言って、タチの悪いのが話を捏造してあたかも自分が可哀そうな被害者であるように周りも巻き込んで話を作っていく人でした。そんな人になればなるほど「もっともっと」とたくさん求め、与えると「更にもっともっと」、さすがにこちらも気付いて距離を置くと「あいつは最近与えてくれなくなった」とあることないことを必死に言って足を引っ張る存在になりました。そう、「自称可哀そうな人」はとにかくタチが悪いのです。ただ、何人かのこうした人と携わったこともあって「対処法」を身に付けることが出来、益々自身の目を養うことができました。なので起業してから今まで、クライアント様とのトラブルもなく過ごせているのは、養われた「見る目」のお陰かもしれません。全ての体験が無駄なものではないのですが、中には体験しなくてもいいこと、付き合わなくてもいい人はいます。あなたの周りの「自称可哀そうな人」。おそらくその人結構ヤバい人なので離れた方がいいんじゃない?
【第578回】プロってなんだ?
突然ですが「プロ」ってなんでしょうね?プロフェッショナル、自分の人的資産となる知識、経験、技、ノウハウを個人や企業、組織、チームに提供し、ハイレベルな仕事を通じて高額な報酬を得ている達人の領域に達した熟達者。という意味らしいのですが、中には「お金をもらったらプロ!」と言う人もいらっしゃいます。じゃあ「バイト」はどうなんでしょうね?お金をもらっているけれど高額な報酬ではないのでプロではないのでしょうか?熟練した職人はどうでしょう?特に日本の職人は業種問わず熟練した職人になればなるほど「終わりはない、まだまだ勉強中」と言われます。私が思う「プロ」とは、一つの物事に時間と情熱と手間をかけて突き詰めている人がプロなんだと思います。報酬の大小ではありません。逆に「プロが出来あがらない業種」もあると思います。それこそ弊社が扱っている「マーケティング」や「営業」はプロというものになれないと思っています。何故なら市場は日々変わっていくから。1発当てることはできるかもしれませんが、だからと言って同じことをずっとやって成功し続けられるかと問われれば当然答えはNOです。だからこそ、「マーケティングのプロ」と名乗る人は信用しないことにしています。だってマーケティングは「誰にも分からないことをやること、それも時代に合わせて」だと思っているからです。こんな仕事をさせていただいている私がこんなことを言ってしまってはいけないかもしれませんが、私もプロではありません。「ずっと素人」と思って取り組んでいかないとクライアント様にとんでもないご迷惑をおかけしてしまうと思っているからです。それくらいマーケティングを提案する人は責任が重大です。絶対他人事と思って提案してはいけないこと、それがマーケティングです。プロになれる業種も羨ましいですが、一生プロを目指して突き進んでいく仕事もなかなかロマンじゃない?