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【第487回】忖度ない人生
先日サラリーマン時代に使っていたPCが出てきたので、まだ使えるかも含め動作確認している中で、サラリーマン時代のメールを見ていると、昔の私はかなり「気力も体力も使っていたんだなぁ」と思いました。既存や新規のお客様からの問合せのやり取りに加え、部下の質問や申請書類の承認手続き、総務や内勤からの「これ営業の私の仕事です?」と思う要望に対しての対応、人材募集のための紹介業者とのやり取り+面接対応、会議前の資料の作成、関係者への事前の根回し等の準備、、、よくやっていたなぁと思います。今の私は好きな人とだけお付き合いさせていただき、その好きな人に貢献するためだけに時間を使えて、好きな人と成功した喜びを分かち合うという本当に贅沢な人生を歩ませていただけています。そして何より贅沢なのが「忖度しない人生」を歩ませていただいていることです。「これやったらあの人に迷惑かかるなぁ」「これ言ったらあの人の顔に泥を塗っちゃうなぁ」などと考えることは一切なく「自分のやるべきこと」にのみ集中して向き合えています。ただ、それもこれもサラリーマン時代のオールマイティーに動いていた時間があったからこそです。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」とはよくいったもので、本当にその通りだと思います。ただ、サラリーマン時代、特に輸入商社時代は本当に楽しく、充実した毎日を過ごさせていただいていました。今でも心から感謝しています。正直、サラリーマン時代と起業してからの自分と何が変わったか分からないのですが、間違いなく「より幸せになれている」ことは確かです。ただ、これもすべては今までご縁をいただいた人たちのお陰です。今まで支えてくれた人、今でも支えてくれている人のお陰なのです。私自身、もっと成長して周りの人の幸せに貢献できるよう尽力して参ります。
【第486回】下がると分かっているなら対策せんかい
早いもので今年もあとわずか。毎年年末年始は業種によってその仕事量に大きな差があります。例えば小売業などは食品の場合はクリスマス、お正月は書き入れ時ですよね。アパレルなんかも「福袋商戦」などで年明けは忙しいのではないでしょうか?ただ建築業はというと、年末年始はのんびりしています。みなさん年末年始は忙しくて、家づくりの計画を年末に計画する人はいても「実際に動く人」はかなり少ないので、それを見越してどの住宅会社も「年末年始は人が動かないんで~」とボーっとしている会社が結構多いのです。実際ホームページのアクセス数も住宅関連の会社や商品はまぁアクセス数が下がります。みんな口を揃えて「この時期はアクセスも伸びないからねぇ~」と仰います。ただですね、いつもそんな言葉を聞いた際の私のアンサーは「下がると分かっているなら対策せんかい!」なのです。2022年はコロナウィスルの影響もまだ収束せず、ロシア・ウクライナ問題、円安、値上げとかなりネガティブなことが続いているからこそ消費マインドは例年に無いくらい冷え込んでいます。脅すわけではないのですが、今後よくなるどころかもっと加速度的に消費マインドが下がることが起きます。だからこそ「余裕をぶっこいている時間がない」のです。言い訳しても誰も助けてくれません。だからこそ、余力のあるうちに次の手、その次の手をどんどん打っていくのです。弊社クライアント様にも年末・年始にかけてそのクライアント様ごとにあれやこれや提案させていただき準備を進めてもらっています。これがうまくいけば、きっと年明け良いスタートを切ることが出来、波に乗れます。面白いことに、成果が出ている会社になればなるほど、油断せずしっかりと準備を進めてくれています。景気が悪くなっても100人中100人が経営に困ることはないのです。中には市場の景気が悪くても「過去最高益」を叩き出す会社もあるのです。そうなるためには行動あるのみ。今から来年がワクワクしてくるんじゃない?
【第485回】安藤忠雄さんの名言
日本を代表する建築家の安藤忠雄さん。80歳を超えても日本だけではなく、世界でも活躍される偉人です。ただ、先日何気なく見ていたテレビ番組で安藤忠雄さんの特集が組まれていました。なんとなく見ていたら、結構胸に刺さる言葉が多くて、その中でも私が印象だったのは「仕事は半分はポシャる。その時諦めてはいけない、人生は暗闇の中を走っている」と仰っていたことです。
「安藤忠雄でもポシャるの!?」と思わず声に出てしまいました。弊社クライアント様は建築業の方も多く、その中にはそれこそ全国から同業他社が視察に来られるほど有名で優秀な方もいらっしゃいます。早速その方にこの話をしたら、「安藤さんはかなりの量のコンペ(建築で、一定の課題を出して複数の設計者に競わせること)に出しているけど結構落選している」とのことでした。日本の重鎮でもポシャる、それも半分もポシャる。自分の価値観がガラっと変わりました。ただ、何より胸に刺さったのは「諦めてはいけない」という言葉。これを言える大人は本当にカッコいいですね。結局いつの時代も、どんなときでも「諦めないこと」こそ、最強のスキルなんじゃない?
【第484回】自分を特別と思わない
人間誰一人として「同じ人」はいなくて、それぞれに個性があって、誰一人として価値のない人なんていないのですが、私は自分のことを「特別じゃない」と思っています。起業してからその気持ちはとても強くなりました。「今生かされているのは誰かのお陰」と日々思っています。謙遜ではなく、本当にそう思っているのと、それ以上に「自分はいたって平凡、むしろそれ以下だから油断してはいけない」という「戒め」の方が強いかもしれません。例えば覚醒剤が良い例です。「自分はいつでもやめられる」と思って「自分だけは特別」だと思うから油断して手を伸ばす。だからやめられない。「いつでもやめられるからもう一回だけ、次こそやめるからもう一回だけ…」これのエンドレスです。私が覚醒剤に手を染めてしまった日には間違いなくやめられないのでしょうね!だって毎日「またやっちゃった」の連続ですからね。「あちゃー、今日は呑まないつもりだったのに吞んじゃった」「アビャー、太ってきたのにまたポテトチップス食べちゃった」「ありゃりゃー、また寝る前にYouTube見て寝付けなくなちゃった」、絶対やめられるわけないですよね!?経営も一緒で「自分は特別」と思って始めてしまうと、かなりの確率で悪い方向に「ハマります」。「自分だったらうまくやるからちょっと高い家賃だけどいい場所の事務所借りちゃお」「自分は優秀だから銀行から融資を受けても問題なく返せるだろう」、これ全て「過信からなる油断」なんです。商売はギャンブルではありません。しっかり計画を立てて、着実に実行して、それでも成果が出るかどうかが分からないのが商売です。ただ、弊社クライアント様でもそうですが、着実に成果を上げている会社は共通点があります。それは「油断せず地道にコツコツ本気で頑張ること」です。自分を律することが出来るのは結局自分。だからこそ、「自分なんてまだまだ」と思えていた方が伸びしろもあって楽しいんじゃない?
【第483回】良い会議は短時間
みなさんの会社は会議にどれくらいの時間を費やしていますか?月に何回会議をしているのでしょう?一回あたりの会議にどれくらいの時間をかけているのでしょう?成果がなかなか出ない会社の共通点の一つとして「会議が多い、会議が長い」というものがあります。会議はとても時間を要します。だって会議の前の準備もありますからね。準備のためのスケジュール調整等も考えたら、かなり膨大な時間「顧客と会う機会」が減ってしまいます。機会損失というやつです。ただ、人間不思議なことに、会議をやると「仕事をした気」になってしまうのが困ったところ。現に私もサラリーマン時代、丸一日会議に時間を費やし、会議が終わった後に先輩と「今日も疲れましたねぇ」と言っていた部類です。¥1もその日に成果を上げていないのに。会社でも社会でも評価されるのは「会議に出る人」ではなく「成果を出す人」なのです。成果が出ない理由を「会議に時間を使ってしまいました」では最悪なのです。だからこそ、私自身も極力無駄を削るために「定例会議」をなくすようにしています。「定例会議」にしてしまうと、良くも悪くも何かアイデアが出たり、問題が起こっても「次の会議の時でいいか」となってしまいかねないからです。これこそもったいない。とにかく思い立ったが即実行、だから弊社では定例会議をしないのです。ただ、会議はします。「今週のどっかで○○について30分話せます?」「★★の進捗思ったより進んでなさそうですけど問題と改善策ってあります?」と常に「リアルタイム」を心がけています。「1時間以上の会議」はしないように意識しています。クライアント様とのミーティングもそうです。長くても2時間以内で終えるように意識しています。分析、改善策、改善方法を打合せスケジュールを組んでいく。お互い次のミーティングまでにやらないといけないことを擦り合わせ納期以内に必ず実行する。そうなると、実際に資料を作成するために手を動かす時間も必要なのでチャチャっと会議を終わらせ行動に移していくのです。先日とある方から教えてもらたったのですが、日本でも最大手のコンサルタント会社は朝来て、昼を一緒に食べて、昼からもミーティングをして、夜は呑みにいってと丸一日コンサルタントと付きっ切りとのことで、正直どうかしてるぜと思いました。そんなんにコンサルしてもらっているから、いつまでたっても「困った状況」になってしまうのです。時間は有限、集中して戦略を決め、とにかく行動。MOVE!MOVE!!MOVE!!!