BENchmarkブログ
【第638回】たくさんのサービスを受ける
私自身大学卒業後入社した不動産屋では、取り扱う商品の金額が1億や場合によっては2億、3億と高級なものをお客様に提案させていただくことから、入社当時から上司や先輩に「たくさん良いサービスを受けなさい」と指導を受けました。高級店に限らず、今でも「たくさんサービスを受ける」ことは大切だと思っています。心地の良い上質なサービスもですが「こいつ、デスノートだな」と思うほど気分が悪くなるサービスも受けることが必要かなと思います。上質なサービスはそのまま素直に真似をして、最悪なサービスは反面教師として仕事の場に活かしていく必要があります。個人的には最悪なサービスから学ぶことの方が多いような気がします。「この人愛想悪いなぁ~」「うわぁ~、この人挨拶ちゃんとできない」「この人敬語使えないんだ」「この会社汚いなぁ」などなど、ネガティブな点を見て「恥ずかしいこと」と自分自身が認識し、では自分自身は出来ているのか?を見直すことによって改善に繋がっていきます。ただ、その際気を付けないといけないことは「評論家になっていないか」です。人間口ではあーだこーだなんでも好き勝手言えます。ただ、自分は出来ていないのに人への評価はいっちょ前。これほど恥ずかしいことはありません。たくさんのサービスから学んで、評価するべきは自分自身の現状です。そう考えると、世の中には学べる場がたくさんあるんじゃない?
【第637回】理想的な商売とは
株式会社BENchmarkがクライアント様やセミナー講師の際に提案していることは「ストック型経営」です。私自身社会人として営業の道に進み、それから起業するまでの13年間とにかく営業に特化してきて最後の5~6年程で「自分がとても楽」と思ったのがストック型営業でした。焼き畑式にどんどん新規開拓をしていくのではなく、ご縁を授かった顧客の成功にとことん尽力し、自社の商品を「標準採用」していただく。それまでは「1年頑張ったら一度成績をリセットしてまた0から頑張る」という従来の営業スタイルよりは、顧客と一緒に成長し、成功していく。「顧客が2年、3年先の売上まで確定している=自分の売上も2~3年はある程度見える」という安心感と、やればやるほど楽になる状態がとても心地良かったので今でもストック型営業、ストック型経営を提案しています。本来商売とは「やればやるほど楽になる」のが理想的な商売です。どんどん顧客が蓄積されていく、顧客との関係が深くなる、応援してくれる人が増える、もっと応援してくれるようになる、設備投資等で出ていくお金はどんどん減っていき、しっかりお金が貯まるようになる。これが王道の商売です。ここでカギとなるのは「顧客の蓄積」です。いかにご満足いただくか、ファンになっていただくか、どこまでいってもこれに尽きるのです。やればやるほど苦しくなる商売は「何かが間違っている」のです。それが資金の振り分け方なのか、戦略的なところなのかの理由は多々あるかもしれませんが、どこまでいっても商売は「お客様あってのもの」です。お客様とはお金をお支払してくださる方もそうですが、これからお金をお支払してくださる人になるであろう「お客様候補」も大切にしなければいけません。どこまでいっても人に支えられての商売。あなたは人に支えられるに見合う人を目指せていますか?
【第636回】早すぎるぜ
2023年9月も本日で終わり。早い、早過ぎる。今年もあと3ヶ月。とか言いながらあっという間に「2023年もあっという間でした」という感じになるんでしょう。これほど早く感じるのは単純に年のせいなのか?毎日を慌ただしく生きているお陰なのか?私が今39歳。3年前起業当初は「仮に60歳まで働くとしたらあと24年もあるのかぁ」と思っていましたが、なんやかんやでこの仕事を今の水準でやれるのは大体53歳くらいまでかな、と考えているのでそうするとあと14年。短すぎる!あと14回しかベンチマークとしての秋はないのかと思うと、どれくらいのことができるのでしょう?どれくらいのことを残せるのでしょう?もしくはどれくらい残さずいけるのでしょう?時間の速さに改めて自分の残りの人生を考えさせられますね。私が55歳くらいの時に、とあるクライアント様がオーストラリアに支店を出す計画をしているので、その時は共同経営をするか取締役として任命いただいているのでその進路に進むのか?それとも妻と話していた55歳から毎年転職して色んな仕事を体験するを実行するのか?なんやかんやで気合と根性で体力面をカバーし今の仕事を今以上にしているのか?可能性が無限過ぎて生きていて楽し過ぎますね。何が楽しいかというと「選べる環境にある」ということが楽しくてしょうがないです。私が選択するだけでありとあらゆる道が開けるというのはとても贅沢な人生です。とりあえず明日は最寄のスーパーで卵が安く売っているらしいので買ってきます。これも立派な選択じゃない?みなさん9月もお疲れ様でした。良い10月を!
【第635回】nobody Knows 誰も知らない
FacebookやインスタグラムなどのSNSやYouTubeなどの動画サイトの普及によって「今まで無名の人が有名人になる」という状況が可能になりました。弊社クライアント様の中でもインスタグラムのフォロワー数が1万人、2万人などを超えるいわゆる「インスタグラマー」とカテゴリーされる方もいらっしゃいます。SNSをやっている方からしたら「1万フォロワー凄い!」と思われるかもしれませんが、例え1万人だろうが10万人だろうが、100万人だろうが「みんなに知られている訳ではない」のです。現に私のこのブログも毎日1000人ちょいの方が閲覧してくださっているのですが、規模からすれば「全然見られていない」のです。これが閲覧者が100万人になったところで「ほとんどの人が認知していない状況」なのです。にも関わらず、数字は分かりやすいのでたくさんの数を追ったり、自身の得た数を誇っても結局「自分が望んだ成果」に繋がっていないのであれば「成功している」とは言い切れないのです。「インスタフォロワー10万人です!以上!!」では、趣味や自己満足ではいいかもしれませんが、ビジネスで活用している場合であれば「フォロワー数10万人、内毎月100件は問合せに繋がって10件は売上に繋がっています」というところまできて初めてビジネスとしての成果に繋がるのだと思います。だからこそ、「フォロワー」という不明確な数に一喜一憂するのではなく目の前の携わる人に全力を尽くしてもいいんじゃない?
【第634回】ベストを尽くしたかどうか
個人的に人生は思った以上に思った通りになると思っているのですが、すべての物事がそうではありません。携わる人が多くなれば多くなるほど思い通りにいかなくなることも増えるのです。また、全てが順風満帆と言う方も少なく、会社経営でも売上は順調でも人材で頭を悩ませていたり、売上や社内の人間関係は良好であるものの、たった一人のクレーマーに心身共に削られていたり、会社経営は最高でも家庭内が上手くいっていなかったり、日々いろんな相談をたくさんのクライアント様からいただくのですが、そのときに生意気ながらお伝えさせていただいていることは「ベストを尽くしているかどうか」です。例えば、部下や後輩に意地悪をしていたら辞めていきます。ただ、一生懸命その人のことを考えて接していても辞めていくときはあります。そんな時辞めていった社員に対して申し訳ない気持ちや後ろめたい気持ち、自分自身の立ち振る舞いを後悔することがあるかとは思いますが、大切なことは「ベストを尽くしたかどうか」です。もしベストを尽くした上で上手くいかなかった場合は「しょうがない」のです。だってベストを尽くしたんだもの。こと人付き合いに関しては相手もあることなので100%自分の思うようにはいかないもの。逆に100%自分の思うように相手が動いてくれるのであれば、それは完全に自分が相手を洗脳しているのです。ヤバイ奴です。自身の利益のために相手をコントロールする、そんな奴にはなってはいけません。とにかく相手の将来得るであろう不利益を回避するために全力で指導する。それが人の上に立つ人間のミッションってやつじゃない?
