BENchmarkブログ
【第252回】明日行ってもいいですか?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
なかなか成果が上がらない人あるあるの一つとして
「明日行ってもいいですか?」と言う言葉を遣われる方は
あまり成果が上がりません。
何故なら、この「明日行ってもいいですか?」と言う言葉には
相手への気遣いも敬意もなければ、自分の無能さも自分で暴露しているからです。
相手への気遣い、敬意が無い理由としては
「相手は明日ヒマしていると思っている」
「相手の都合より自分の都合を中心に物事を考えている」
といったことと、自分の無能さを暴露している理由としては
「アポが入っていない」ということです。
成果が出ている人とそうでない人の違いは、予定帳を見ると
一目で分かります。
成果が出ている人の予定帳はスケジュールがギッチギチに組まれています。
それは、「人に求められているから」です。
人に求められる→期待に応えられている→更に必要とされる→更に忙しくなる→気付けば成果に嫌でも繋がっている
といった感じです。
逆に成果の出ていない人の予定帳は空きスケジュールが目立ちます。
なぜなら「必要とされていないから」です。
人に求められる→期待に応えられない→必要とされない→暇を持て余して自身の都合で会いに行こうとする→より嫌われる
→より成果が出ない→どんどん暇になる
と言った悪循環に陥ります。
私自身サラリーマン時代から今に至るまで、最低でも1か月先までアポがギッチギチです。
とっさの対応の為に若干の「空き」は意識して作るようにしていますが、そうでもしないと
常に365日予定がギッチギチになってしまいます。
サラリーマン時代「アポが取れない」「予定帳の予定が埋まらない」という営業マンを
本気で軽蔑していました。
アポが取れないのは「人様のお役に立っていない」正確に言うと「人様のお役に立とうとしていない」からです。
時間は有限、時間はマネー、だからこそ、相手の時間が欲しいのであれば
まずはあなたが相手の役に立つことから考えてみてもいいんじゃない?
【第251回】部下と思わなくていい
ベンチマーク代表射場(いば)です。
先日とあるクライアント様のスタッフの方からこんな相談を受けました。
「部下が育たない」「部下がなかなかいう事をきかない」
部下を持つ経営者、管理職あるあるの悩みですが、この悩みは
そもそも相手を「部下」と思っているからこそ起こる悩みです。
「部下は自分のいう事を素直にきくべきだ」
「部下は自分より下の立場だ」
心のどこかにこの考えがあると「自分のいう事をきかせてやろう」と
いう気持ちになり、益々高圧的になり、相手もいう事をきかなくなるから
益々イライラするようになります。
サラリーマン時代私自身も部下を授けられた時
「上司として導いてやるんだ!」「上司たるもの~」の
ように鼻息荒く全力で誰が作ったかも分からない「理想の上司像」に
沿って後輩の指導をしていたのですが、ある時ふと正気に戻りまして
「そもそも不完全な自分が人様を導くといった考え自体がおこがましい」と
いうことに気付きました。
それからというもの、「上司でいさせてもらえているのは後輩たちのお陰」
「役職が付いて責任感のある仕事をさせてもらえているのは自分より年下の世代が入ってくれたお陰」
という当たり前のことに気付かせて頂き、そこからのマネージメントは非常に気軽な気持ちで
やらせてもらえました。
「部下」と思わなくていいんです。
福沢諭吉の学問のすすめ冒頭にもあるように
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と言う言葉があるように
自分より下の人なんて一人もいないんです。
上や下ではなくて、「ステージが違うだけ」。
そう考えたら、部下に対してリスペクトする点も見えてくるんじゃない?
【第250回】100人に好かれるより…
ベンチマーク代表射場(いば)です。
人間誰しも人には好かれたいもの。
人に良く思われたい、悪口を言われたくない、そう思うのも人として生きている
立派な証拠です。
ただね、あまり他人の目を気にしてばかりだと心が疲れちゃうし、
何より自分を偽って手にしたご縁なんて簡単に手から離れていくものです。
だからこそ、我が家の家訓の一つとして
「100人に好かれるより100人を好きになれる人になろう」ということを
掲げています。
誰かの心はコントロール出来ないけれど、自分の心はコントロール出来るもの。
だからこそ、相手の良いところを見つけられる目と、相手の良いところを
素直に受け止めて認める心を大切にして、まずは自分から相手を好きになる。
たまに見間違うことが有ったり、予測が外れることもあるかもしれないけれど、
それでも「人様を好きでいよう」と思える自分自身もちょっとカッコいいんじゃない?
【第249回】会社や社長の悪口を言うくらいなら…
ベンチマーク代表射場(いば)です。
お盆休み明けで頭がボーっとしているのは私だけでしょうか?
もしかしたらお盆中自分の今後の「進路」について考えた方もいらっしゃるかもしれません。
中には家族や友達と久しぶりに絡み、仕事の悩みや愚痴を聞いてもらった人もいらっしゃるのでは
ないでしょうか?
私自身有難いことに、前職の会社は「会社大好き、社長大好き、上司大好き、仕事大好き」
だったので、本当に楽しくお仕事をさせて頂いていました。
そんな私を見て、取引先の方から「射場くんは珍しいねぇ」と言って下さる機会が多々ありました。
何が珍しいのかお尋ねすると「うちにくる営業はみんな会社の愚痴、上司の愚痴、社長の愚痴を言って帰るよ」
とおっしゃっていました。
最初聞いたときはポカーンでした。
「何故お客様に自身の所属している会社の悪口を言うの?」
「何故お客様に自身がお世話になっている上司の悪口を言うの?」
「何故会社員にも関わらず、その会社を創ってくれて運営してくれている社長の悪口を言うの?」
「そもそも何故悪口を言うの?アホなの?アホなんだね。」
という結果に落ち着いた訳ですが、私は環境に恵まれていたことと、もう一つ大切にしていることがありました。
それは「嫌いな人や物事からお金や物を貰わない」ということです。
嫌いな人に尻尾を振って食わしてもらう、これ以上に屈辱的なことがありますでしょうか?
スーパー屈辱、ハイパーダサいことだと思っています。
「そうは言ってもさぁ…」じゃないんです。
あなたが「嫌い」と思っている人に尻尾を振って「物乞い」している姿を親はどう見ますか?
あなたが「嫌い」と思っている人から心を痛め施しを受けて、そうまでしている姿をあなたを
大切に想ってくれている人が見たらどんな気持ちになりますか?
もしあなたが心底「会社、社長が本当に嫌い」と思うのであれば、そんな会社秒で辞めちゃえばいいんです。
そして取引先でも「こいつ本当に無理だわぁ」と思う取引先であれば、ガッツリ取引停止にしてしまえばいいんです。
会社は五万とあります、取引先は無限にあります。
必要なのは誇りと希望と努力、そして愛情のみです。
嫌いな奴に媚びうるなんてロックじゃなくない?
どうせならロックしようぜ!
【第248回】相手の名前は憶えていますか?
ベンチマーク代表射場(いば)です。
あなたは相手の名前をしっかり憶えていますか?
よく営業で「相手の名前を覚えるのが苦手」と言う人がいます。
これは営業をしていく上で非常に致命的です。
なぜなら営業はどこまでいっても「お客様の問題解決」が仕事。
その為には「お客様を知る」ということが必要不可欠です。
だからこそ、お客様の名前は本当に大切にしていかなければいけません。
相手の名前を覚えるコツですが、「初めましてで自己紹介ないし名刺交換した後、
とにかく意識して相手の名前を連呼しまくる」これに尽きます。
名前を覚えないということは「相手に興味を持てていない」ということです。
これから助ける相手の名前も知らないのに何のお役に立つことが出来るのか?
せっかく意味あって出会えたご縁なんだから、限られた人生、限られた出逢い、
限られた機会、そう思って、一人一人大切にしていく為にまずは「名前を覚える」を
呼吸レベルで身に付けていく必要があるんじゃない?