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2022-11-02 18:18:00

【第468回】評価サイトの信憑性

最近無性にウィスキーが呑みたくなって、普段呑まないものも挑戦しようと近くの酒屋で完全なるジャケ買いで、ただ万が一好みに合わなかった場合にビビッて比較的リーズナブルなウィスキーを購入したところ、アホほど美味しく「こりゃあノーベル賞ものだぁ!」と一人でフガフガ興奮して「もしかしてこれって僕が知らないだけで結構人気のウィスキーなのでは?」と思ってネット検索したところ、ウィスキーの評価サイトが出て来て、星5点満点でまさかの星2つという評価でした。評価内容は「香りに欠ける」「物足りない」などコメントされておりましたが、改めて「評価は人それぞれ」ということが身に沁みました。

ただ、もしジャケ買いの際にこの評価を見ていたら、きっと私はこのウィスキーを購入していなかったんだと思います。失敗したくないと事前にサイト等で下調べすることも良いのですが、あまりそれに囚われてしまうと「素敵な出会い」から自分を遠ざけてしまうこともあるんじゃない?

2022-10-27 18:18:00

【第465回】高専での講師依頼

有難いことに、ひょんなことから「高専」で講師のお仕事をさせていただくことになりました。

これはとてもミラクルなご縁で、私のクライアント様がその高専卒業生で、その恩師が在校生のために社会で活躍する卒業生の先輩を招いて定期的に講師をしてもらっているということで、私のお世話になっているクライアント様も在校生の前で講演をした際に、その方が先生に「ベンチマーク射場の話聞かせてあげたらいいんじゃない?」と仰っていただき「射場って誰よ?」「一回会ってみる?」という流れで私をご紹介していただき、高専とは程遠い普通科高校の普通の偏差値(もしくはそれ以下)の私が超絶賢い高専生を前に講師をさせていただくということになりました。

ご依頼いただいた講演のテーマは「マーケティング」でした。せっかくお話しさせていただくならと、学生のみなさんに少しでも興味を持っていただく+タメになるように「マーケティングを就職活動に落とし込んだお話し」をさせていただこうと思って、事前に先生にお話しさせていただいた中で、私の生い立ちの話になりました。

普通科高校の普通の高校生で、行きたい大学が推薦で受からなくて、浪人する気もないのでビビッて絶対合格できる大学を選んで、そこで恩師と出会って、妻と出会って、妻が「将来は専業主婦がやりたい」と言い出したもんだから「稼げる仕事」と思って不動産業界に飛び込んで、気合と根性で年収は上がってものの中々幸せじゃなくて、このままではいかんと転職して人生の恩人と呼べる社長や上司、お客様と出会って、でもそんな社長も亡くなって自分で事業をするしかなくて、みたいな話をしていたら「その話をしてあげてほしい」とまさかのご要望を頂き、当初1日だけの講演の予定が11月と12月の二か月続けての講演になって、実は内心ソワソワしているのですが、一番驚いたことが私の夢ノートに「学生に向けて講演をする」ということを記載していました。

こんな感じで叶うんだ!もう本当にクライアント様、先生に感謝しかありません。自分の夢は自分の手で掴むものと思いがちですが、まさかこのような形で手を掴んで引っ張ってくださる存在に出会えるなんて。私は本当に恵まれています。だからこそ、私自身も誰かの手を掴んで、夢まで引っ張っていける存在になりたいと、改めて思いました。

もしかしたらそれはあなたの手かもしれません。そうなったら結構ドラマチックじゃない?

2022-10-25 18:18:00

【第464回】最近偶然を楽しめていない

今はとても便利な時代になりましたよね。スマホが一人一台あって、分からないことはすぐに調べることが出来て。当然旅行に行くときなんかも事前にオススメのお土産や観光スポットなんかも調べることが出来て「最短」で物事に辿り着きやすくなりました。知らない土地に行ってもナビがあるので「果たして本当にたどり着けるのだろうか?」なんて不安も無く、それはそれでストレスフリーなのですが、その分偶然を楽しめなくなりました。

道に迷って歩き疲れて、休憩がてら入ったカフェの雰囲気が最高だったり、道に迷って近くの人に道を聞いた際に、地元の人しか知らない穴場情報も教えていただけたり。ここぞとばかりに買ったお土産が実は地元のスーパーでも売られていてプレミア感がなく、「お前なんであそこまで行ったのにこれ買ってきたの!?ブヘヘ~!!」みたいに笑いが起きたり。

学生時代だと知らないアーティストのCDをジャケットのデザインだけで購入する「ジャケ買い」をして名曲に出会ったり、驚くほど好みじゃない曲で二度と聴かなかったり。

実は一見「無駄」と思われた時間や体験が、人生においてとても大切な出来事になったり。大失敗をしたからこそ、危機管理能力が大幅に成長したり。

忙しい毎日だからこそ私自身「最短コースを全速力」で選んでしまいがちですが、時には「人生を全力で遠回りする」ことも必要かもしれません。

今週どっかでちょっとした勇気を持って「偶然」と出会ってみてもいいんじゃない?

2022-10-23 18:18:00

【第463回】ちゃんと嫌われてます?

基本人は「人から嫌われたくない」というもの。

ただ、「全員から好かれる」ということは、実はとても大変なことなのです。正直私は「嫌われたい」です。細かく言えば「嫌な奴からはしっかり嫌われたい」ということです。

あなたの周りにも嫌な人、迷惑な人の一人や二人はいるのではないでしょうか?卑しい人、情報操作をする人、マウントを取ってくる人、意地悪な人、性格の悪い人は周りにいて当然です。そんな人に好かれてみてください。ゾッとしません?あなたが「あいつ本当に嫌な奴だわぁ」と思う人は、あなただけではなく、だいたい周りの人にも同じように意地悪をしているので、周りの人からも疎まれます。そんな人に「あいつは最高だ!」なんて言われたらどうです?超絶あなたのイメージが悪くなりません?

私もそうです。「こいつ人間じゃねぇな!」と思う人に「射場最高!」なんて言われた日には、私にとってはそれが一番の営業妨害です。だからしっかり嫌ってもらいたいのです。嫌な人とは付き合わなくていいんですから。付き合わないどころか、相手から嫌ってもらって、勝手に距離をとってもらったほうがよっぽど楽なんですから。

だから「嫌われたくない」と思って気を遣い過ぎる必要はないんです。きっとあなたのことを「大好き」と思ってくれる人もいるはずです。もし今現在そんな人はいない!というのであれば、せめてあなた自身があなたのことを好いてあげてもいいんじゃない?一番あなたのことを見ている人なんだから。

2022-10-19 18:18:00

【第461回】自分の得にならないことでもやる

「損得」と言う言葉、正直私が苦手としている言葉です。なぜなら「損得考える時点で損」だと思っているからです。これは今までたくさんの方から損得無しで与えられてきたからこそ積み重なってきた考えかもしれません。

先日、とある方から教えていただきイエローハットの創業者であり現在相談役の鍵山秀三郎さんの書籍を読んでいると、こんなことが書いてありました。

「自分の得になることしかやらないと、心が卑しくなる。自分の得にならないことをやると、心が豊かになる。自分の得にならないことは、心の栄養になる」

おっしゃる通りで、ストンと胸に落ちました。そうなんです。自分の得になることしかやらない人は「卑しい人」になっちゃうんです。ただ、ここで大切なことは「損すること」ではなく、「得にならないこと」なのです。「損すること」をわざわざ自分から手を伸ばす必要はないのですが、「得しないから」と言って手を差し伸べないのは愚の骨頂だと思います。ただ、私はサラリーマン時代から極力「得にならない事」にも率先して取り組んでいました。理由としては当時の社長に「人様のお役に尽くしなさい」と言われたからです。売上云々は置いておいて、とにかく人様のお役立ちに尽くす。そうするとどうなるか?現在の株式会社BENchmarkクライアント様でも顧問契約を結ばせて頂いている会社は45社。そのほとんどは前職ではお付き合いがなかった方たちばかりです。では、なぜそんな人たちと出会えたか?それは前職時代損得を考えずに頑張っている姿を見て感謝してくれた人、応援してくれた人からの「口コミ」「紹介」なのです。自分が人様の為にやっていたことが、時間が経って自分が与えてきた以上になって還ってきてくれて今を支えてくれています。本当に有難いことに、還ってきてくれているのでこれが言えるのかもしれませんが、仮に還ってきてなくても私はとても感謝したはずです。なぜなら「心が綺麗になれたから」です。人の為に動く事はこんなに充実していることなんだ、人に喜んでもらえることはこんなに幸せな事なんだ、そう知れた事自体が感謝の対象です。

どれだけ頑張っても腕は二本で足も二本。助けられる人の数には限りがあるもの。だからこそ、目の前で困っている人がいたら、時には損得無しで助けていく。

これこそが「情けは人の為ならず」じゃない?