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【第637回】理想的な商売とは
株式会社BENchmarkがクライアント様やセミナー講師の際に提案していることは「ストック型経営」です。私自身社会人として営業の道に進み、それから起業するまでの13年間とにかく営業に特化してきて最後の5~6年程で「自分がとても楽」と思ったのがストック型営業でした。焼き畑式にどんどん新規開拓をしていくのではなく、ご縁を授かった顧客の成功にとことん尽力し、自社の商品を「標準採用」していただく。それまでは「1年頑張ったら一度成績をリセットしてまた0から頑張る」という従来の営業スタイルよりは、顧客と一緒に成長し、成功していく。「顧客が2年、3年先の売上まで確定している=自分の売上も2~3年はある程度見える」という安心感と、やればやるほど楽になる状態がとても心地良かったので今でもストック型営業、ストック型経営を提案しています。本来商売とは「やればやるほど楽になる」のが理想的な商売です。どんどん顧客が蓄積されていく、顧客との関係が深くなる、応援してくれる人が増える、もっと応援してくれるようになる、設備投資等で出ていくお金はどんどん減っていき、しっかりお金が貯まるようになる。これが王道の商売です。ここでカギとなるのは「顧客の蓄積」です。いかにご満足いただくか、ファンになっていただくか、どこまでいってもこれに尽きるのです。やればやるほど苦しくなる商売は「何かが間違っている」のです。それが資金の振り分け方なのか、戦略的なところなのかの理由は多々あるかもしれませんが、どこまでいっても商売は「お客様あってのもの」です。お客様とはお金をお支払してくださる方もそうですが、これからお金をお支払してくださる人になるであろう「お客様候補」も大切にしなければいけません。どこまでいっても人に支えられての商売。あなたは人に支えられるに見合う人を目指せていますか?