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【第719回】営業マンの賞味期限は?
株式会社BENchmarkがクライアント様に提供している支援項目は大きく分けて3つ、経営支援、マーケティング支援、そして営業支援があります。この営業支援ですが、土日祝日を中心に各クライアント様の営業サポートとしてクライアント様と一緒になってお客様へ商品やサービスをご提案していくのですが、この「営業」をしていると日に日に自分の「賞味期限」を感じるようになっております。株式会社BENchmarkのクライアント様で一番多い業種は「建築業」です。新築やリフォームの戸建住宅に携わる会社が多いので、私も営業サポートで「家の提案」をしているのですが、一説によると住宅の営業マンのピークは36歳と言われています。これは「お客様と価値観があい、家を建てる20代後半30代前半よりは若干人生経験を積んでいる」という年齢なのでしょう。私は今年で40歳になります。建築家や職人は年齢を重ねるごとに知識が養われ、より言葉に深みが増すのですが営業マンはそうはいきません。20代30代のお客様からしたら40歳は立派なおっさんです。見た目はもちろん、立ち振る舞いも年相応を意識していかないと、ただの痛いおっさんになってしまいます。営業マンはその業種にもよりますが、自身の「賞味期限」を見極めた上でどういった営業をしていくか、どういったターゲット層を顧客にしていくかを考えて営業をしていかないとどんどん成果が出なくなってしまいます。あなたはあとどれだけ営業としての期限があると思いますか?
【第717回】他社を落として自社を上げる営業は自社のブランドを下げる
随分前のことですが、私がアパートから今の自宅に引っ越す際に、大手引越し業者に見積もり依頼をして営業マンも別に悪くなかったのでお願いする方向で進めていたのですが、何を思ったのか受注を確信して油断したのか、急にその営業マンが「ところでうち以外に引っ越し業者に見積もり依頼してますか?」と聞かれてその他の引越し業者もそこまで知らなかったし相見積もりをする気も無かったので「いや別に」と言った際に「〇〇という引越し業者は安いけど仕事が雑で有名なので気を付けてくださいね」や「▲▼という引越し業者も価格はお手頃価格なんですけど保証がないので…」などなど、こちらが聞いてもいないことをどんどん教えてくるので、正直こちらは「何だこの人、人の悪口ばかり言って嫌な人だな」ということと、今まで知らなかった「〇〇」という引越し業者を知れて尚且つ「安い」という情報も得たので頭の中では既にその業者のことばかり考えて、大手引越し業者が帰ったあと早速教えてもらった引越し業者に連絡し相見積もりをとり結局そちらで引越しをお願いしました。他社の悪口を言って営業を取る場合、結果それが受注を逃すだけではなく自社のブランドを下げるということを分かっていない営業マンが少なくありません。特に50代、60代の昭和営業マンがこの傾向が強いように見受けられます。義務教育で「みんな仲良く」「いじめダメ」と昔以上に厳しく教育されている昨今。若いお客様はより一層争いごとを嫌う傾向にあります。そこんとこ分からず従来通りの化石営業をしていると時代に取り残されるんじゃない?
【第716回】ティーチング営業は迷惑営業?
今や一人に1台スマホを持っていて、メディアでも今までであればTVから流れている情報を一方的に受け取るだけだったものがYouTubeや動画サイトで「自分が見たいものだけを見る」傾向がどんどん進んでいます。そんな中で、様々なサービスで起こっている、もしくは起こりつつある現象としては「お客様の方が知っている」という状況が今後益々加速していきます。今まではその道に精通したプロから「教わる」という、いわゆる「ティーチング営業」が主流だったのですが今の時代「ティーチング営業は迷惑営業」と言っても過言ではないかもしれません。営業マンがドヤ顔でお客様に教えていることが実はお客様の方が情報に長けている、ただ人間基本「話す方が気持ちいい」のでお客様の顔色も窺わずにずっと気持ちよくしゃべっている、商談が終わり本人からしたら「今日はいっぱい話せたぞ!」と思って見込み顧客と考えていたらなぜかその後お客様と連絡が取れなくなった。ダメダメ営業マンあるあるです。お客様は終始ずっと「ウザ」と思っているのに気づかず自分の言いたいことだけ言いたいだけ伝えている自己満足営業では今後益々営業として受注を獲得していくことが難しくなってしまいます。営業はお客様の幸せづくりの黒子であることを忘れないことが基本中の基本じゃない?
【第664回】自分の都合の良い人を「良い人」と言っていないか?
一言に「良い人」と言っても、その種類は人によって様々です。私が思う「良い人」とは、人に優しく親切で、真面目で誠実、自分の利益ばかり考えるのではなく、ときには「お先にどうぞ」とサラッと言える人です。これは私の母や妻の人柄を見ての影響かもしれません。ただ、営業マンの多くが「買ってくれる人₌良い人」と言っているケースが多々あります。「あの人結構キツイ物言いだけど、買ってくれるから…。」「あの人すごく傲慢だけど売上の大部分を占めているから…。」という、本当は付き合いたくないにも関わらず「売上のため」という超絶ダサイ言い訳を付けてお付き合いをしているのは、見ていて心から軽蔑します。ビジネスとは本来楽しいもの。自分の好きな商品やサービスで人様のお役に立つ。ただ、自分一人の力では底が知れているので、自分と共感してくれる人と一緒に手を取り合って人様や社会の貢献に尽くす。その結果お金が発生する。めちゃくちゃ楽しいのです。お金が発生しないということは「役に立てていない」「必要とされていない」ということなのです。にも関わらずそこから目を背け「売上をくれる都合の良い人」と付き合うから楽しくなくなるのです。現在の世界人口は約80億4500万人。1995年発売された伝説のバンド、ブルーハーツの「ハンマー」という歌詞に出てくる「48億の個人的な憂鬱」という言葉。たった30年足らずで世界人口2倍近くになっとるやんけ。ということは、今私たちが出会える人もどんどん増えているわけです。小さい世界が全てだと思わず、本当に「良い人」だけ見極めて付き合っていけばいいじゃない?
【第654回】潰れない会社の条件その3「奥様がしっかりしている」
潰れない会社の条件その1「社長がまじめ」、その2「夫婦仲が良い」、そして最後のその3は「奥様がしっかりしている」ということ。基本我々男性陣はお馬鹿さんなのですぐ調子に乗ります。ちょっと成果が出て、取引先からチヤホヤされるとすぐ勘違いして気持ちが大きくなって身の丈に合っていない立ち振る舞いをしがちなのですが、そこで奥様がしっかりしている会社だとしっかりブレーキをかけてくれます。逆に、たまに少し成果が出ると旦那と一緒に、もしくはそれ以上に勘違いして調子に乗ってしまう奥様もいらっしゃいます。こういった奥様を選んでしまった経営者は結構悲惨です。取引先や社員にも高圧的に接して、お金も派手に使う、こういった伴侶であれば表に出さない方がいいのです。経営は長い長いマラソンです。時には坂道もあれば整備されていない道も走ります。長いマラソンなので給水所や医療スタッフという助けてもらう存在も必要です。一人で走るよりは二人で励ましながら、鼓舞しながら走ったほうが長く走れます。そして何より「必ずゴールするんだ!」という諦めない気持ち、まじめに取り組む姿勢があれば途中で脱落する確率は下がります。「この人良い人なんだけど、決算書の内容がいまいちなんだよなぁ」と思って取引を渋ることがあるのであれば、この3つの条件を意識してみてください。この3つの条件に当てはまる人は必ずうまくいきます。先行投資と思ってガンガンお手伝いしていきましょう!逆に今どれだけ業績が良くてもこの3つの条件に当てはまらなければ少し黄色信号です。取引を継続するのであれば注意しながらお付き合いしていきましょう。そう考えると法人営業ってなかなか奥が深くない?