BENchmarkブログ
【第586回】初恋の人を思い出せ
あなたの「初恋」はいくつのときでしたか?片想いだったり、両想いになれたりと人によっていろいろあるかとは思うのですが、今回いきなりなぜこの話から始めたかと言いますと、弊社はたくさんの企業と携わる兼ね合いから「成果が出ている会社」「成果が出ていない会社」が事務所を見た瞬間に分かるのです。成果が出ていない会社は「当たり前のことが出来ていな」ことが圧倒的に多くて、事務所や接客スペースがとにかく汚い。汚いというのはゴミが散乱しているというのは論外ですが、整理整頓ができていない、来客がある場所にも関わらず私物が平然と置かれている、にも関わらず本来であれば「恥ずかしい」と思う状態にも関わらず、そこで働く人がその環境に慣れ過ぎて「恥ずかしい」と思う感覚がマヒしているということが非常に多いのです。そんな感覚がマヒしている人たちに「事務所キレイにしようぜ」といくら言っても改善されることはありません。だって本人たちは「これで大丈夫」と完全にセンサーがマヒしている状態なのですから。なので私がいつもお伝えさせていただいていることは「みなさんの初恋の人を思い出してください。その人が急遽この職場を訪れたとします。その際に「素敵~♪」と言ってくれると思いますか?」とお伝えさせていただきます。親や友達ではダメなのです。「初恋の人」なのです。誰しも甘酸っぱい経験のある初恋。その相手が自身の職場に来店された場合は、ちょっとカッコつけたいのが人の性。カッコつけるために人は背伸びをするのです。その背伸びするくらいが「ちょうどいい状態」なのです。自分のデスク、社用車の中、身だしなみ、自分の立ち振る舞い、すべてを見直してみて、少しでも「恥ずかしい」と思えたら、それは改善できるチャンスかもしれません。ちなみに私はどうかですって?「射場くん昔より素敵やん!」と言わせる自信しかないですね。ただ、これも私を取り巻く環境のお陰じゃない?
【第585回】顧客を選ぶ重要性
食べ物でもなんでも目の前にあるものを全て食べると体を壊します。これは仕事でも一緒で、目の前の人を全員「お客様」にしようとすると、どこかで無理が生じて利益どころかマイナスの方が大きくなる場合もあるので、「顧客は選ぶ必要」があります。最近、珍しく「嫌な人」と携わることがありました。その方は弊社クライアント様に出入りしている業者さんからの「紹介」だったのですが、基本私は「新規は紹介でしかお会いしない」というスタイルなのですが、逆を言うと「紹介であれば必ず一度はお会いする」というスタンスを取っています。弊社クライアント様がこの業者さんに私のことをとても良く言ってくださったこともあって、「一度紹介したい人がいる」と言われお会いしたのですが、まぁこれがなかなかの方でした。今まで色んなコンサルタントやフランチャイズに手を出して、その都度成果が出なかったらしく開口一番「どこどこのコンサル会社は最悪だ」「あそこのフランチャイズは加盟するまでは一生懸命だけど加盟してから何もしてくれない」と、まぁ言いたくなる気持ちも分からなくもないのですがネガティブな話の連続で、いきなりこちらの印象は「文句ばっか言う人だなぁ」という印象を抱かせた上で「ところでおたくは何をしてくれるの?」と完全な他力本願+上から目線で、「こりゃダメだな」とこちらが思ったのも束の間、「安くしてよね」と、これもまた紹介者の顔を潰すような発言をされたので「通常の経営コンサルは顧問料を月額¥30万ほどお預りされるかと思うのですが、弊社の場合顧問料は月額¥100万で、ミーティングは3ヶ月に一回のリモートのみです。」と完全なる「断ってもらう方向」のお話しをさせていただきました。当然相手は「そりゃ無理ですわ」と仰っていただいたのでシメシメだったのですが、なぜここまでの条件を提示したか。それは「付き合いたくないから」です。行儀の悪い人、品格の低い人、礼儀や敬意を持たない人は、お付き合いすることによってこちらの品格も下がるのです。そうなってしまうと、今弊社と顧問契約を結んでくださっているクライアント様の品格も下がるのです。最近有難いことに、大手建材メーカーから「BENchmarkさんの顧客であれば、直接取引をさせていただきます!」と仰っていただきました。これはなかなかあり得ないことなのです。通常大手は倒産リスクによる未回収リスクを回避するために、直接取引はあり得ません。それも弊社と直接であればともかく、弊社クライアント様は問答無用で直接取引OKというのは、かなりの信頼と信用を得ているからこそなのです。当然直接取引できるので価格も通常よりかなりお値打ちに、尚且つメーカーと直接やりとりが出来るので反応も早く良いことづくめなのです。この信用は弊社とクライアント様で築き上げたもの。だからこそ、「変な人」を入れてこのブランドを下げるわけにはいかないのです。私がお付き合いする人や会社を選ぶのには、私だけではなく私の周りの人のことも考えているのです。そう考えたら、付き合う人を選ぶのってかなり慎重にならない?
【第584回】嫌な「客」にならない
我々は普段商品やサービスを「購入いただく立場」にも「購入する立場」にもなります。先日クライアント様から「家電量販店はどこが安いんだろうねぇ?」という話になり、私のアンサーとしては「あなた次第です」ということをお伝えさせていただきました。ネット販売等なら話は別ですが、店頭で購入するとなると、そこには「人」がいます。そうなると、そもそも「安いわけがない」のです。だって人件費がかかっているのですから。ただ、そんな状況でも少しでもお得に購入したいのであれば自分自身が「良い顧客」になることが必要です。ここで言う「良い顧客」とは、何も大量に商品を購入する顧客ではありません。むしろ「嫌な客」にさえならなければ良いと思っています。「嫌な客」とはどんな人か。簡潔に言うと、販売員のことを「人」として見ていない人です。色んな店舗で見積もりを取って、「とにかく安くしてくれ」と懇願する人、そもそも横柄な人、威圧的な人、ここら辺は「嫌な客」です。優れた販売員、営業マンならこんな顧客に当たったらどうするか?答えは単純で「二度と来ないように仕向ける」のです。通常より高くする、悪い条件を提示し、二度と来たくないと思ってもらうように仕向けます。だって「お客様を選ぶことの重要性」を知っているからです。どこまでいっても相手も「人」です。気持ちよく購入するためには、相手にも気持ちよく売ってもらった方が得じゃない?
【第583回】Don't think,feel!!
クライアント様と戦術・戦略を練り、時にはクライアント様のモチベーションを上げて成果に向かって共に走っていくことを生業としている私ですが、実は普段自己啓発本はあまり見なくて、むしろ映画や小説から数多くの気付きを授かっているのですが、伝説のアクション俳優ブルース・リーの主演する「燃えよドラゴン」、ここに出てくる「Don't think,feel!!」と言う言葉が、未だに全ての物事に精通しているなと思っています。以下、若干のネタバレになりますが、このセリフは映画の中でブルース・リーが弟子にカンフーを教えている場面で、弟子が何度やってもうまくできないときにブルース・リーが「考えるな!感じろ!!」と言った言葉で、映画の公開と共に有名になった言葉です。経営や営業、もしかしたら人生においても私含めみんな「考えすぎ」なのかもしれません。「こうした方が得かな?」「こうなると損をするかな?」「この人は本当は付き合いたくないけれど、お金のためには…」「この会社と取引を終わらせたいけれど社員を養っていかないといけないから…」これもう考え過ぎですよね。全然「心で選んでいない」ですよね。起業してから益々「心で選べる」ようになりました。誰と付き合っていくか、どう付き合っていくか、忖度なく完全なる自由な自分自身の意思で選んでいます。考え過ぎずに心で感じたことを優先して物事を選ぶようになって思うことは「色々楽になった」ということです。精神的にも経済的にも、身体的にもとても楽になりました。人間は頭が良すぎてついつい考え過ぎてしまうアホな生き物ですが、せっかく神様から「心」を授かって生まれてきたんだから心を解き放ってもいいんじゃない?
【第582回】人からの厚意に慣れない
弊社クライアント様で1年先、3年先、5年先と売上が確定していて、「お客様から待ってもらえている人」になればなるほど「人からの厚意に慣れない」ということに徹底されています。成果がでればでるほど「人様のお陰」、成功すればするほど「有難い」を連呼していて、人に対しての敬意も増しているように感じます。メールのレスポンスや、特にこちらがやった行為に対してのお礼は非常に迅速かつ丁寧にご対応いただきます。やはりこちらも人間ですので、そういった方には益々「VIP待遇」で携わらせていただくのが人の性。そうなると益々成長・成功に拍車がかかり他の追随を許さないほど成長されていきます。逆になかなか成果が出ない人、ちょっと上昇気流に乗っても継続できない人は、人の厚意にすぐ慣れてしまいます。私のクライアント様だと、すぐ私が「最近舐めてますね」「最近ダレてますね」「最近慣れてますね」と苦言をお伝えするので軌道修正されるのですが、だいたいの人が人様からの厚意にすぐ慣れてしまい感謝する心を忘れてぞんざいな扱いをしてしまう。それも人の性です。ただ、そうなるとあなたを大切にしてくれる人、あなたに好意を寄せてくれる人がどんどん離れていってしまい、結果成功とはほど遠い結果になってしまいます。自分以外で自分の幸せを考えてくれる人は親や家族も含め尊い存在です。そんな人からの厚意には最大限に敬意と感謝を示しても罰は当たらないんじゃない?