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2023-09-14 18:18:00
【第628回】お裾分けが出来るかどうか
昔に比べ今でこそその風習は少なくなってきましたが、8月はお中元を送ったりもらう季節ということもあり、わたしがミーティングでクライアント様をお伺いさせていただく際に、約8割のクライアント様から「これお中元にもらったもので悪いけど射場さんにもお裾分け」と言って自身がもらったお中元を分けてくださるクライアント様ばかりで、改めて「だからこの人たちは商売に困らないんだなぁ」と気付かせていただきました。本来人間は狩猟により食料を確保していた生物です。「明日は飯にありつけるのか?」「この獲物はいつまで採れつづけるんだろうか?」そういった不安を払拭するために農作を覚え、ただそれでも世の権力者は食料を大量に自分の手元に集め安心したいといった「保管したがる本能」があるのです。にも関わらず、人に与えることが出来る人というのは生物の本能を越えた存在です。お中元のお裾分けで何を大袈裟な、と言われるかもしれませんが、それだけ「モノを与える」ということは非常に高貴なことなのです。本能のままに自身の私腹を肥やしてきた権力者がどうなったか?国民に首を切られるのです。幸せはシェアするから長続きするもの。あなたも何かお裾分けしてみるのはいかがでしょう?