BENchmarkブログ
【第828回】やらかしたときは…
こどもたちへ
人生において間違いや失敗をおかすことは多々あります。先日お父さんは9:00にアポイントを取っていたにも関わらずなぜか10:00からと思いこんで思いっきり遅刻しました。そんなとき、もしかしたら「渋滞に巻き込まれまして…」「車が故障しまして…」「困っていたおばあちゃんを助けてまして…」と、嘘を付こうと思えばいくらでもつけるかもしれませんがお父さんは「さーせん!思いっきり10:00と勘違いしてました!着いたら膝小僧をかち割ってください!」と正直に言いました。なぜか?それは「嘘はいつかバレるから」そして「嘘をつくことは苦しいことだから」です。君たちのおじいちゃん、おばあちゃんはお父さんに「嘘は付いたらダメ」と厳しく教えてくれました。逆に、お父さんが何からしらやらかした時に、勇気を出して正直に自分から「あれこれやらかしました、ごめんなさい」と言うと一切怒らずいてくれました。嘘を付くと、その嘘を隠すためにもっとたくさんの嘘を付かなくてはいけません。だからこそ、なにかしらやらかした時は正直に相手にお伝えし、心底謝る。するとどうでしょう、相手からの信頼度が増すというミラクルが起きるのです。「この人は裏表がないな」「この人は嘘を付かないな」「この人が言うことであれば大丈夫だろう」とチャンスに変わるのです。相手は自分より賢いもの。だからこそ小手先でどうこうしようとしても、相手には丸わかりです。もしバレていないのであれば、それは相手が「バレていないフリ」をしてくれているだけで、着実に自分の「信頼貯金」は無くなっていきます。自分を守るために嘘を付いてしまうことは必ずしも悪いことではありません。ただ、そこを踏まえて勇気を出して「ごめんなさい」と言えた先には、きっと君たちにとって「良かった」と思える未来があります。何より正直に生きることが出来れば、何の後ろめたさもなく生きることができます。世界は自分で広げていくもの。後ろめたい気持ちは自分の世界を自分で狭めてしまいます。君たちの世界は無限です。どんどん世界を広げていくためにも「勇気ある正直者」を貫いてください。
【第825回】鍛えるべきは我慢する力ではなく嫌なものを嫌と言える勇気
こどもたちへ
我慢は大切です。例えばお金であれば、ある時にあるだけ使ってしまうと本当に必要なときに困ってしまうし、食べ物もある時にあるだけ食べてしまうと肥満に繋がって健康を害すだけではなく時には人から「だらしない人」と認識されて貴重な機会を自分で潰してしまうかもしれないので我慢は必要ですが、「人付き合い」においては「我慢」ではなく「嫌なことを嫌と言える勇気」や「嫌なことを相手に伝える技術」を鍛えていくことが大切です。一番もったいないのはこの広い世界で、無限と言ってもいいほどたくさんの人がいる世界で好きでもない人とずっと一緒にいて、心を壊す、身体を壊すことがもったいないとお父さんは思うよ。ただ、「俺はこれが嫌だ!」といきなり言うと相手にも言い分はあるし、ただのわがままになってしまうと「サムい人」になってしまうから「伝え方」や「伝える場面」は考えないといけないよ。「討論」でどちらかが良い、悪いを決めるのではなく相手の言い分もちゃんと聞いて「議論」をしないといけないよ。最初は上手くいかないかもしれないけど、何度も何人も議論をすることによって年を重ねて体力も精神力も衰えてきたときに、自分の周りには自分の好きな人ばかりがいる環境こそが豊かな老後になると思うよ。もし「一人の方が楽」なのであればそれも良しだよ。お父さんもお母さんも、お前たちが「これぞ俺の幸せ」というものを見つけて、それを大切にして「あ~幸せ」と思える人生を歩んでくれたら最高にハッピーだよ。
【第821回】迷ったときは「面倒なこと」を選ぼう
こどもたちへ
毎日は「選択」の連続です。「今日なにを食べようかな?」「どんな服を着ようかな?」などなど、生きていると選ぶことがたくさんありますが、その中でも「人付き合い」に関してはお父さんは決めていることがあります。それは「面倒なことを選ぶ」ということ。例えば「挨拶」でも自分からするのと相手からしてもらうのはどちらが面倒かと言うと自分から挨拶する方が面倒だと思います。ときには勇気も必要かもしれません、声を張る必要もあるかと思います、相手から「空気」を作ってもらった方がよっぽど楽ですが、だからこそお父さんは自分から挨拶するようにします。例えばご何か贈り物をいただいた場合でも「何も言わない」のと、「メールでお礼を伝えること」と、「直接電話でお礼を伝えること」であれば「直接電話でお礼を伝える」を選びます。もし自分に落ち度があって謝らないといけないときは「会う」「電話で謝罪」のどちらかを選びます。人付き合いにおいては「面倒なこと」を最初に選ぶと後々が非常に楽になります。逆に面倒という理由で「まぁいいか」とその時の楽や、恐怖を優先して放っておくと、後々非常に厄介なことになり収拾がつかなくなります。人付き合いだけではなくてすべてのものに対して言えるかもしれませんね。掃除もこまめにするのと、溜めて溜めて掃除するのとでは労力も、もしかしたら費用も違ってくるかもしれません。勉強も「ずーっとやらない」のと「ちょこちょこやっておく」のでは、人生において生きやすさが段違いです。
「迷ったときは面倒なことを選ぶ」。「あ~、面倒くせぇ…。この件はひとまず保留かな。」と思うときはたくさんあるかと思います。その時には是非この言葉を思い出して「ちょっとの勇気と少しの手間」をかけて面倒なことを選んでみると、自身を取り巻く環境が劇的に良くなります。ただし、気を付けないといけないのは「人様に害をなす面倒な人」はそんなに気合を入れて対応しなくてもいいので、そんな人と出会った際はしれっと距離を置いて携わらないことも大切です。
「勝てない(そもそも勝つ必要が無い人も含む)奴には関わらない」これが無敵の思想です。
【第819回】自分はどちら側か?
こどもたちへ
自分のモチベーションが上がるスイッチはなんなのか?を知ると自分をコントロールしやすいよ。大きく分けて二つ、「自分のために動ける人」なのか「人のために動ける人なのか」。どちらが良いとか悪いとかではなくて「自分はどちら側なのか」を知っておくと良いよ。ちなみにお父さんは「人のために動ける人」だよ。最近お父さんは意識的に食事を気にしたり運動してるよね?これは自分のためでもあるけど、お母さんと君たちのために食事制限や運動をしているよ。将来健康を害してお母さんや君たちに何かあったとき助けられないのは嫌だし、お父さんのために君たちの貴重な時間や機会を失ってほしくないなと思うと頑張れるよ。逆に自分のためと思うとお父さんはどうしても自分に甘くなっちゃうから頑張れないよ。仕事でも自分の会社のホームページはここ何年もいじっていないけど大切なクライアント様の成果に繋げるために人のホームページは一生懸命毎日いじってるよ。それがお父さんの自分が動くスイッチになっているし、そんな自分が嫌いじゃないよ。人は一番身近な自分のことは意外に分かっていないけど、時には自分と向き合って「何が好き?」「何が嫌い?」「これは得意?」「何が嬉しい?」と自分にも聞いてあげてね。自分はどんな場所が好きなのか?インドア?アウトドア?どんな人が好き?パリピな人?静かで穏やかな人?正解や不正解が無いし、時と場合によって変わってもいいし、ただ自分の「心地いい場所」を見つけるのは自分自身なので友人の一人として自分の心とも対話してみてね。
【第816回】みんな正しくて、みんな正しくない
こどもたちへ
これから君たちにはたくさん「教えてくれる人」が現れます。学校の先生はもちろん、先輩、仕事をするようになると上司だったり、時には見ず知らずのおっちゃんだったり、もちろんお父さん、お母さんも含め君たちにたくさんのことを「教えたい」と言う人がどんどん現れるかと思います。それらの人の教えは全て「正しくて」全て「正しくない」です。人はそれぞれ「自分が正しい」と思っています。だからこそ「教えてあげたい」「良くなって欲しい」と、君たちが愛される人になればなるほどたくさんの人が教えてくれるので、一度は素直に受け入れなさい。ただ人は間違う生き物だし「正しさ」というのは非常に曖昧なものです。戦時中の英雄は平時では「人殺し」です。物事は見方や立ち位置によって正しいかどうかは非常に揺らぎやすいものです。だからこそ「正しいかそうでないか」は自分で決めなさい。自分で正しい選択を選べるようになるにたくさんの物事を経験しなさい。楽しいこと、幸せなことばかりではなくときには騙されることもあるでしょう、時には傷つけられることもあるでしょう。逆に嘘をつくことも、人を裏切ることもあるでしょう。それでもどんどん経験しなさい。特に若いうちに経験しなさい。お父さんが生きているうちは全力でフォローします。君たちのお父さんは結構無敵です。そしてうちにはお母さんもいます。君たちのお母さんはこの世が生んだ奇跡です。「ハートが綺麗な人ランキング」があれば間違いなく日本代表です。ひょっとしたら北半球でも5本の指に入るかもしれません。だからこそ、お父さんお母さんが生きているうちにどんどんチャレンジしてください。ただ気を付けないといけないのは「自分の自信を付けたい」「自分が認められたい」という想いが強くて「マウントを取りたい」人が出てきます。そんなときは「あなたからの学びは終わりました」と心の中でつぶやいてみてください。きっと疎遠になります。このように付き合うべき人、付き合わなくてもい人を見分けられるように自分の「ものさし」が持てたらいいね。