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【第640回】それお客様ホントに喜んでる?
私自身経営者としてはまだ4年目。ただ、経営者に寄り添って経営のお手伝いをさせていただく環境に身を置いてかれこれ14、15年になります。成長していく企業と衰退していく企業の違いは多々あるものの、基本物事はシンプルで「お客様に喜んでもらっている企業」は嫌でも繁栄していきます。当然ながら「お客様に喜んでもらえていない企業」はどんどん衰退していきます。当然ですよね?当たり前のことですよね?小学生でも分かることですよね?ただ、不思議と大の大人がビジネスになるとこれが分からなくなるのです。先日も私の大切なクライアント様が取引業者からの誘いで接待旅行に誘われたということを相談され、失礼ながら私は「こんなに忙しいのに行きたくない旅行いくんです??誘ったやつどうかしてるぜ!」と言ってしまいました。このクライアント様も本当に素敵な方で、お客様のこと、協力業者のこと、家族のことを常に自分以上に考える愛情深い方なのですが、そんな人だから休みもなく仕事も夜遅くまで頑張っていらっしゃることを知っているので、そんな人の「貴重な時間を奪う」ということがちょっと許せずにもんもんとしてしまいました。特に仲良くもない知らないおっさんたちと行く接待旅行が楽しいわけないじゃないですか、そんな旅行で楽しいと思う人じゃないじゃないですか、ただでさえ忙しい人で家族も大切にしている人なのに、そんな人から仕事の時間と家族の時間を奪うことが「悪」ということを分かっていないこと自体がどうかしてるぜだと思います。言い方がきついかもしれませんが、「時間」と「命」は有限で取り返しがつかないのです。私は人の時間を奪う人は「悪」だと普段から思っています。お客様に喜んでもらうどころか、貴重な時間を奪いながらも「接待してやってるぜ、へっへっへ…」と勘違いしているおっさん共のなんたる寒いことか。寒い、寒すぎる。私も立場上、仕事上の付き合いで接待のお声がけをいただく機会がちょいちょいあるのですが、その時にお伝えするのは「ランチは行くけど家族との時間が大切なので夜はNG」ということと、「呑みにいくなら友達になってから行こうぜ」ということ。最近それに加えてお伝えしていることは「僕は家族や自分の時間を大切に出来る人が好きだから、もし僕に時間を使おうとしてくれるのであればまずは家族との時間や自分と向き合う時間を大切にしてもらって、そのときの話を聞かせてもらっている方がよっぽど楽しいしあなたのことを好きになれます」ということをお伝えしています。私にへこへこ媚びを売るのであれば、家に帰って奥様やお子さんをご機嫌にすることに全力を注ぐ方がよっぽど魅力的な人間です。むしろ接待を求めてくるような寒い人間とは付き合わないほうが良いのです。そんな奴いつか勝手に自滅していくので一緒に伴走するべき人ではないのです。なんとなくやっている一つ一つの行動が「お客様に喜んでもらえる行動」なのか?一度立ち止まって考えてみてもいいんじゃない?