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【第624回】お金をかける際の注意点
景気が悪くなり、なかなか仕事が取れない状況、思うようにいかない状況に陥ると多くの経営者がセミナー参加やコンサルとの契約、フランチャイズの加盟、HPの作成に手を出しがちです。現に株式会社BENchmarkも去年は平均してホームページから顧問契約依頼が毎月7社ほどからお問合せいただいていたのですが、2023年は値上げや実質的な増税もあって懐事情が各社厳しいこともあってか毎月15社ほどから顧問契約依頼を頂戴しています。ただ、弊社の場合基本毎月最低1回はミーティングをするということが条件で顧問契約をお受けしている兼ね合いもあり、当然私一人でこなせる量に限りがあるので現状顧問社数50社限定とさせていただいているのですが、こういった仕事をしていて矛盾が生じるかと思いますが、基本苦しいときほど「お金を使ってはいけない」のです。参考書と一緒で、お金を使うと「やった気」になってしまいます。また、基本お金を使うことは楽しいことなので、ついつい苦しいときほどお金に頼ってしまいがちなのですが、経営的に苦しい状況だからこそ、そこは知恵が出る良いチャンスなのです。もがいてもがいて、もがきつくした上で、追い詰められたときの人間の能力は想像を超えるものがあります。現にわたしは何度も倒産寸前の会社が奇跡を起こす瞬間に立ち会ってきました。奇跡が起こるのはお金を使ったからではないのです。経営者が諦めずに無限の可能性を信じて歯を食いしばって問題に立ち向かったからこそのなのです。今後ますます景気は悪くなります。みなさんが思っている以上に厳しい状況になるでしょう。ただ、そんなときだからこそ焦らず、慌てず、丁寧に一つ一つを見直して改善し、着実に実行していく。これこそが暗闇の中で経営を続けていく最善策なのではないでしょうか?きっと諦めない限り良い知恵は出るもんだぜ?