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【第623回】人の役に立ちなさい
わたしは教師の父と専業主婦の母のもとに生まれ育てられたこともあり、小さいとき母に「人の役に立たなくてもいいから人に迷惑をかけないように生きていきなさい」と何度か言われたことがあります。「人の役にたつ」というのは、聞く人からすれば献身的、貢献、といったイメージがあるのかもしれませんが、商売をやっているわたしは自分の子供たちに「人の役に立ちなさい」という教育をしています。正確には「人の役に立つと、人から必要とされ愛され大切にしてもらえるので、結果あなたの人生がとても豊かになるので人の役に立つことによって自分の人生を豊かにしなさい」という教えです。ここまで嚙み砕かないと「人の役に立ちなさい」は「人のために生きなさい」というところで終わってしまうので勘違いが発生してしまいます。「自分の人生のために人の役に立つ」。わたし自身クライアント様に「役に立たないものは即リストラ、その中には当然わたしも入れてくださいね」とお伝えしています。基本コンサルタント会社は加盟金や契約期間途中の解約に関して違約金をお客様に求める会社がほとんどですが、株式会社BENchmarkの場合は一切それを求めていません。「成果が出ず役に立たなければ好きな時に辞めてね」というスタンスです。違約金という名目でお客様からお金をお預りすると、目先の利益だけを考えると楽かもしれませんが、それは相手を楽にする行為ではなく自分を楽にする行為です。これは人様のお役に立っていませんよね?有難いことに起業してもう少しで約4年。顧問契約を結んでくださっているクライアント様たちは卒業どころか有効期限の無い永久顧問契約をご所望されるクライアント様も全体の8割以上になっています。だからこそ、現在新規顧問の受付が2年先というこのご時世でとても有難い環境でお仕事をさせていただいております。ただ、永久顧問契約はとても嬉しいことで誇らしいことなのですが、弊社はこれをお受けしていません。なぜならこれも「クライアント様が解約しづらくなるから」です。起業する際決めたことは「人の役に立つことだけしよう」ということ。それで自身の生計が建てられないのであれば、それは役に立てていなかったというだけのこと。自分自身緊張感を持って仕事に携わるために決めたことですが、実はこの取り決めが今の株式会社BENchmarkを救ってくれています。自身の利益ではなく、純粋に「人の役に立つ」ことだけ考えて生きていけるって結構幸せじゃない?