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【第591回】市場の状況
今年の3月、4月は建設業の倒産が増えました。人手不足や材料・人件費の高騰、コロナ融資の返済など理由は多岐に渡ります。そして5月6月は飲食店の倒産が増加しています。こちらも理由は建設業とそんなに変わりません。生活保護の申請も、コロナが増えてきた当時より今の方が増えているので、メディアではなかなかリアルな話を流しにくいのか、我が国を取り巻く環境は非常に厳しいのかと思います。現に私が営業フォローで携わらせていただくのは住宅会社が多いのですが、家を建て始める20代30代の子育て世代がメインだったものの、今は完全に50代、60代の建替え世代の接客をすることがほとんどです。理由は明白。20代30代の所得が増えていないにも関わらず物価や税金が上がっているので、本来お金を使う世代が「身構えて使えない」という状況によって、どんどん悪循環に陥っているのだと思います。経済は心理学。「先行きが不安」となると、当然景気は悪くなります。住宅業界は、着工棟数が地域によっては前年の3割減という状況のエリアもあるのですが、ただこういった話をすると「だからうちは苦しいんだ…」と言い訳に使う会社があるのですが、その際気を付けないといけないことは7割の会社は家が建てられているという現実から目を背けてはいけません。現に弊社クライアント様は絶好調。なぜ絶好調かと言うと「絶好調になるように真剣に必死に頑張っているから」という至極シンプルな話なのです。周りの状況を把握し、対策を練ることは非常に大切ですが、周りの状況に合わせて自分も凹む必要なんて全くないんだぜ?