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【第533回】世界的なリストラの動き
2022年Twitterの大量リストラ、その次はFacebookやInstagramを運営するMetaのリストラ、アメリカ大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーでもかつてない規模のリストラ。資本主義の国を筆頭に昨年から大量のリストラを行っています。日本は「終身雇用」を「美学」とする傾向があるので、「社員のリストラ」に関しては難色を示す経営者が多いのですが、こうもアメリカでの大手リストラが続くと不思議なもので政治家も経済ジャーナリストも手のひらを返して「景気を上げていくためにはリストラは必要!」と力説していることに若干違和感を感じますが、私は個人的に「リストラ推奨派」です。リストラというと「首切り」のイメージが強いかもしれませんが、例えば文房具一つにしても、電気代一つにしても「無理無駄」を排除するために日々「何をリストラできるか」を考えていくのも経営においては大切なことです。また、社員に関しても「頑張っていない社員」は当然ながら「成果を出していない社員」もリストラしていかないと、「頑張っている社員」や「成果を出している社員」のモチベーションが下がってしまいます。会社は社員を守るもの。ただその分社員も会社を守っていかなくてはいけません。この両思いが成り立つからこそ、会社が存続し体力をつけていくことが出来るのです。一番最悪なのは「共倒れ」。こうなってしまうと、どれだけ大切に思っていても「助けられなくなる」ので、そうならないように日々成果にこだわって経営を進めていかないといけません。ただ、そもそもこれからの組織の在り方としては「大きくしていく」というビジネススタイルはどんどん変化していくことが容易に想像できるので自分自身の「こうあるべき」という意識自体をリストラしていく必要があるかもしれません。一緒に長く頑張っていくためにも今頑張りどころじゃない?