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【第459回】年をとってから褒められるのはちょっと危険
みなさん最近褒められていますか?褒められたら気持ちいいですよね?でもですね、あまり年をとってから褒められて喜んでいるのはかなり「痛い」んですよ。
だって「褒められる側」と「褒める側」どっちが優れた人でしょう?「褒める側」の方が優れているんですからね。相手のいいところを見つけて、認めて、伝える。これが出来るのは「立派な大人」なんです。逆に相手を褒めることが出来ない人、いつまでも「褒めて欲しい」と強く求める人は「小さな子ども」と変わらないんです。
田舎のちょっと儲けてるかくらいの会社でたまに見かけることがあるのですが、全然大したことのない「井の中の蛙状態」にも関わらず、イエスマンばかり近くに置いて気持ちよくなっている経営者を未だに見ることがあります。その度に「サムい」と思って距離を取るのですが、こうなってしまったら致命的です。どんどん真綿で首を絞められるかの如く衰退していくのですから。イエスマンに良いように掌の上で転がされているにも関わらず、本人は良い気になって勘違いしているから転がされている状況を気付いていない、まさに裸の王様状態です。
また、最近の若い社員に多く見受けられるのですが「褒めて伸びるタイプですから」と自分で言っちゃう「幼稚さ」。「褒めの強要」と言ってもいいかもしれませんが、そもそも自分が努力して褒められることをすれば良いだけの話なのに相手に「褒め」を求めている時点で「ポンコツぶり」を露呈していることを気付けていない姿を見て呆れてしまう場面が多々ありますが、これも時代なんでしょうね。
本来ビジネスにおいて「対等な立場」であれば感謝やお礼はあっても「褒め」ってそんなにないもんなんですよね。もし褒められることを望んでいたり、褒められることで快感を感じているのであれば、早めに気付いて軌道修正しないと周りの大人たちから「ポンコツ」にされちゃうんじゃない?