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2022-09-15 18:18:00

【第445回】買ってくれる人=良い人ではない

先日営業指導の依頼を受けて、クライアント様の営業マンの接客の場に同席したときのことです。そのお客様は一言で言うと「少し横柄」な人でした。一方的に要望を伝える、人の話をあまり聞かない、相手のことは考えずに自分の利益のみ考える、私が担当であれば完全に「お客様にしない人」です。にも関わらず、その営業マンは終始ヘコヘコしながら言葉は悪いですが「手下」や「奴隷」のように接している姿を見て、商談後「なぜあの人を相手にしているんですか?」とお伺いしたところ、当たり前のように「買ってもらえるからです」とのこと。また、「嫌じゃないですか?」とも尋ねたところ「嫌ですけど売上が¥〇〇万見込めますから」とのこと。やれやれです。この営業マン自体が相手を「お金」として見ているから相手も営業マンのことを「人間」とは見てくれていないのです。鏡の法則とはこのことですね。買ってくれる人=良い人ではないのです。自分が「嫌だなぁ」と思う相手には「売らなくていい」のです。そんなことをしているからこそ「本当に良いお客様」が見えなくなるのです。人生は本当に自由です。特に営業を仕事にしている人に分かって欲しいことは「お客様は無限にいる」ということです。誰と付き合うか、誰のために限られた貴重な時間を使うか、誰と人生の物語を作っていくかは完全に自由なのです。「困ったお客様」に頭を悩ましている全国の営業マンのみなさん。一度顧客の整理をしてみてもいいんじゃない?