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【第408回】恩師がいるのは有難い
法人成りした際に、報告とお礼を兼ねて大学時代の恩師と5,6年振りにお会いさせていただき会食した際に、非常に驚いたことが「先生が痩せている」という事でした。ただ、これは「やつれている」ということではなく「健康的に痩せている」ということです。当時先生はガチンコの糖尿病で、薬もビールで流し込むやんちゃぶりでした。ただ、ここ何年かはテレビのお仕事をしていることもあってか、スーツもビシっと着こなし、70歳を越えているにも関わらず非常にカッコイイ姿に「自分の思っている70代とは違う」と戸惑っていると、なんと毎日1時間半ウォーキングしているとのこと。
「すごいですねぇ~!」と終始そのストイックさに感心していると、「お前も健康には気を付けろよ、お前の健康を管理してやれるのはお前だけなんだから」と言う言葉に背筋が伸びました。
有難いことに毎日妻は私の健康を気遣った料理を作ってくれている。部屋の掃除も行き届いていていつも気持ちの良い空間で生活させてくれている。クライアント様との関係もストレスもなく、それどころかいつも感動を与えてくれている。にも関わらず私が暴飲暴食不摂生をしてしまっては、結局心も体も壊してしまうのは私の責任ですもんね。
しかも私一人で責任を終えるのであればまだ良しとしても、そうはいかないのが病気の厄介なところです。改めて健康の大切さ、「自分を大切にしてやれるのは自分」だという当たり前のことに気付かせていただく良いきっかけを与えていただきました。
また、先生の凄いところは今でも「自身の力をもって本気で世界を良くしたい」と情熱を燃やしている姿にも感動しました。
よく考えれば、今の私の考え方や理念は学生時代先生によって基盤をつくっていただいていたことも思い出させてくださいました。
まだまだ半人前以下の教え子に対して情熱と愛情を持って接してくださる先生。恩師に恵まれた良い人生だとつくづく思いました。
あなたには恩師と呼べる人はいますか?