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2022-06-07 18:18:00

【第396回】人が離れていくとき

「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉があります。

ただ、これは「お金が無くなるから人が離れていく」というよりも「人が離れていくからお金も離れていく」というのが正しいかもしれません。

仮に売り上げが減ろうが無くなろうが、一緒になって歯を食いしばって頑張ってくれる人がいれば物事は何とかなっていくものです。

一番の悲劇は「一緒に頑張ってくれる人がいなくなったとき」です。

当然ながら人はお金では買えません。実力がある人になればなるほど、引く手あまたなので色んなところから良い条件で話が来ます。

真面目ではない人、嘘を付く人、誤魔化す人、愚痴をまき散らす人、人に優しくない人のもとからは、どんどん良い人が離れていきます。

ただ、離れていった本人はまさか自分に問題があるとは思っていない為「お金が無くなったから離れられた」と思うのかもしれません。

年を重ねれば重ねる程、叱ってくれる人や苦言を呈してくれる人は少なくなるもの。

「裸の王様」ほど惨めで恥ずかしいものはありません。

だからこそ、ちょっと調子が良くなってきたときこそ「人様のお陰」と言う気持ちと態度を忘れないことが成功を長続きさせる秘訣なのかもしれません。

縁の切れ目が円の切れ目じゃない?