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2022-06-03 18:18:00

【第394回】カッコイイパイセン

私は今まで有難いことに「人」に恵まれてきました。

特に小さい時から「先輩」には恵まれていて、とても優しく愛情を持って可愛がってもらいました。

その中でもカッコイイ先輩は大学生時代にバイト先で出会った先輩です。

ご飯はいつもご馳走して下さり、たまにこちらが支払おうとすると「自分も先輩にやってもらってきたことだから、お返ししたいと思うのであればお前も自分の後輩にやってやれ」と言って下さる「粋」な人でした。お陰で私も今まで後輩とご飯に行く際は、全てこちらで支払う癖が未だに付いています。

ただ、この先輩のカッコイイところは、私が「先輩みたいになりたいっすわぁ」とお伝えしたところ、「アホたれ!俺なんて超えないといけないんだぞ!」と仰って下さったことです。

どういうことかお伺いしたところ、その先輩の考えとしては、「人との出逢いは縁があって年長者は後輩のお手本にならないといけない、お手本というのはそこまで出来て最低限ということなので、もし自分がカッコイイ先輩と思ったのであれば、その人の年齢になったときはその人を超えていないとその人に出会った意味が無い」という何ともストイックな方でした。

そこから、私は自分より年上の方と出会った際は「あと何年でここまでやれていないといけない」と思う癖が付いたのですが、今となればそれが本当に良かったと思っています。

間違いなく毎年努力する癖を付けることが出来ましたし、自身の出来ることが毎年増えていることを実感しております。

ただ、私の中ではまだまだ「憧れの先輩」はたくさんいるのでまだまだ追いつけそうにありませんが、それが日々のモチベーションにも繋がっています。

あなたの周りで「カッコイイパイセン」はいますか?