BENchmarkブログ
【第1046回】足るを知る
わたくしごとですが、今から22年前の12月24日に妻とお付き合いすることになりまして、初デートはアルトというゴリゴリの軽自動車で鳥羽水族館まで行きまして、しかも下道でして、終始グダグダの初デートだったにも関わらずなんやかんやで結婚できまして、そして今に至るわけですがあのときから比べると今わたしの身の回りにあるものは22年前にはなかったものばかりです。家族も自身を取り巻く人間関係も、家も車も、当時から持っているものといったら親が作ってくれた貯金通帳とジャケットを少々、靴が一足くらいです。妻と「今あるものはすべて出会ってから手に入れたんだねぇ」と感慨深い思いになっていたときに思ったことは「そっか、全部もともとなかったものだ」ということと「今とても恵まれているなぁ」ということです。人間不思議なもので「今あるもの」は気付かないうちに「当たり前のもの」になってしまっていて普段はなかなか上手に目を向けることができていないのですが、改めて今あるもの、そして「今」そのものが存在していることに有難い思いと「どうせなかったものだからこれからも何とかなるっしょ」という気持ちが強くなりました。裸で産まれてきた我々は「死ぬときにパンツ一枚履いていたら勝ち組」なのです。仮にパンツを履いていなくても産まれていた時より少しでも「豊かな心」になっていたらその人生は富多き人生だと思います。どうしようもない過去を考えて反省したり、どうなるかわからない未来にビビッているよりも「今」をしっかり感じる。そうすることによって心も少し軽くなるのでは?みなさま良いクリスマスをお過ごしください。
