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【第354回】三人の営業マン(T社ver.)
M社、N社に新車を探しに伺うもことごとく「グッ」とくるものが無く、心が折れかけている射場夫妻。
「そりゃぁ世の営業マンは嫌われるな」と営業に身を置いてきたものとしてはどこか心が寂しくなりながらも車は買わないといけないので新たにT社に伺うことに。
出迎えてくれたのはN社同様50代の営業マン吉田さん。
第一声は「ご主人、美容関係のお仕事です?」と褒め。
「いやいや、こんなパッサパサの髪の毛で美容関係だったらもっと自分の髪質気を付けるわ!」と思いながらも悪い気はしないのが人間の愚かなところ。
ただ、そこからの言葉が痺れました。
「今日私はどんなお役に立てますでしょうか?」
胸キューーーーンです。この人の凄いところは止まりません。
そこからは一切商品PRをせず、「ヒアリングのみ」です。
「何の用途で使うのか?どんな仕事なのか?荷物はどれくらい載せるのか?普段何キロ走るのか?高速は乗るのか?」などなどに加えヒアリングの要所要所で話を拡げていきます。
「お仕事は?ほぉ~自営業ですか!お若いのに凄いですね!!もともと独立される前も同じようなお仕事だったんですか?」
ヒアリング→褒め→更に興味を持ってヒアリング→褒め。自身も営業に携わる中で「お手本のような営業」でした。
ある程度場があったまってきたところで「ちなみに予算はいかほどをお考えでしょう?」と言われN社での失敗を考慮し「¥300万以内に収まったらいいですけどねぇ」とお伝えすると、結果としては「車検、オイル交換、タイヤローテーションも含め¥250万でいかがでしょう?」とのこと。
プラス「射場さんまだ起業したばかりですよね、サラリーマンの自分からしたら凄いと思うし頑張って欲しいと思うので、これはコソっとお伝えするのですが私の権原で起業祝いということで微々たるもので申し訳ないのですが¥10万引かせて頂きます。」とのこと。
すると妻が「そこまでしてもらって悪いので、せめて何か吉田さんにプラスになることはありませんか?保険とか吉田さんから入れますか?」とお伝えすると「保険はディーラーを通したら高くなるのでネット保険で十分です!」とのこと。
すると妻は「これからずっと吉田さんにお世話になりたいね!」とのこと。
まんまと!!!まんまと吉田さんの営業力にやられている!しかしながらやられていると分かっていても心地良い!!
喜んで払える!いや、もっと払いたい!これがスーパー営業マンなのかと、とても勉強させて頂けました。
お分かりでしょうか?今回この吉田さんの凄いところは「しっかりファンにしている」ということです。
「この人にお願いしたい」「この人にもっとお金を払いたい」「この人を応援したい」と思わせて下さっているのです。
実際このブログでもまんまと「良い口コミ」を発生しているのです。これこそ「良い循環」です。
もし、車を購入頂く方は是非吉田さんをオススメします。特に営業に携わる方、サービス業に携わる方は
一度彼の営業を受けてみると非常に勉強になりますよ。ただし、三重県四日市市になるのですがそこを踏まえてみても会ってみる価値があるんじゃない?