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【第329回】商品から作ってしまうと陥る罠
ベンチマーク代表射場(いば)です。
マーケティングの基本は
①誰に②何を③どのようにが大原則です。
仮にこの順番を変えて
何を、誰に、どのようににしてみたらどうなるでしょうか?
例えば釣りに行くとき、一生懸命「疑似餌」を作ったとします。
リアルな質感、本物そっくりの動き、水の中でまるで生きているかのような
動きを見せる疑似餌を作って「よし釣りに行こう!」と思って釣りにいったら魚は釣れるのか?
答えは「NO」です。
その疑似餌は川魚用なのか、海魚用なのか、小魚用なのか、大型魚用なのかによって
造るべき疑似餌は変わってきます。
だからこそ大切なことは「何を釣るのか」というゴールを事前に決めた上で準備をしていかなければいけません。
仮に「鯛」と「鮎」の場合、同じ魚でも住むところも食べるエサも違ってきますよね?
マーケティングもまさしく同じで、「誰に」というターゲットによって
欲しい商品、好む商品は違うのです。
だからこそ、まず第一にするべきことは
「誰に対して売りたいのか」「どんな人に好まれるのか」「どんな人に喜んでもらいたいのか」
と、兎にも角にも「誰に」が大切になってくるのです。
「この商品はめちゃくちゃいいぞ!絶対売れるだろう!」と言って
世から消えていった名作、名商品がどれだけあったことでしょう。
どんなに良いものでも買ってくれる相手がいないことには短命に終わってしまいます。
だからこそ、「誰に」という考えが非常に大切なのです。
逆にそこが明確であれば、商売はうまくいくものです。
一度立ち返って、あなたの扱う商品やサービスを「誰に届けたいのか」を
考えてみてもいいんじゃない?