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【第322回】売上比率が高すぎるのも問題
ベンチマーク代表射場(いば)です。
前回のブログで「売上構成比率」のお話しを軽くご案内させて頂きましたが、
「売上比が高すぎる顧客」も注意が必要です。
売上比率が高すぎる顧客と言うのは、簡単に言うと仮に¥100万の売上があって、
その内¥50万を1社で構築しているというケースです。
売上比率が高すぎる顧客のリスクとして、下記のような理由があげられます。
・なんらかの理由でその一社の売上が計上されない場合、大きく目標売上を落とす可能性がある
・目標売上を落としてしまった場合、補填する要素が無いため手の打ちようがない
・営業マン自体に「甘え」が生じ、新規開拓をしなくなるのでリスクヘッジが出来なくなる
・営業マン自体に「甘え」が生じ、成長しなくなる
・大きな売上を失いたくないあまり、顧客の「言いなり」になって最終どんな要求を出されても断れなくなる
ざっと上げただけでもこのようなリスクが生じます。
弊社に関してはリスクヘッジの兼ね合いから1社あたりのクライアント様からお預かりさせて頂く金額は
顧問料に加え写真撮影や、営業フォロー、ツール作成も併せて年間¥80万以下で収まるように調整しています。
現在クライアント様数38社、顧問先だけでもかなりの売上になりますが、私の場合それに合わせて「セミナー講師」や
顧問契約とは別に「業務委託」を受けてお手伝いさせて頂いているお仕事もあり、その収入でも結構な額があるので、
クライアント様との顧問契約が半分の数になっても収入的には全く問題ありません。
特に弊社の場合は「とにかく使う経費が少ない」ということもリスクヘッジになっています。
そうなるとどうなるか?お客様の顔色を気にしてお仕事をしなくてもいいのです。
私の仕事がら「お客様の機嫌を取る」のではなく「お客様の為になること」が大切です。
その為に時には「耳に痛い事」「機嫌を損ねること」もガンガンお伝えしていかなくてはいけません。
その時に「この人に嫌われて売上が下がったらどうしよう」と考えてしまうと、とたんに
仕事ではなく「ご機嫌取り」になってしまうので起業の際にこのような価格設定にしました。
自分を鍛えるためにも、自分が自由に生きていく為にも、「大口のお得意様」はずっと自分で抱え込まない方がいいんじゃない?