BENchmarkブログ
【第885回】ゴールからズレていないのか?
先日実家に帰った際に父と話していて、「将来的には実家をどうするか?」という話になり父は「誰かが継いでくれる前提」の話をしていたのですがわたしは4人兄弟なのですが4人ともそれぞれ家もあるし、「継ぐのは難しいのでは?」ということを伝えました。その際い「お父さんの目的は子どもたちに幸せになってほしいのか?実家を守ってほしいのか?どっち?」と尋ねたところ「子どもたちに幸せになってほしい」とのこと。であれば実家の守をしていくということは、それによって子どもたちの幸せが犠牲になる可能性を伝えました。経営者の事業継承の問題も似たようなものがあり、本来であれば残されたスタッフに幸せになってほしいと思って会社を次の世代に引き継ぐはずにも関わらず「会社を継続していくこと」が優先順位第一になって、結果として事業が上手くいかなかった場合先代に罪悪感を持ったり、追い詰められて自殺に追い込まれたりと、先代からの「願い」が形を変えて「呪い」になってしまっているケースはしばしば見受けられます。頼まれたほうは、頼まれごとが出来なかった場合罪悪感んを抱くもの。だからこそ先にこの世を去るものは「自分の願望は残さない」ということも次の世代にとっての「思い遣り」なのかもしれません。もしわたしがこどもたちに残す言葉を選ぶとしたら「気楽に好きにやって~」じゃない?