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【第246回】感謝力が下がると…
ベンチマーク代表射場(いば)です。
よく色々な自己啓発本で「感謝をする」という言葉が出てきます。
「感謝の必要性」を紹介している本は多々あるものの、正直私は最初理解出来ずにいました。
そもそも「感謝」とは「しなければいけない」と意識するものではなく、心から湧き上がるもの
だと思っていたので、どうもしっくり腹に落ちなかったのです。
どこかテクニックで感謝をしているように受け取ってしまっていたのです。
ただ、最近思ったのが「感謝力」は必要だなと思いました。
「感謝力」??
人間不思議なもので最初困っている時に助けてもらったときは当然ながら
感謝するのですが、助けてもらえるのが当たり前になると感謝しなくなるんです。
「有難いこと」」に慣れてしまっているんでしょうね。
「有難い」とは読んで字のごとく「有り難い」=「本来なら有り得ない」状況です。
ただ当の本人は「有難い」状況が「普通」になってしまっても、相手は違います。
当然「あいつ昔は感謝していたのに、最近変わったなぁ」と心のどこかで思ってしまう、これも人間です。
ただ、普段であれば気を遣っているので相手のちょっとした変化に気付き訂正出来るのですが、
感謝力が下がるとその相手の変化も感じられなくなってしまうので、人も離れ、お金も離れ、様々なチャンスも
離れてしまということを考えると、常に自分が今生きていられるのは「有り難いこと」として
注意していないと、真綿で自分の首を絞めることに繋がっていきます。
家族、友達、お客様、会社、同僚、取引先、どれ一つをとってもかけがえのない感謝の対象なのです。
「感謝力」が下がるということは「感度が下がる」ということです。
感度が下がれば当然何をするにしても良い結果を出すのが困難になってきます。
感謝出来ていること自体が感謝。
感謝して損なことなんて一つもないんじゃない?