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【第245回】あなたは今誰かの夢を叶えているのかもしれません
ベンチマーク代表射場(いば)です。
先日お会いさせて頂いた方は、素敵な女性で70歳を過ぎて資格を取り、
自宅の一角に事務所を構え起業された方でした。
結婚後専業主婦をやられ、お子さんも自立され、
可愛いお孫さんまでいらっしゃり、順風満帆の人生に見えるその方が、
何故今起業されたのか純粋に興味が湧き
「なぜ起業されたんですか?」とお尋ねしたところ
「死ぬまでに社長になってみるのが夢だったの」と、とても素敵な笑顔で答えて下さいました。
その方は続けて
「あなたは良いわねぇ、私の半分くらいの年で起業して、羨ましいわぁ」と
仰って頂いたときにハッとしました。
私は昔から起業したかった訳ではありません。
むしろサラリーマン時代からやっていることもそこまで変わらず、
企業に組しているか、個人でやっているかの違いくらいに思っていました。
でも、私が今やっていることは、彼女からしたら「ずっと想い続けていた夢」だったのです。
そう考えたら、たくさんの事を気付かせてくれました。
「今自分が五体満足で生きていられることは誰かの夢なのかもしれない」
「今車に乗って移動しているのは、どこかの誰かの夢なのかもしれない」
「今この仕事が出来て生計を立てられているのは、誰かの目指した夢なのかもしれない」
そう思うと、「自分の夢も誰かが叶えてくれている」という事に気付くと共に、
「自分自身も誰かの夢を叶えられているのだから、その人ががっかりしないようにしっかりしよう」と
心が引き締まる思いになりました。
きっとあなたも「誰かの夢」を叶えているんだと思います。
お互い、出来ればその「誰か」をがっかりさせないためにも
ずっとヒーローでいられるようにカッコつけていたくない?