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【第845回】やってあげているのか?やらせていただいているなのか?
先日久しぶりに心がザワつくことがあり、建築材料を販売する営業マンの方とお話しする機会があったのですが、その方は営業マンではあるものの住宅や建築のことをとても勉強していらっしゃって、その知識を駆使して担当先の家づくりをお手伝いしているとのことだったのですが、しきりに「あそこの会社は俺が救ってやった」「あそこの誰それは俺が鍛えたやった」「あそこは俺が担当したから業績が伸びた」とおっしゃっていて、その度に器の小さいわたしはイライラしていました。たまにサムいコンサルでもこの手の人はいまして、人様の成果を自分の手柄として語る非常に厚かましい姿勢に「この人とはお付き合いしたくないし、この人とお付き合いしている会社が可哀そうだな」とさえ思ってしまいました。仕事がら弊社もクライアント様の「お手伝いをさせていただく立場」ではあるものの、成果が出たらそれは全て「クライアント様の手柄」なのです。「頑張った本人の手柄」なのです。どれだけジムのインストラクターが優秀でも、実際に歯を食いしばって筋トレして筋肉を付けた本人が凄いのです。株式会社BENchmarkはクライアント様のお手伝いを「してあげている」のではなく、お手伝いを「させていただいている」のです。しかも弊社に顧問依頼をしていただく方は「経営的に困っている人」が顧問契約を結ぶきっかけです。今でこそ2年、3年、4年先まで仕事が埋まっているクライアント様も、みなさん最初はどん底の状態で弊社と出会い、なけなしのお金と貴重な時間を預けていただいているのです。にも関わらず「やってやってる」や「あそこはわたしが助けてやりましたからね」とか調子こいて言っちゃう人が取引先にいるのであれば、その顧問先に「こんな人と付き合っていたら品が下がるから取引を停止したほうがいいですよ」とお伝えするかと思います。ただ、「俺がやってやった」と言う人に限って大したことないザコだし、本人も潜在的にそれが分かっているから自分自身で吹聴するしかないのかな?と思います。映画でも漫画でも、「あいつは俺が育ててやったんだよ」と言うキャラって大体ヤバいやつじゃない?