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【第148回】頑張ったからお金をもらえるのではない
ベンチマーク代表射場(いば)です。
コロナウィルスが猛威を振るい早くも一年が経過しました。
コロナウィルスが蔓延して少しした時、メディアである病院が取り上げられました。
「ボーナスを支払わない」
それに対して医療従事者の方々が一気に退職されるというニュースです。
最終的に病院側が「ボーナスを出す」というところで折り合いはついたのですが、
これは「雇用者」と「被雇用者」の考え方が違うことを露骨に知らしめた内容だと思います。
現場で第一線で働いている側からすると
「こんなに危険な状態で休まず、いつも以上のハードワークで貢献しているのだから給料が上がって当然だろう」
という考えがあったと思います。だからこそのボーナスカットはかなりショックなことは容易に想像出来ます。
ただ、これはあくまでプロセス重視の考え方です。
病院側としては
「コロナウィルス患者を受け入れると、今まで4人の患者を1人で看ていたものを
1人の患者を4人のスタッフで看なければいけない。だからこそ、売上(売上といって良いかは不明ですが)が
全然上がらない割に経費ばかりがかかって赤字になってしまい、資金が無いためボーナスを出せない」
といった結果重視の考え方です。
ここでお伝えしたいことは、現実は時には残酷で
「頑張った人=お金を貰える」ではなく「結果を出した人=お金をもらえる」なんです。
家で徹夜で没ネタを描きまくった漫画家がお金持ちになれますか?
手作りの作品をたくさん作った作家さんが、作った商品全部売れてお金持ちになれますか?
お金=プロセスとは決してならないのがビジネスです。
よく「こんなに頑張ったのに給料が上がらない」とぼやいている人がいます。
ただ、その頑張り「本当に成果が出た頑張り」なの?
どうせ頑張るのなら「成果が出る頑張り」にしていこうじゃん?
その為に戦略が必要なのです。