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【第88回】ご縁をお金で売るな
ベンチマーク代表射場(いば)です。
私は輸入商社時代、輸入の総代理店に勤務していたこともあり、
数多くの商流がありました。
念の為、商流とは簡単に言うと、
ポテトチップスをみなさん直接カルビーから買いませんよね?
カルビーがイオンに売る(正確には何社も経由してですが)、イオンにお金を
支払って消費者が買うということです。
総代理店やメーカーは問屋、販売店、代理店など色々なツテやコネを使って
商品を販売していきます。
販売店から紹介された先は、当然ながらその販売店経由で買ってもらわないと
いけません。なぜならせっかく紹介してくれた販売店に利益が落ちないから。
利益が落ちないということは、末永く応援してくれないということです。
サラリーマン時代、販売店経由でご縁を頂いた先から
「直接取引させてよ」と言われる場面が何度もありました。
直接取引した方が、間に会社を挟まない分購入先は安く買えるし
販売先も高く売れるからです。
ただ、ここが試されごとです。
目先の利益に走って直接取引に応じてしまった場合
必ず後々バレます。
そうすると「あそこはご縁を大切にしない」というレッテルが付きます。
それ以上に一番致命的なのは、あなたを一生懸命応援してくれていた先を
傷付け、不信感を持たれ、信用されないだけならまだいいのですが、
敵になり足を引っ張られることになります。
目先のちっぽけな利益の為に「ダメな人」「悪い人」と思われるのか、
たくさんの人に信用され応援され幸せを噛みしめながら営業をしていくのか?
選ぶのは一択じゃない?