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【第83回】数字とにらめっこすると…
ベンチマーク代表射場(いば)です。
「数字はウソをつかない」
皆さん一度はこの言葉を聞かれたことがあるかと思います。
これは「数字=結果」という単純な話ではありません。
試しに毎日数字とにらめっこしてみて下さい。
今日、誰が、どこに、何を、幾ら買ってもらって、利益は幾ら残ったか。
上記内容を一日5分から10分。慣れてくると1分もかからずざっと目を通すだけでも
十分です。
「数字とにらめっこする」ということは「数字を細かく分析する」ということです。
するとどうでしょう、数字からその営業マンの行動が手に取るようにわかるようになります。
例えば月¥100万の売上があるとして、
A君は1社で¥100万。
B君は10社×¥10万で¥100万。
これだけでA君は1社でガツンと売上を作るけれど、その1社に何かあればたちまち売上が¥0になる。
B君は地味かもしれないけれどコツコツと売上を作れる。リスクも考えられている。
B君は交通費も非常に少ない、限られたエリアをコツコツやっているのかな?
A君は交通費が以上に多いな、1社でしか売上を作れていないのにどこに行っているんだろぅ?
等々、数字を分析するとその人の行動内容はもちろんですが、人格、性格までも浮き彫りに
なってきます。
だから数字はウソをつかないのです。
営業会議で長々と報告を聞くより、数字を細かく分析して分析して分析した方が
圧倒的に効率が良い。
早い人であれば1ヵ月ほどで数字から「背景」が読み取れるようになります。
売れない理由をたらたらと並べている営業マンの皆さん、
売上が上がっているからと油断している営業マンの皆さん、
あなたがどれだけ上司にその場しのぎの報告を上手く出来たと思っていようが
数字を見れる人からしたら全部見透かされています。
逆にサラリーマン時代、私に数字の見方を教えて下さった当時の私が所属する会社の社長は
数字を見る能力が神様的でした。
当時まだまだ売上額が少ない私の売上数字を見て、当時の上司は「まだまだ足りん!」と
言われていたのに対し、社長からは
「射場君の数字を見たところ、コツコツ粘り強く営業をしていることが伺えます。
このままの姿勢が維持できれば当社幹部への道は近い。」と仰って頂きました。
コツコツ頑張っている営業マンの皆さん。今はまだ売上数字が少なくても、
あなたの頑張りは数字を通してちゃんと見てくれている人は分かってくれています。
その姿勢が維持できればスーパー営業マンの道は近いんじゃない?